北海道美術ネット別館

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2021年12月4日は1カ所。端野、美幌、網走で歩きすぎた

2021年12月05日 10時41分28秒 | つれづれ日録
 12月に入り、猛烈な気圧の谷が北海道を通過して各地で停電が発生するなどの被害が出ている中、ちょっと言いづらいのですが、オホーツク地方はおおむね平穏な空模様だったようです。雪もあらかた解けてしまいました。
 そこで、4日は仕事を完全に休んで、列車(一部路線バス)で北見市端野、美幌、網走を巡ってきました。

 このうちメインは美幌です。なぜかというと、美幌町が、オホーツク管内の野外彫刻調べで最大の空白地帯となっていたからです。

 ただし、今回の彫刻探しは、大いに疲れました。
 
 札幌彫刻美術館友の会が制作してアップしている「北海道デジタル彫刻美術館」で「美幌町」を検索すると、12点がヒットします。
 このうち、所在が分からなかったのが2点、記載のデータが誤っているのが8点でした。

 つまり、正しい情報が載っているのが12件のうち2件だけなのです(この2件はいずれも、分かりやすい位置に建立されており、かなり以前に現地で確認済みでした)。

 筆者も会員の端くれなのにこの事業にまったく協力できていない後ろめたさもあって、dis りたくはないのですが、とはいえこれはちょっとあんまりではないかと思いました。

 しかも、美幌町の野外彫刻をネット検索しても、ほとんどヒットしないのが現状です。
 北海道の野外彫刻をマメにアップしているブログ(「サバ奈子」「かけらを集める。(仮)」)が、さすがに美幌にまでは足を伸ばしていないためです。

 
 くわしくは、現在のろのろとアップしている「晩秋の旭川」シリーズの後で書いていくつもりですが、とりあえず、美幌町の野外彫刻巡りをしようと考えている人がいると困りますので(いないとは思いますが…笑)、要点を記しておきます。

・「荒野」「碧空へ」は記載の通り。

・「神謡のピリカ」は、美幌町役場前に現存(北海道デジタル彫刻美術館で「神話のピリカ」とあるのは誤り)

・「朝あけの道」は町民会館改築のため所在不明

・「像と犬」は、美幌町公民館という建物が現存しないため詳細不明

・「希望の像」は町民会館前に現存する。作者は砂川放光

・「ゴリラと狼」「いるかの親子」「ライオン?」「狼 2点」「河馬」とあるのは、題名も所在地もすべて誤り。所在地は「美富自然公園」ではなく、魚無川沿いの「せせらぎ公園」

・「輝け2世紀」の所在地は美幌町ではなく北見市端野


 以上です。
 このほか、記載されていない野外彫刻もありましたので、後日紹介します。

 網走市立美術館で見た大橋鉄郎展については、先にアップしたいと考えていますが、他の項目については、暮れから年明けになるかもしれません。


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