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なぜ東京オリンピック・パラリンピックが札幌の大通公園を長期間占有するのか

2021年05月04日 18時00分19秒 | つれづれ日録
 筆者はいまは札幌市民ではないので、先日(4月24日)に大通公園を見て、心の底から驚きました。

 東京オリンピック・パラリンピック2020のマラソン競技が行われるため、中心部の大通公園が占有されているというニュースは耳にしていましたが、これほどひどいありさまになっているとは思っていなかったのです。

 新聞やネットでは、芝生がはがされたことが主に伝えられていましたが、芝生はもともと人工的なものですし、後ではり直せば済みます。
 しかし、公園の外周を高い壁で囲い、市民の立ち入りを完全に禁じているのは異様な光景です。

 東京五輪って、何様?

 大通公園は札幌市民の憩いの場です。
 それをイベント会場として使うことについては、以前から批判があり、だからこそ、北海道マラソンもYOSAKOI ソーラン祭りもミュンヘンクリスマス市も、準備期間は数日で済ましてきました。
 おそらく最も長期間公園を占有するのはさっぽろ雪まつりとその準備でしょうが、大雪像は2、3日で造れるわけがないので、長期の占有に文句を言う人はいません。雪まつり準備中は、ほとんどの丁目が立ち入りできなくなりますが、各丁目の出入り口に結界と看板が出るぐらいです。
 今回設置された壁は、度を超しています。

 しかも、五輪って、真夏ですよ。
 なんで4月から封鎖する必要があるのでしょう。
 五輪の委員会って、北海道マラソン実行委やシティジャズ実行委の数十倍無能で、準備作業に時間がかかるということでしょうか。

 そもそも、マラソンと競歩は、べつに札幌から
「こちらでやります」
と希望したものではありません。
 東京が暑すぎるからといって、押しつけられたものです。

 押しつけておいて、やれ新川通は退屈だとか文句をつけて、挙げ句の果てに長期間封鎖ですか。

 北海道や札幌をバカにしすぎじゃないですかね。

 この常軌を逸した壁を見て、筆者はあらためて思いました。

 五輪はやめてください

 どうせ、新型コロナウイルスの感染拡大を止める能力も意欲も無い国に、できっこないんですよ。


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