北海道美術ネット別館

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2022年8月7日は10カ所

2022年08月09日 09時09分09秒 | つれづれ日録
 8月7日は終日、自家用車で札幌市内のギャラリーを巡りました。
 公共交通機関を利用することの多い筆者としては、わりとめずらしいといえそうです。
 駐車場代が高くつく中心部は前日の6日に回っていたので、郊外を訪れるのに車を使ってみました。

 茶廊法邑(東区本町。櫂展、~12日)

 これは全然ノーマークでしたが、全道展会員7人による力作の絵画ぞろい。
 あとで別項で書きます。


→アトリエ・ポム(南区藻岩下。小山耕一作陶展、8日で終了)

 北海道陶芸会の顧問でもある東京の陶芸家。
 ピンク色がまばゆい器が並んでいました。
 ギャラリーの人2人と、テーブルで飲食していた親子連れに見られて、やや場違いなところに来てしまった感がありました(苦笑)。

 

 盤渓地区を通って西区へ。
 お昼になったので、平和の「M」でそばを食べました。大もり870円。
 真っ白い、のどごしの良いそばです。

 ギャラリー巡りを続行。

→西野神社(西区平和。おがさわら・み蔵作品展。~11日)

 83歳のベテラン木彫家。
 もう何度も見ていますが、これだけの広いスペースに並ぶのはそうそうないので、後ほど別項で。


→浄国寺(西区山の手。HASU展、~16日)

 

 岡本和行さんのハスの花の写真展かと思っていたら、他の人の名前が写真の下側に書かれていました。
 画像の建物は、写真展が開かれている本堂。お堂の中にざっと100点。


→Gallery Retara(中央区北1西28。下沢敏也展 Re-birth 2022[沈黙の栖]、~14日)

 札幌の陶芸家。力のこもったインスタレーションになっていました。
 別項で書きます


NOTHING(中央区北3西26。TRINE、8日で終了)

 ノーマークでしたが、おもしろかったです。
 いすなどを作るユニット「621」、ガラスをメインに正方形の皿やピアス、箸置きなどを手がけている「blue period」、真鍮や銀などでアクセサリーやコーヒースプーンなどを出していた小林優衣さんの三者による展覧会で、万華鏡やモビールなどの合作もありました。
 若手らしくシャープで個性的な造形がすばらしかった。また見たいです。


→カフェ北都館ギャラリー(西区琴似。小野州一展、8日で終了)

 小野州一さんはパリ在住の長かった画家で、晩年は富良野のアトリエで絵筆をふるった画家。
 歿後20年ほどになりますが、軽妙洒脱な画風がなつかしいです。

 ここで漫画「ブルーピリオド」4~6巻を熟読。
 おもしろいなあ。


→ギャラリー門馬(中央区旭ケ丘。ままならぬまま 葛西由香、~14日)

 葛西さんご本人と久しぶりに会いました。
 もちろん、別稿で。


→ギャラリー創(中央区南9西6。今井龍満個展~偶然を生きるものたち、~14日)
→道新ぎゃらりー(中央区大通西3。竹津昇水彩画展 ORIGIN 原点回帰、~9日)

 バスや地下鉄でまわるのと異なり、時間が前倒しになり、この日初めて駐車場代を払って大通公園地下のパーキングに車を入れました。
 竹津さんは、久しぶりの大きな個展。
「原点回帰」というタイトルから想像されるように、近年取り組んでいた段ボールを用いた作品はなく、1990年代から近年までを振り返った回顧展的な構成でした。ノボシビルスク(ロシア)など海外に取材した作品がわりと多かったです。
 最新作「屋根裏」はM150号相当の、水彩としては超大作。畜舎2階の、わらのにおいや、漂うほこりなどの感覚までが伝わってきそうな、力作でした。

 学校教諭を退職したのを機に開いた個展といえそうですが、今春から3校で引き続き講師を務めており
「思ったより忙しい。ぜんぜん絵を描く時間が無くて」
と苦笑していました。


 ここで時間切れになりましたが、市資料館と市民ギャラリーに行くのを忘れていました。

 これで8月は計23カ所。


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