まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

犬も子も 猫も遍路や 梅の花

2010年01月17日 | 歴史
 今朝も霜の朝にはなったけれど、空気は冷たくもないし、風もほとんどない。そうは言っても・・・朝の間は寒そうに思えて・・・ぽちの散歩も・・・8時過ぎにならないと外に出る勇気は出ない・・・。

 

 で・・、散歩が終わると・・・「今日はリベンジやな・・」という気になった。暖かいし、天気もよさそうだし、風もほとんどないし・・・ということで。デジタル一眼レフも機嫌が戻ったし・・・。というか・・・こんな日に我が家にいてもなぁ・・と思ったし。今日はけいこばぁがいるので、お勉強の邪魔をしてもよくないと思ったし・・。

 

 だから・・昨日と同じように屋島山頂に上がって・・・屋島寺に入ったのだ・・・。で、おもむろにデジイチを構えたら・・・。カメラが動かない・・・。「なんじゃ、これは・・。」

 よほど、私はお寺に嫌われているんじゃろうか・・。先ほど・・というか、家を出るときにはきちんとカメラは動いたのに。画像もばっちりと残ったのに・・。原因は・・・電池切れらしい・・・。単三の乾電池が消耗してしまったのらしい・・・。でも・・屋島寺内にはお店はないし、売店もない。

 で・・手持無沙汰だから・・・おみくじを引いてみた。100円硬貨を入れると・・自動販売機みたいにおみくじが一個・・転がり出てくる。この「おみくじ」も「おみおつけ」みたいに・・「くじ」+「御(み)」がついて「みくじ」、それにさらに・・「「御(お)」がついて・・「御御籤」で・・「おみくじ」になったものらしい。

 その・・「おみくじ」では・・「大吉」・・。どこがやねん・・。電池がなくて困ってるんやけれど・・。

 「デジカメの 電池なければ ただの箱」・・・。仕方がないので・・・屋島寺の宝物館に入った・・。ここも初めてではないのだが、せっかく来たのだからと入ってみた・・。屋島山頂に見るべきものはないし、水族館をのぞいても仕方がないし・・・。あ・・、これらの写真は・・コンパクトデジカメでの撮影になっている。だから・・全く・・写真がないということではない。

 

 拝観料はおとな500円。館内は撮影禁止だけれど、撮影するようなものもないし、電池のきれたデジカメでは役に立たない・・・。館内には重要文化財クラスの仏像がずらりと並んでいる。さすが・・屋島寺やなぁと思うようなものばかり・・。

 二階には源平の絵巻物とか屏風とか・・源氏の白旗とか・・刀ややりとかを展示してある。ま、すごいものらしい・・・。価値はよくわからんのだけれど。

 で・・お寺を出て・・みやげもの屋さんで尋ねてみるが・・乾電池は置いていないという。それじゃだめじゃん・・・。よほど・・私はお寺には縁がないのかも知れないね・・。

 そこで・・・時間になったもので・・うどん屋さんを探して走った。今日は・・日曜日だからなぁと思ったが、牟礼町の「大木戸」さんが開いていたので入ってみた。

 

 で・・店内のメニューを眺めてみるが・・・「しっぽくうどん」はない。釜揚げも湯溜めも食べたしなぁ・・と悩んだけれど・・タダの「かけ小」のみになった・・。210円。あっさりとしたものだ。ネギが入っただけのうどんに、天かすを乗せ、削り節をすくって乗せて、おろしショウガをひとすくいして乗せ、ゴマをすって乗せて・・・できあがり。

 

 麺はつるつるでなめらか、やわらか・・。お出汁はまろやかで・・全部・・飲み干してしまいたいほどのお味・・・。ま、全部・・飲み干してしまうのだけれど・・。地元密着型のお店はこうでなくちゃね。特に・・ああだ、こうだというおうどんではないし、行列ができるほどのお店でもないが・・こういう素朴な味がたまらない・・・。

 

 さて・・、リベンジのリベンジで・・五剣山八栗寺にもやってきた・・・。で・・・、マイカーの中でデジカメの電池を確認したら、ちゃんと動作するものだから・・予備の乾電池も持たずに・・・山道を登ってきた。今日は・・・ケーブルカーなしで登山をしながらダイエット。

 登り坂の遍路道はきつい・・・。はぁはぁ・・ぜいぜい・・と大息で登って来て・・・カメラを取り出すと・・・動かない・・・。「なにぃぃ・・。どうぅなってるん??」よっぽど、私はお寺に嫌われているのかしらん・・・。

 

 で・・・境内を駆け抜けて・・・ケーブルカー乗り場の売店に走ったのだけれど、乾電池は置いていない・・とのこと。参道わきの土産物屋のおじさんに目が会ったもので、「おじちゃん、乾電池の予備・・ないかなぁ・・」というと、家庭用の乾電池を探してくれた。単三の四本入りのパックを・・・いくらで売ろうか・・というので、「250円」て、買ったのだけれど・・、わずか・・十枚くらい写しただけで・・電池切れになった・・。

 普通の家庭用の乾電池では・・デジタル一眼のバッテリーにはならんのだろうか。それとも・・カメラ自体がおかしいんやろうか・・・。わけのわからぬままに・・・境内を歩いたものだった・・・。

 

 このお姐さん・・。お線香の煙を身体に受けているの・・。お線香を身体に浴びるとおかげがあるのだそうだ・・。それって、本当なん・・??。頭にかけると・・頭がよくなる・・。肩に浴びると肩こりが良くなる・・。腰に浴びせると腰痛が治るって・・・。ふーーん。そういうのんは・・よくわからんな。線香の煙を浴びても・・美人にはならんと思うけれど・・・。お大師さんに文句を言うつもりはないけれど・・。

 

 そういうことよりも・・・私の興味を引いたのは・・これ。これって・・何なん??

 ま、大根だってことはわかるんだけれど、このあたりの・・狛犬の台座とか、灯篭の台座に・・この大根のマークが刻まれている・・・。こういう・・彫刻はここだけでしか見られない・・・。なんていう意味なんだろうかね・・・。

 昨日も書いたのだけれど、四国霊場も広いのだが、ここは・・一面・・特殊な札所、特殊な霊場だなぁと思った・・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

【合唱】雪やこんこ 降りつむ里の ねぎの青

2010年01月17日 | 自然
【合唱】雪


 童謡が懐かしく感じられる年頃になった・・・。そしてまた・・こどもの頃が思い出される年代になった・・・。

 今から・・・50年も昔には・・・我が家はすっぽりと雪に包まれて・・・30センチも40センチもの雪が降って・・・真っ白な世界になったもの・・・。障子の向こうはすべてのものが雪の下・・・。

 暖房というものはなくて、土でできた火鉢に炭火がぽつんとあるばかりで、そこにこどもたちが集まってふるえている。手や顔だけが暖かくて・・・背中は冷たかったことを覚えている。それでも・・・家族はあたたかったように思い出す・・・。

 当時は・・・水道なんてないものだから・・小川の水をバケツで運んできて生活をしたが、お風呂には・・そのあたりの雪を投げ込んで・・それを沸かして水にし、お湯にした・・・。沸かしすぎると・・・はだかのままで雪の中に飛び出して・・・雪を風呂に投げ込んだりして・・・。

 貧しかったけれど・・・豊かで楽しかった毎日だったような気がする・・・。

じゃぁ、また。

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