まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

借り物のいのち尊し蝉の声

2021年07月28日 | 時には日々是日

 28日のさぬき市地方は高気圧に覆われて晴れる見込み。気温は25度から33度、湿度は88%から66%、風は1mから3mの北の風が少しばかり。明日の29日のさぬき市地方は、引き続き高気圧に覆われて晴れるらしい。

 

 102/59/79 36.5c-98% 61.3Kg 25c-33%-1003hPa 体調に変化はない。

 

 朝の間は「旧へんろ道」の確認と調査。その資料作りやら下調べやら。分厚い白鳥(しろとり)町史をスキャナーで読み込んだり取り込んだり・・。

 

 昨日の「下星越峠」には、出店というか店屋さんや宿屋まであったらしい。それだし、福栄地区の出征兵士たちもこの峠で壮行会や祝賀会をして送り出した所という。あれから80年、新しい道路が開通してからすっかりと、その面影は消えてしまった。

 

 航空写真で見ると、峠道らしき痕跡が見えてくる。戦後になってから、新しい国道が出来てからはバタリと客筋、遍路客が激減して峠道はあっという間に草や雑木や竹藪に呑み込まれてしまったらしい。この下側にある「鞍谷大師堂」の反対側には「聖天神社」があったらしい。

 

 しかしのかかし、この近くに「聖天神社」というものがあるはずだけれど、こんな大きなものが見つからない。こんな建物ならば見逃すはずはないのだけれど。

 

 だから、聖天神社を探しにでたのだけれど、途中で気が変わって、「相生駅直行道」を探しに出たのである。紫色が昨日のコース。赤が今日のコースだけれど、途中からへんろ道らしくないコースに進んでしまった。「四国のみち」に沿って走ったのだけれど、全く、へんろ道にはふさわしくないような道になったし、高速道路の工事でさっぱりと見事に整備されてしまっていた。これはアカンでぇ・・と、途中でやめて戻って来た。

 

 どうせならば、この緑のように歩けばもっと楽に歩けるのになぁと思ったが、それは事情を知らぬ者のたわごとかも知れない。

 

 途中にこんな標識があるので、これらを見逃さぬようには走ったのだけれど、車だから、いくつかは見逃して走ったかも知れない。

 

 途中には、このような荒寺や廃寺が何カ所かあった。この四国のみちは、こうした景色も見せているのかも知れない。

 

 この向こうにもお堂のようなものが見えているが、イノシシよけの電気柵で囲ってあって迂闊には入れないようになっていた。

 

 「今日のお昼はおそうめんね」と言って奥方は出掛けたが、ありきたりのそうめんでは面白くないと、野菜サラダ風イワシの味噌煮そうめんにしてみた。それに野菜サラダ付きである。これで栄養満点のパワー充填。

 

 今日の掲示板はこれ。「人の背中は見えても自分の背中は見えない」というもの。いつもの赤松先生のお寺の掲示板から。他人の欠点はよく目につくものだが、自分の欠点となると、なかなか自分では気づかない。それが証拠に、他人の欠点を指摘する人はかなりいるが、自分の欠点に気づいている人は多くない。昔から「人のふり見てわがふり直せ」とよく言われるが、なかなか実行できないのが現実のようである。それにしても、他人の欠点を見つけ、指摘したがる人は随分といるものだ。その場にいない人を話のタネにするのがよほど楽しいのか、何人か集まると必ずと言っていいほど、欠席裁判が始まる。特に政治家や有名人をこけにしたがる輩は多い。こうして、次から次へと他人の欠点ばかりを並べていくのである。こういうタイプの人に限って、自分の欠点には目を向けようともしない。自分の欠点は棚に上げておいて、人のアラ探しをして、それを口に出して共感を呼ぼうと必死になるのだ。そうして自分のプライドを守ろうとしているのに違いない。

 

じゃぁ、また、明日、会えたら、いいね。


ツイッター

<script type="text/javascript" src="//platform.twitter.com/widgets.js"></script>