まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

蓮の花 切る人もない 寺の沼

2016年07月21日 | 今週も俵札調査

 さぬき市地方は高気圧に覆われて概ね晴れていた。気温は23.7度から30.1度、湿度は88%から68%、風は1mから2mの東の風が少しばかり。明日の22日は、引き続き高気圧に覆われて概ね晴れる見込みらしい。

 

 すっかりと夏らしくなってきて、太陽に照らされても暑くない、さわやかな朝になった。梅雨の間には床下や私の車の下に潜り込んで動かなかった迷犬ごんも、今朝は散歩に行こうよと「ごんダンス」をやって誘っていた。

 

 鎖も首輪も外しているのに、自分で二本足で躍っているのである。

 

 で、今日も粛々と遍路札のデータ入力を続けている。私の担当の「田淵家」のデータは2,400件。とにかく、これを全て確認して入力しなければ次のステージには進めない。来月の8月にはお盆も講演会も法話会もある。とにかく、目の先の遍路札をやっつけないことにはどうにもならん。讃岐弁だと、「じょんならんのやがな・・」とでも言うのだろうか。

 

 で、朝の5時起きをして、朝ドラが終わるまでに1,401から1,500までを投入しておく。時期的な流行でもあったのか、今日のデータ群には、願文(天下泰平・国家安全など)が少ない。その代わり、年代の後に「旧三月吉日」などの月が入ることが多くなった。この逆のパターンも多かったのだけれど。

 

 データ投入が一段落すると少しばかりお出かけ。パソコンばかりを叩いているわけにはいかない。じっと椅子に座ってばかりいると血液が足に溜まってきて、足がむくんでしまって、エコノミー症候群のようになってしまう。

 

 そういうことでやってきたのが、高松市西植田町にある「花の寺・勝名寺」さんである。もう、すっかりとアジサイの花は終わったみたい。

 

 今日のお目当てはこちらの蓮である。今日は平日のせいか、アジサイが終わったせいか、誰もカメラを提げた人はいなかった。

 

 蓮にだって、種類というか古代蓮とかインドハスとかアメリカハスとかあるのだろうけれど、これまた、どれを見てもわからん・・・。また、ここに名札を付けて頂いても、振り返ったら即座に忘れてしまうのだろうけれど。

 

 ♪~咲いた咲いた 古代蓮の花が 並んだ並んだ 赤白黄色 どの花見てもきれいだな~。程度のもの。知識も教養もはなから持ち合わせてはいないのだ。

 

 今年はアジサイも最初に一回だけ見ただけで、なんだかんだと、ここもご無沙汰。今度は萩の花の咲く頃だろうか。ま、ともかく、蓮の花が見られたのでほっとしたもの。でも、生き物を育てるというのは大変なことだなぁと思うばかり。

 

 ふと、気がつくとイネの花が咲きだしているし、

 

 こちらではもう、かぶいている。お盆あたりには収穫できるのだろうか。

 

 今日の掲示板はこれ。「どんなに辛くても生きること 幸せだけの世界はどこにもない」というもの。これもまた、昨日と同じ町内の善楽寺さんの掲示板から。これはまた、なんとも突き放されたような厳しいお言葉であるが、時には「どうして自分はこんなに不幸なんだろう」と考える時がある。人からは幸せそうに見えても、本人にとっては辛い思いをしている時もある。でも、誰しも、楽しいことばかりが続くわけではないし、自分一人だけが辛いわけではない。それぞれに、皆、辛いことも楽しいことも抱えて生きているものである。辛いことがあるからこそ、それを乗り越えて、初めて幸せがわかるということもあるもの。やまない雨がないように、やまない風がないように、どんなに雨が降ったとしても、いつかは降りやんで晴れて来るもの。それと同じように、今は辛くても、あきらめずに生きていれば、きっと幸せにめぐり合うことだろう。楽しいことに出会うことができるだろう。

 

じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。



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