まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

草深い 道案内の 秋あかね

2009年10月17日 | 自然
 朝は肌寒くなってきた昨今です・・・。

 自動車の車検に似たもので、船には・・船舶検査というものがあるわけで・・。で、その船舶検査は六年ごとで、その間の三年目に・・中間検査というものがある。「あかつきⅡ」を買ったのが・・平成15年の12月で、その時に第一回目の船舶検査が行われたんだけれど、これは・・マリーナがやってくれたもので、問題がなかったんだけれど、今度は・・個人で手続きをしないといけない。そういう事情が全くわからんもので、先輩の自治会長さんに相談に行くことにしたってわけだ・・・。

 

 で・・九時半のフェリーに乗ってさぬき広島に向かったってことで・・。で・・十時過ぎに島に着いたので・・・昼飯前に島をぐるりと回ってみた・・・。この日は大潮ということで、期待をして島に向かったんだけれど・・。

 ところが・・どうしたことか・・・フェリーの着く江の浦港にも、その周辺の堤防から埋立地から・・・ものすごい釣り人がいる・・。しかも・・・ルアーを振り回す若者が多い・・・。

 広島の甲路という港の周辺で・・・太刀魚が釣れているのは先週にも聞いたけれど、その影響かどうか・・・その周辺の海岸線には・・・若者がいっぱい・・。中には投げ釣りをする年配のものからさびき釣りのおばちゃんから・・・堤防という堤防・・埋立地の足場のいい場所には・・・ズラズラズラ・・・と釣り人が並んでいる・・。

 

 それではと・・その合間の空いた場所で投げ釣りをやってみたが・・誰もいない場所というのは・・・釣れない場所みたいで、全く・・魚は相手にしてくれない・・。エサもなくならないのでは・・・全く・・魚がいないってことらしい。

 で・・仕方がないので・・・昼食を食べて・・・釣りざおとか釣り用具なんぞを整備して・・再び・・出かけてみたが・・・、あれほどにいた釣り人は・・昼食のためかみんなが引き揚げて・・今度は・・ほとんどがいなくなっていたが、今度は・・みんなが釣ってしまった跡みたいで・・・全く・・魚影もあたりもない・・。お祭りの後のお宮に行ったみたいなもので・・・紙屑が散乱するばかりだ。

 

 その・・肝心の自治会長さんは・・ご近所のお葬式だからと島を出ていて、夕方でないと戻らないという・・。だから・・島を歩いてみた・・。少しは歩かないと・・夕食がおいしくない・・。

 先週に・・島のおばちゃんの言うてた・・「食べたい時に食べて、寝たい時に寝て、起きたい時に起きて・・くよくよせず、イライラせんかったら、病気はすぐに治る・・・」という言葉が印象に残っていたので、そういう風に生きたいものだと、江の浦という集落を丹念に歩いてみたってことだ・・。

 

 我が家では・・ほとんど見ることのないテレビの民放放送を見ながら・・早めのお風呂、早目の食事・・・休憩したあとで、お風呂に入り、二次会をしながら・・のんびりとする。

 夜の八時半ごろに自治会長さんがやってきて、地デジの説明会のお話から、島の道路行政のお話などと進み・・・、河川の改修工事にとお話は進む・・。そこへ割り込んで・・・船舶検査のお話に切り替えて・・・。

 ともかく・・車検も同じことやと思うけれど、車検は自動車屋さんにお願いして、何が必要で、どういうことをしないといけないのか、一般の人は知らないように、船舶検査もマリーナ任せで、いつ、船を購入したものか、どういう検査をしたのかを知らないわけだし、検査証やら船舶検査手帳なんぞというものを見たことがない訳だ・・・。

 この・・海図だって・・今までは船に乗せたことはないが、海図は船に載せていないといけないらしい・・。

 

 ま、救命胴衣や救命浮輪の数の確認と、それに定係港名・船名を記入すること・・なんぞの注意を受けて・・・。検査用の書類の書き方とかなぞを教わって・・・。

 でも・・今まで・・何もせずに・・船舶検査はパスしてきたのにね・・。

 そんなんで・・・秋の夜は更けて行ったてわけだ・・。なんともはや・・頼りない船長さんやね・・。 

じゃぁ、また、明日・・。

むかご蔓 洗濯物の 籠の中

2009年10月16日 | 自然
 朝夕はすっかりと肌寒くなって・・いよいよ・・毛布が用意されるようになった。しかしのかかし・・、さすがに毛布は夜中は暑い・・・。蹴っ飛ばしてしまっていて・・朝方には慌てて・・毛布を探したりしているようだ・・。

 今日は・・奥方のけいこばぁがお休みなもので、お買い物に行くというので・・中途半端な一日・・。スーパーが開店になるまでは自宅でお勉強・・。

 

 ぽちの散歩や朝のウォーキングを済ませてから朝食。その後はブログの整理やらメール確認やら・・。HP(ホームページ)の更新やら・・。

 この10月も半分は終わったけれど、後半の予定は・・こちら・・・

 で・・11月も週末はほぼ・・予定が詰まっていて・・、それはこちら・・・。

 また・・咸臨丸子孫の会の会長さんだか、事務局長さんだかがおいでになる様子。塩飽本島の文化祭に合わせて来訪されるみたい・・。お出迎えしなくちゃね・・。

 

 で・・産直市場でお野菜を買ったり、スーパーでぽちのドッグフードやらなんやらを買ったりして・・・。そのついでに銀行にも寄ったりしながら・・・、奥様のお買い物のアッシー君(いまどきは、もう、こんな言葉・・ないのやろか・・)。

 で、たまたま・・・入ったうどん屋さん。けいこばぁは・・セルフのお店が嫌いなんだそうで。だから・・一般店にしか入らない・・・。セルフのお店のあわただしさというかせっつかれるような気分がいやなんだそうだ・・。

 一方・・私は・・・じっと待たされる束縛感がいやで・・・セルフのお店がなじみなんだけれど・・。

 

 で・・、このお店は・・「ぶっかけうどんの池田」とか書いてあるので、ぶっかけうどんがおいしいらしいので入ってみた・・。あ、ここは初めてのお店ではないのよ。何度も何度も来てるのだけれど、それこそ・・「一期一会」みたいなもので、その回、そのたびに・・新鮮な気持ちになるもの・・。

 釜から上がるまで・・・10分ほどお待ちください・・・というてたけれど、温い麺に大根おろしを乗せ、生醤油をかけると・・・ほんわかとした贅沢感・・・。麺は柔らかくて口当たりがいいのだけれど、その実・・コシがあって・・しっかりとした麺・・・。さすがやなぁ・・と思った・・。

 けいこばぁとさっちゃんは「かけ小」を注文したが、麺は同じようなもの。かけ出汁がまろやかで・・・くせのない・・つやのある味だった・・・。

 

 おいしいおうどんを食べた後は・・午後からもお勉強・・・。けいこばぁは「介護福祉士」のお勉強、私は・・「地方仏教史」のお勉強・・・。

 夕方には・・ぽちの散歩と私のウォーキング。そろそろと・・、来年のお正月の「百々手神事」のための・・弓の練習やら、そのための・・体力増進をやっとけよ・・と言われたもので・・・その前の心構えかな・・。

 

 正式の弓道の距離だから・・・28mだかの先にある・・30センチほどの的にまで・・・矢が届かないのでは・・厄祓いにならない。だから・・的に届くくらいな体力は準備しておかないといけない・・。

 ま、そういうことやら、船舶検査とかの打ち合わせのために・・明日からまた、さぬき広島に行ってきますね・・。

 

じゃぁ、また、来週、会えるといいね。 

ほのかなる 香りかざして 金木犀

2009年10月15日 | 自然
 四泊五日の島の生活から戻ると、ブログだのHPだのの更新作業に追われる・・。

 それが終わって寝たのは22時過ぎだったけれど、今朝は・・六時半過ぎには起きてしまった・・・。我が家だと・・ゆっくりとは寝ていられない・・。

 ポチの散歩だのコイやメダカの世話なんぞもあったりして・・。それだし、今日はお不動さんのお掃除の日だとかで・・。母の代理で・・お掃除のお手伝いなんぞも・・・。

 

 お不動さんの境内の金木犀も花盛りだし、我が家の金木犀が今こそ盛りだぞ・・というように咲き誇っている・・・。

 朝は・・・メール確認やら・・メールへのお返事、幾つかのブログの内容確認・・、コメントへのお返事とかを書いたりして・・。

 その後・・山の旧宅に行って、自家水道の復旧作業。この前の雨で・・ホース類が流されてしまったので、その復旧だ・・。

 

 前にも書いたと思うけれど・・、50mのホースで川の水を引いてきて、それを一時、タンクにためて・・、それをさらに50mのホースで、ここまで引いてきている・・。飲み水には適さないけれど、洗いものとか、お墓用の水として使ったりするためのもの。時には手足を洗ったり、顔もあらったりする。要するに飲まなければOKなんだ・・。

 

 山の旧宅周辺も草まみれなんだけれど、今日は・・草刈りは勘弁してもらう・・。島で草刈りだの・・お神輿をかついだせいもあるのだろうけれど、なんだか・・・身体全体が筋肉痛・・・。六十を過ぎると・・身体が変わってしまったような気持ちになるね。たぶん、気分的なものもあるのだろうけれど。

 ここを・・乗り越えるか、乗りきれずにばててしまうか・・みたいな境界線なのかなぁとは思ったりする・・。なにせ・・、会社に行くという・・大きな目的がなくなった分だけ・・こころに隙間ができたのかも知れないね・・。

 ま、「ご近所のお寺さんめぐり」も・・そろそろ大詰めを迎えて、あとはドキュメント化、データベース化する段階なんだけれど、そういう部分になると・・・あきてしまう・・。困ったもんだ・・。

 

 そうそう・・、ゴンさまを動物病院に連れて行ってきた。今は強心剤を飲ませているんだけれど、食欲もあるし、倒れることもない・・。さらに二週間・・強心剤を飲ませて・・・、その後、駆除剤を少し飲ませるのだそうだ。10月分として。それで・・・問題がなければ・・・11月分として、少し増量して駆除剤を飲ませる段取り・・・。それで・・今年の治療はおしまい。あとは・・来年になるらしい。一度に・・・駆除剤を飲ませると・・ショック死するのだそうだ・・。

 

 今日のお昼は・・・さぬき市長尾西の・・「おかだ食堂」で、いつもの「かけ小」をお願いした。ここは一般店で、テーブルで待っていると注文をとりにくる。そこでオーダーすると、おうどんが運ばれてくる。かけ小で・・170円だった。セルフのお店よか安い一般店だ・・。

 

 いよいよ・・10月も半分が終わって、2009年も残り少なくなってきたというもの。そろそろ・・今年の総括をして、来年用の年賀状のプランも考えなくてはいけなくなってきたね。なんだかんだと言いながら・・月日の流れの速さに驚くばかりだな・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。 

やわらかき 土を目指して 木の実落ち

2009年10月14日 | 自然
 我が家に戻ったらのならば、ゆっくり寝ていよう・・・と思ったけれど、あちらこちらで、朝早くから物音がして・・寝ていられない・・。みんな・・・早起きで困る・・・。

 散歩に出たときに見た・・・朝の雲・・。すっかりと秋らしくなったし、肌寒いものだから・・セーターなんぞを羽織ったりした・・。なんだかんだと言いながら・・自然は・・冬に向かって動いているんだ・・。

 

 ポチの散歩も久しぶりだし、メダカやコイのエサやりとかの日常の作業をこなしてから、お休みしていたブログの更新とかをやっておいてから・・。

 船舶検査の手続き費用の振込とか・・、書類の作成とかをやっておいて・・。

 
 

 この検査費用が・・約2万5千円ほど・・。検査場所はさぬき広島の江の浦港。漁業協同組合さんに事務手続きはやってもらうことにした。

 それから・・市役所で・・住民票を取って、今度は・・船舶操縦免許証(二級特殊)の更新手続き・・・。これは即座に・・郵送しておいた。しかしのかかし、この免許証の有効期限は・・・平成22年8月6日までなのになぁ・・。早いこと・・案内がきたものだな・・。

 

 その後・・・早い昼食のおうどんを食べて・・。

 

 三木町にある「寒川:さんがわ」という・・」セルフのお店で・・かけ小(180)+チクワの磯辺揚げ(100)で・・280円の昼食・・・。ここも有名店で・・12時を過ぎると行列ができる・・。県立三木高校の裏手側になるのかな・・。

 ま、そういう事情があって、私がうどん屋さんに入るのは・・ほとんど、11時過ぎばかり・・。12時あたりは敬遠モード。あとは・・13時過ぎから・・・。讃岐にいて・・・行列してまでおうどんを食べたいとは思わない・・・。

 

 そうそう・・しわくさんがブログに書いていた・・パンフ・・・。コンビニとかに置いてあって、ご自由にお持ち帰りくださいっていうパンフレットだ。

 丸亀市内のおうどん屋さんとか骨付き鳥のお店も紹介されているもの・・。さすがに・・お肉は食べないもので・・(とはいうても、何度も食べてはいるのだけれど)、骨付き鶏はごめんなさい・・・だな。

 午後からは・・・屋島の娘のおうちのお留守番に行っていて・・・。島から戻っても・・・忙しいことですわ・・。

  

 それはそうと・・、この前に亡くなった岡山のおばさんだ・・。私が娘家族と高知へキャンプに行った日が・・ご法事で、おばさんが亡くなった日が・・私が肺炎になって県立病院へ行った日で・・・、今度は・・・塩飽史談会の佐柳島研修の日に、四十九日の法要だと・・・。どちらが優先かとなると・・・。これまた・・・頭の痛いことで・・・。

 佐柳島研修に参加・・・というハガキを投函してしまった後だからな・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

里芋が 玄関にあり 叔母の顔

2009年10月13日 | 自然
 またまた・・七時半まで寝てしまっていた・・・。

 けれど、今日には戻らないといけないと思いつつも・・なかなかに立ちあがれない・・。筋肉痛かね・・。お神輿とかを担いだりしたものだから・・・。

 今日は・・・燃えるごみから生ゴミから空き缶からを片づけないといけない・・。帰る日は忙しい・・・。洗濯物も片づけないといけないし、冷蔵庫の中も整理しておかねばならないし・・・。

 

 ノート・パソコンなんぞ・・立ち上げたきりで、ほとんど何もすることなく・・撤収だな・・・。でも・・、手元にデータや資料がないと・・不安で仕方がないのは事実・・・。メモ帳みたいなものが入ってるってことだし、住所録とか電話帳だとか・・。狛犬の資料から高見・佐柳島なんぞの資料も入ってるもので・・・。

 使わないけれど、いつもそばに置いておきたいものばかりなもので・・。

 

 これは・・広島の立石浦にある・・「尾上家住宅」江戸時代末期の廻船問屋で栄えたおうちの旧宅やね・・。今は・・無人になってるけれど、いまなお多くの見学者が訪れるところ・・。

 その周囲を・・地区の人が草を刈ったり、竹を切ったりして整備をしている・・。そういう・・運動が・・今・・話題になっていて・・。我が家の近くのキャンプ場もきれいに草刈りされているし・・。

 

 私も・・身体がなまってしまうから・・たまにはそういう運動にも参加したいのだけれど・・・、考えてみれば・・我が家の草刈りができかねているのが実情だしね・・・。山の旧宅とか・・、この山の家とか、島の家とか・・・。それらをほっぽり出しても迄もはできないことだしね・・。

 

 で・・10時45分だかの高速艇で島を出ることにした・・・。島に来るときには元気いっぱいなんだけれど、島から出る時には・・・なんだか力が抜けきっているように思う・・・。

 で・・元気が溜まったら・・・というか、不満がいっぱい・・溜まったら・・また、島に行きたくなるっていうことらしい・・。

 

 今日は・・久々に・・・丸亀市平山の・・「麺処 綿谷」でおうどんを食べた・・。さすがだなぁと思った・・・。麺は・・・最高だわ・・・。

 そんなんで・・島から戻りましたので、また、平常更新の日々になると思う・・・。また、何が起きるかわからんのだけれども・・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

どんぐりが 落ちてお宮に 巫女の声

2009年10月12日 | 民俗
 宵宮のお神酒が過ぎたのかしらんけれど、夜中に頭がズキズキしていたように思う・・・。飲みなれない日本酒を・・湯のみに何杯か頂いたような・・・。

 島の駐在さんの素朴なボケと、島のうどん屋さんの鋭いツッコミとが妙におかしくて・・・笑いをこらえながら・・・久々に大笑いをしてしまったし・・・。定年前の・・おとなしい駐在さんを・・・みんなが尋問するものだから・・。

 でも・・朝になると・・・秋晴れのようにすっきりとした朝になった・・。

 

 この秋の例大祭には、丸亀の田潮神社の神職さんがやってきて「お式」をつとめるのだが、ここしばらくは・・奥さまがつとめるようになっている。以前には後継ぎさんのご主人がやってきていたのだが、この時期には・・夫婦でいろんなお宮を回るものらしい・・。

 それだし、おじさんが来るよりもおねえさんが来るほうがみんなも喜ぶし、それに・・「鈴舞」という舞を披露してくれるのも楽しみになってるらしい・・。

 

 以前には・・・三班くらいなグループがお頭屋さんになって、おまつりをやってきたが、今年は東西の二班になって、直接にはお頭屋さんがするのだが、みんながお祭りに参加してにぎやかにやりましょう・・・ということになったらしい。なにせ、人が少なくなってしまったもんだから・・。全員というても・・二十数戸で、夫婦で参加する人もあっても・・二十人あまりしか集まらない・・。足が悪いからとか病院に行ってるとかで・・来ない人は来ない・・。

 

 これが・・「鈴舞:すずまい」という舞で、お祓いの儀式用の舞のようだ・・。この鈴の音で悪霊を払うみたいなものらしい・・・。

 男性の・・ご主人が来ても、こういう舞はやらないものだし、男の神職さんが舞をやるのも・・・ねぇ・・。

 その後・・御霊(みたま)をお神輿に移して・・・。

 

 で・・「行幸:ぎょうこう」・・。おみこしをかついでお旅所まで・・。昨年までは・・・「千早:ちはや」という白い袴や狩衣(かりぎぬ)などを着て・・おみこしをかついだものだが、それも省略・・。神人(じにん)になった人しかおみこしにさわれないのではみんなが参加しにくくなるという理由かららしい・・。

 人が少ないということは、文化や民俗・伝習の継続までもが失われてしまう・・・。

 

 お旅所での神事が終わると・・お米と甘酒がふるまわれる・・・。新米を神様に供えたものを・・みんなで頂くというわけだ。

 で、お神輿が神社まで戻り、神事が行われて、秋のおまつりは終わる・・・。終わるとすぐに・・お片づけが始まる・・。のぼりやら、幕やら電線、電球・・提灯なんぞ・・・。前の日の準備には・・お手伝いの人がいたけれど、この日には・・その場にいる人がお片づけ・・・。

 お神輿なども片づけられ、本殿も拝殿も片づけが終わると・・・ようやくにお昼ご飯の「直会:なおらい」になる。

 

 で・・これまでは、お頭屋さんと、おみこをしをかつぐ「神人:じにん」さん、役員、宮総代なんぞだけが「直会:なおらい」という会食をしていたが、今年からは全員にお弁当が用意されて、みんなでお食事をすることになったらしい・・。

 そんなんで・・・ビールをしっかりといただいたもので、この日も島にお泊りになった・・・。夜はまた・・自治会長さんと反省会・・・。

じゃぁ、また。

やや寒く しゃっくり鳥居を 抜けてから

2009年10月11日 | 民俗
 さてさて・・この朝も・・七時過ぎまで寝てしまった・・。ま、何をするというあてもないもので、ゆっくりと寝ていてもかまわないのだけれど・・。

 一人でいると、燃えるゴミも燃えないゴミも生ゴミも出ない・・・。空き缶はなぜか増えてはいるのだけれど・・。

 で・・午前八時から・・・広島神社のお祭りの準備、ここでは・・「出事:でごと」というのだが、みんなが集まって、草刈りだの落ち葉の掃除だのをして・・男性はお祭りの準備・・・。女性は本殿や拝殿などのお掃除やら・・と。もう、この「江の浦」という集落でも・・・二十数戸しかないのだという・・。だから・・全員が集まっても・・二十数人ということになる・・。

 

 だから・・昨年にはきれいに草を抜いて、きれいになった境内も・・、今年はトラ刈りみたいになって、草刈り機でなぎ払ったところ、草刈りの残った処などができて・・・・。人が少なくなったということはお掃除にも大きく影響してしまう・・・。

 

 でも・・まぁ、それなりにお祭りの準備ができたようで・・・。十時半には・・ほぼ準備ができた・・。ま、お頭屋さんや、宮総代さんなんぞは、玉ぐしをつくったり、「紙垂:しで」というしめ縄にかざる飾りを切ったりと、ご用事はあるようだけれど、私はそのあたりでお暇をもらって・・・。

 早い昼食を食べて・・・高見島経由で・・・佐柳(さなぎ)島へ向かう・・。

 

 ところが・・、「あかつきⅡ」の調子が悪い・・。エンジンの回転が上がらない・・。何かを引きずってるようで・・・・まるで速度が出ない・・。こんなんで高見島まで行くと大変だしなぁ・・。佐柳島のお祭にもいけそうもないなぁ・・と、江の浦海岸周辺を前進したり、後退したり、右に曲がったり左に曲がったり、止まったり進んだりを繰り返していると・・・、燃料パイプの通りが良くなったように・・・鼻筋が通ったように・・・グン・・・と速度が上がるようになった・・。やれやれだ・・・。

 で・・高見に少し立ち寄ってから・・・一気に北に進んで・・・佐柳島に着いた・・・。ところが・・お昼休みになっていたもんだか・・人がいない・・。

 でも・・午後一時になると・・にぎやかに鉦太鼓の音が聞こえて・・・おみこしがやってきた・・。この島は元気やね・・。広島よりも人口は少ないはずなのに・・こんなにも人がいる・・。観客だって・・・五~六十人くらはゴザに座って見ている・・・。

 

 で・・・「佐乙女会」とかいうご婦人の方の踊りなどが奉納される・・。腰の曲がった人んぞいやしない・・。おそろいの和服に銀色の帯を締めて・・・さっそうたる踊りが繰り広げられる・・。幕間にはカラオケ・・。それも高齢のおばあさんやおじいさんが堂々と歌うんですよ・・。この元気はどこから来るのかしらんと・・圧倒される・・。

 

 これが・・「佐柳ふるさと会」の銭太鼓グループの「ゼニーズ」・・・。この中に・・・「鐡五郎」さんと、「おじょも」さんがいる・・・。

 でも・・あんまり・・ゆっくりとしてられない・・。秋の天気は変わりやすい・・。風の出ないうちにおいとまして・・・江の浦港目指して・・・。海上・・15分ほど・・。広島は眼と鼻の先・・・。

 で・・係留するのに手間取って・・・なんか・・一人でロープをいじくってると・・知恵の輪みたいになってしまって・・・。大汗をかいたので、お風呂に入り・・夕食を食べてから・・・広島神社の宵宮に・・。

 

 数年前には・・・この拝殿がいっぱいになるほどのお参りがあったのに・・、たった・・こんだけ・・・。この上に、私と自治会長さんと・・。あ・・そうそう・・転勤してきたおまわりさんも呼び出して・・・。おまわりさんに、みんなが「尋問」・・。「おうちはどこな・・」「ご趣味は?」などと・・・。

 お参りが少ないので・・・お神酒がどっさりで、すっかりと酔ってしまった・・。それだし・・なんだかんだとのとあった一日やったからねぇ・・。

じゃぁ、また。

行く秋や ムシロ並べて 座談会

2009年10月10日 | 自然
 高速艇の中で、ご婦人たちが話していたことに・・、

 「診療所の先生は・・薬もくれんし、注射もせんのよ・・。ま、薬も気持ちが落ち着くだけやしね・・。好きな時間に寝て、好きな時間に起きて、食べたい時に食べて・・くよくよせんと、のんびりしとったら・・・病気が治るというんよ・・」

 「あ・・そら、ええことやな・・」と、聞いとったんよね。その言葉が頭の中にあったからか、昨夜・・・遅くまで・・話しこんでいたせいやったんかどうか・・、朝・・目が覚めたら・・・七時半やった・・・。今までは・・・六時前には起きていたのに・・・ここ最近は・・・六時半ぐらいまで寝るようになった。

 それが・・島に来ると・・七時半や・・。ま、ええこっちゃな・・と思った。

 

 で・・朝食を食べて・・海を見に行くと・・・すっかりと潮が引いて・・・釣りどころではない・・。海底が見えているような引きようや・・・。「それじゃ、だめじゃん・・」と・・家の周囲の草刈りをすることになった・・。

 ところが・・草刈り機の燃料がない・・。仕方がないので・・島の唯一のガソリンスタンドに行って、混合油と、軽トラの燃料を入れた・・・。それだけで・・五千円もの出費になった・・。島の燃料は高いなぁ・・・。

 

 で・・午前中は・・・家の南側、道路側の草刈りをした・・。ま、八月に刈ったばかりだから・・草がやわらかいもので、バサバサと刈ることができた・・。なだかんだと言いながら・・涼しくなったものか・・・着ていたものすべてを着替えただけで・・すんだ・・。ま、濡れたものを着ていると風邪をひくと困るので着替えただけ・・・。シャワーをあびるほどでもはなかった・・・。

 昼からは・・カメラを持って散歩に出た・・・。

 

 これは・・島の人が契約栽培をしている・・「香川大高」とかいう唐辛子・・。ここと、手島というとなりの島で栽培している品種らしい・・。

 

 昨年には検索したら出てきたのだが、今年は・・まったく見つからない・・。たしか・・「香川大高」とどこかで見た記憶があるのだが、思い出せそうにもない・・。

 夕方は・家の裏側・・・北側の広場のほうの草刈りをした。こちらがわは広いから・・・二時間ほどもかかってしまった・・・。

 草刈りと言えば・・・我が家から海に向かう途中にキャンプ場がる・・。少し前まで・・トライアスロン大会が行われていたときに、選手がテントを張るために整備した広場だが、そこを・・ボランティアの人が草刈りをしている・・。さらにその西の・・・旧のグランドがあった広場もすっきりと草刈りができていた・・。これは・・なかなかにできることやないね・・・。何日もかけて・・・草を刈ってるんだもの・・。

 

 これも散歩の途中でみつけた・・おまつりの飾り・・・。こういう国旗を組んだものは・・・今では見かけることはないよね・・。兵隊さんを送り出すような国旗の飾り方やね・・。

 島には・・・七つの集落があって、その集落に一つずつの神社があって、そのいずれもが・・この三連休中に例大祭があって、いずれも・・丸亀の田潮神社の神職さんが来ておまつりするのだという・・。神職さんもたいへんやろうね・・・。

 

 そんなんで・・十日の土曜日は草刈りと散歩で終わったような一日になった・・。

じゃぁ、また。

鰯雲 瀬戸大橋を なごませて

2009年10月09日 | 自然
 ご門主さまのご巡化も終わったし、病院での診察も終わったものでようやくに世間の重荷から解放されたし・・・ということで、久々にさぬき広島に行くことになった・・・。

 八月のお盆に行ったきりで・・・ずいぶんと島に帰っていないもので、自治会長さんが心配して電話をくれたほどだ・・。

 で・・県立病院での検査の結果、完治はしていないものの・・炎症反応は消えているので・・ということでOKもいただいたし・・。

 

 丸亀港近くのスーパーで、食材とかを買い込んで・・・さぬき広島に向かうことになった・・・。食材と言っても、新鮮な野菜やら・・豆腐や納豆みたいな類ばかり・・。一人だと・・どれだけも食べられない・・。

 で・・11時10分の高速艇に乗り込んで島に向かった・・。乗客は数人だけ・・。通勤時間を過ぎると島の船はこうしたもんだ・・。

 

 高速艇は・・15分ちょっとで島に着く・・。フェリーボートだと・・45分くらいはかかるのだが、高速艇はさすがに速い・・・。島のおばちゃんたちの世間話を聞くともなしに聞いていると・・あっという間に島に着く・・・。

 

 これが・・江の浦港・・。島の表玄関だ・・。赤い船がフェリーボート・・。正面に・・元の中学校や小学校が見えている・・。この中学校は閉校・・。小学校も・・来年三月で小学生がいなくなって休校になるそうだ。次第に・・・島はさみしくなってしまう・・。

 昼食を食べたあと・・・魚釣りをしながら・・島をぐるりと回ってみた・・。

 

 潮が小潮らしく・・・魚も全く相手にしてくれない・・。フグさえかかってこない・・・。魚まで・・・過疎になってしまったのかしらんと思うほどに・・・全く・・・竿が動かない・・・。

 いつもの堤防をあとにして・・島のあちこちで竿を出して見るが・・全く・・あたりがない・・。

 

 島の西側の・・青木とか市井とかという集落では秋の例大祭の準備をやっていた・・。十日日・十一日というお祭りらしい・・・。この三連休は・・神職さんは大忙しだそうで、幾つもの神社を家族で手分けして・・おまつりをするらしい・・。

 

 散歩の途中で・・・かたつむりを見かけた・・・。今の時期にねぇ・・。

 そうそう・・島の家に・・「あかつきⅡ」の船舶検査の申込書とか・・船舶操縦免許の更新手続きの書類が届いていた・・。あれあれ・・大変だ・・・。11月初めには更新しないといけないみたい・・。

 夜は・・自治会長さんがやってきて・・船舶検査の方法とか・・免許の更新手続きの話だとか・・・いろんなお話をしながら・・秋の夜長を楽しんだものであった・・・。

じゃぁ、また。

山道を 行けば独り身の 芒かな

2009年10月08日 | 日常
 昨日は・・ここの場所の・・水の流れとか風の動きがわからないもので・・どうしたらいいものかわからんもので・・我が家のすぐ前のおうちの動きをじっと見ていた・・。近所のおうちが避難を始めたら・・我が家も避難をしなけりゃならんと・・お泊りの用意をして待ち構えていた・・。バッグの横は毛布の入った袋なんだ・・。毛布やら枕やらも用意して・・。
 この地区の自治会長さんが・・自分ちは危険だからと娘の家に避難してしまうもので、我が家に・・避難場所の集会場のカギを預けて行った・・。

 

 で・・我が家には・・「18号台風対策室」が立ちあげられて・・(?)、

 

 これで、台風情報の監視やら情報分析やら・・。おかげで・・今日は寝不足気味・・。ま、我が家には影響がないなぁと思って寝たのが・・午前零時過ぎだったから・・。いつもはそんなに遅くまで起きていないのだけれど・・。

 私は二階に住んでいるものだから・多少の浸水があっても平気やけれど、一階には足の不自由な・・さっちゃんがいるものだから・・、浸水っていうのが気になって。でも・・八月の豪雨の場合にも平気やったからね、今回も・・ほぼ、大丈夫だろうとは思ったけれど・・。

 

 で・・、予約診察日ということで、県立病院へ向かった・・。台風で、病院はお休みかなぁとひそかな期待をしていたんだけれど・・、まぁ・・いるわいるわ・・、大勢の患者さんが・・。受診希望者がいる・・っていうのかな・・。

 だから・・九時半から・・11時半までかかってしまって・・。

 でも・・、高松の病院になると・・ほぼ半日がかり・・、下手をすれば・・お薬をもらうまでに一日仕事だったような気がする・・。そういうことを思えば、田舎の病院は・・スピーディーなのかもしれないね・・。

 

 今日は・・12時少し前だったもので、手近かな・・セルフのお店にした・・。「元匠・東かがわ店」といううどん屋さんで、東かがわ市落合というところにあるセルフのお店・・。かけ小(200円)+生たまご(50円)の合計・・250円のランチタイム。「早い」「安い」「旨い」がモットーのうどん屋さんだからね。

 

 我が家の横の川では・・ゴウゴウー・・という濁流が流れている・・。これが実に恐ろしい音にも聞こえるし、背中にまで響くような音なのだ・・。
 ま、水量がそんなにも多くないもので、我が家にまで押し寄せてくるという恐れは全くない・・。

 

 で・・、皇帝ダリアの幹が何本か折れてしまって・・。とにかく・・細い足のくせに・・頭ばかりがでっかくてね・・。直しても、起こしてもすぐに倒れてしまう・・。この頭の部分が重くてね・・。

 この赤い実は・・「サンシュウ」っていう名前の木らしい・・。その木に持たせかけるようにしたり、幹を支えるようにしたりで・・なかなかに植木屋さんも忙しいらしい・・。

  

 そんなんで・・、今日は早めにお休みさせてもらいますわ・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

栗落ちて 嵐の前の 静けさや

2009年10月07日 | 自然
 さぬき広島に係留してある「あかつきⅡ」は・・自治会長さんがロープで固定してくれた。だから・・台風が過ぎれば・・そのロープを外す作業に行かなくてはならない・・。それだし、そのころは・・島の秋祭りの時期だ・・・。

 強い台風が接近しているというので、何かをどうにかしなければいけないと思いつつ・・、さりとて・・何からどうすればいいのかがわからない・・。

 ここに来て・・まだ・・三年あまりだから・・どの程度風が吹きつけて、どのくらいの川の水量が増加するものか・・その具合が分からないものだから・・敵がわからないことには防御も攻撃もできない・・みたいなものか。学校でいうと・・、「傾向がわからないと対策がとれない・・」みたいなものか・・。

 

 午前中は県立病院で点滴を受けて・・・その後は高松方面へ・・。まずは県立図書館に本を五冊返却して・・志度・津田・長尾町史の三冊を借りて・・寺院関係の資料を集めたくて・・。「ご近所のお寺さん」の資料をまとめるためだな・・。

 

 その後・・・大型家電店を三社回って・・レーザープリンターとか両面印刷機能とか複写機機能の確認とかを・・。とにかく・・それがないと、どうにもこうにも・・私のやりたいことができない・・。

 そして・・お昼は・・その近くにあった・・「たもや:林店」に入った・・。雨も降っていたし、おなかもすくし・・。

 

 で・・、いつものかけ小+ちくわの天ぷら・・になった。ここは・・どんぶりにうどん玉だけを入れてくれる。それを自分で・・テゴで温めて・・天ぷら棚で好きな天ぷらを選んで・・かけ出汁をかけて・・お会計。180円+100円で280円。その後・・トッピング・・。ネギ・天かす・おろしショウガ・大根おろし・・わかめとかスダチとかを選んでトッピング・・・。

 

 こうなると・・豪華なおうどんみたいでしょ・・。

 それはそうと・・、ここの入口には、こんなものが・・。

 

 この人形は動くんです・・。動いて・・おうどんを伸ばす作業を・・延々と繰り返しておるんですが、なんとなく・・愛嬌があって、いくら眺めていても飽きないもんです・・。でも・・、そこにお賽銭とはねぇ・・。

 で・・お店には・・こんなものも・・。

 

 これは・・なんじゃろ・・。沖縄の・・シーサーみたいな。でも、阿吽の二体があって、狛犬みたいだなぁと思ってみたり・・。

 その後、屋島西町の娘のおうちでの・・お留守番係・・。借りてきた町史を読みながら、テレビで台風情報を確認しながら・・お留守番・・。孫たちが戻ってきたのが・・二時前・・。

 16時半には・・娘も戻ってきたので・・私はお役御免・・。自宅に戻ったのは17時過ぎだった・・。

 

 その途中で立ち寄った本屋さんには・・早くも年賀状印刷用のソフトが山盛りになっている・・。今から・・年賀状と言われてもねぇ・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

秋雨に 濡れて門主の 牡丹紋

2009年10月06日 | 自然
 ご案内の通り・・、今日は朝から雨になってしまった・・・。別に、私が雨になるかなと言うただけで、私が雨を降らせたわけやないのだけれど・・。

 今日のお寺のお説教にもあったのだが、「台風が来ると・・困るがな、難儀やなぁ・・」というのだが、台風がそれたら・・「あぁ、よかったなぁ、台風がよそにいってしもうて・・」というんですよ・・・。

 台風がそれて、その被害にあった人たちは・・「なんでやねん・・!!。なんで、うちに台風が来るなんて、おかしやろぉ・・」と、怒りますわなぁ・・。人間て、身勝手なものやね。その性分は・・終生・・なおらんのやそうですわ・・。

 

 自然界に起きることを、私ら人間が、ああだこうだと大騒ぎしても意味はないんよね・・。向こうは・・自然のありのままに、無規則に、大小・・さまざまに変化をしながら流れている・・。その間で、人間どもがうろうろしているばかりなんだな・・。

 その・・実相に気付きなさい・・と、仏陀釈尊はいうてるのらしい・・。

 午前中は・・県立病院で点滴を受けて・・おなかがすいたので、朝食兼昼食で・・おうどんを食べた・・。

 

 何度も同じことをやってると、今日は・・かけうどんに生卵を割って入れてくれて、さらに熱い出汁をかけてくれた・・・。いつもは・・かけうどんに生卵を自分で割って入れていたのだけれど・・。こういう・・心づかいがうれしいね。料金にはからまないから・・。かけうどん200円となまたまごが50円、計250円。お店は「元匠」白鳥店・・・。

 

 で・・、お昼からは、うちのお寺の門前にある・・「讃松寺さん」で、報恩講のお勤めが行われた・・。浄土真宗の開祖、親鸞聖人さまの・・御命日のお勤めを・・「報恩講」とか「ごほんこさん」とか・・・いうものらしい・・。

 いつもは・・駐車場係とか、受付当番とかの下働きばかりだったのだけれど、今日は・・「本堂係」ということで、本堂内でのお仕事・・。

 

 「お給仕」ていうんだけれど、お蝋燭に明かりをともす、「点燭:てんしょく」、香炉にお線香を乗せる・・「点香:てんこう」などのお仕事・・。これにもタイミングというものがあってね。

 その後・・報恩講のお勤めがあって、その後は法話のお時間・・。

 

 この方が・・私らに「布教伝道」の講義をしていただいた・・川田教授・・。阿弥陀様とか・・・南無阿弥陀仏・・という言葉を用いないで、普段の言葉で、普通の言葉で・・「人間とは何か」「仏教徒はどうあるべきか」みたいなお話をされる・・。私らの布教の大先生・・・みたいな恩師でもあるお方だ・・。

 

 で・・この方が・・私どものご門主さま・・「本顕(ほんけん)上人」さま。本当の名前は・・「華園真暢(はなぞのしんちょう)」というのだそうだ。不思議な世界だね・・・。そうはいうても、私にも・・本名があり、法名があり・・・みたいなもんか・・。

 

 ご門主さまというのは、その昔には・・「活き仏さま」みたいなもので、ご門主さまが入ったお風呂の湯を競って飲んだ・・みたいなお話が残る世界・・。さすがに今はそんなものはないのだろうけれど・・。

 ともかく・・日本国民の象徴としての天皇陛下みたいに、浄土真宗の信者にすれば、阿弥陀様みたいなものだろうか・・。とにかく・・恐れ多いものなんだろうなぁとは思う・・。だから・・「ご門主猊下(げいか)」とお呼びする・・・。陛下、殿下・・・みたいなことらしい・・。

 だから・・ご門主の書いたお手紙のことを、「ご消息」といい、ご門主のお話を「ご親教」という・・。

 でも・・本山に何度も通っていると・・「フツーのあんちゃん」みたいな気持になってくる・・。恐れ多いことなんだけれどもね・・。天皇陛下とお友達になることはできないけれど、ご門主さまとは何度も話し合ったことはあるが、普通の若者の顔だった・・。

 

 
じゃぁ、また、明日、会えればいいね。
 

ご巡化に 雅楽染み入る 萩の花

2009年10月05日 | 歴史
 朝は肌寒くて・・薄暗くて・・六時15分まで寝てしまっていた・・・。

 次第に・・初秋から本格的な秋になっていくようだ・・。

 さて・・今日は、お隣のお寺さんの慶祝法要の行われる日・・。さぬき市長尾の・・「秀円寺」さんに行ってきた。うちの・・「東讃一組(いっそ)」は旧の大川郡をエリアとする教区で、十七のお寺からなる・・。

 

 このお寺に・・「総ご巡化(じゅんけ)」ということで、京都の本山からご門主さまがおいでになる。それに合わせて・・ご法事やら記念イベントやらを盛りだくさんに・・・。

 朝の間には、親鸞聖人750回大遠忌法要が行われ、記念法話があった。おうどんの接待を頂いて、午後からが記念行事・・。

 雅楽の演奏と舞人による舞楽が行われた・・・。この前の三人が「三鼓」と呼ばれる楽器衆・・。

 

 

 雅楽演奏は・・高松別院の「和鳴会」というお声明や雅楽をお勉強するグループ。

 その合間には・・オカリナ演奏が入り、さらに舞楽「落蹲」・・今度は青い鬼が登場する・・・。

 

 

 こういうものは眼にする機会がないもので・・圧倒されたね・・。雅楽をじかに聞く機会ってないでしょ。三鼓(さんこ)とか竜笛(りゅうてき)、笙(しょう)、なんて、眼にする楽器じゃないものね・・。それに・・舞だ・・。これには驚いた・・・。

 さらには・・「二胡」の演奏だ・・。

 

 この・・二胡が演奏される真中を通って・・ご門主さまが入場され、書院の休憩所に入られる・・。さすがのご門主も驚かれた様子・・。

 

 その直後で、本堂前に新設された・・親鸞聖人銅像の除幕式。

 

  記念撮影が三カット・・。三グループってことで全員がご門主さんと記念撮影・・。

 その記念撮影の合間のショット・・。

 

 みんなが整列するまでに、二胡に触られて、音を出そうとして苦労していた・・。なかなかに・・バイオリンでもそうだけれど、簡単には音が出ないのだ・・。


その後は・・一連の・・「ご巡化式」というのが・・いつも通りに行われて、ご門主さまをお見送りして・・今日のおしまい・・。気がつけば・・17時過ぎだった・・・。

 明日は・・うちのお寺の前にある・・「讃松寺」での総ご巡化式・・・。明日は・・記念行事もなくて、普通の永代供養の法要と、総ご巡化式で終わる予定・・。明日の天気が気になるばかりだな・・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

どんぐりは 落ちてそのまま 過疎の里

2009年10月04日 | 自然
 昨夜は・・中秋の名月とかで、明るい夜になっていた・・。

 そういう訳でもないのだろうけれど、今朝は目覚めが悪かった・・。月見酒が過ぎたのかしらん・・・。それだし、夜明けが遅くなったし、朝が涼しくなったこともあってね・・。

 だから・・6時15分前には起きていたのが、最近は・・六時15分過ぎになってから起きるようになった・・。会社に行かなくてもいいという感覚が身に着いてきたのかも知れないね・・・。

 

 このあたりの中手の稲刈りが盛んにおこなわれるようになった・・。少し・・まだ、青いかな・・・という雰囲気だけれど、イノシシやサルの被害にあわないうちに刈り取ってしまおうということかもしれない・・。

 イノシシの被害に会うと・・「シロまい」という・・枯れたようなコメは売れないけれど、「アオマイ」という・・緑色のコメは販売することができるからだ・・。

  

 朝の間、奥方のケイコばぁのご用を済ませたあと、氏神さんに久々に行ってみた・・・。富田神社の秋の例大祭だというので、どんなふうなおまつりになっているのだろうかなぁと・・。

 娘が子供のころには・・娘を連れて行ったものだけれど、その後はさっぱりとお祭りをのぞいたこともなかったのだ。これという理由はないのだけれど、お祭りよりも・・ほかに楽しいことがあったのかも知れない・・。

 

 ところがだ・・。誰もいない・・・。これでも午前10時過ぎなんだ・・。それでも・・・誰もいない・・・。数軒の子供用にお菓子やおもちゃを売る露店が暇そうにしているばかりで・・参拝客も・・関係者らしき人の影もない・・・。

 私の知ってる限りでは・・この参道がごったがえすように人が集まっていたし、露店の数も・・これの三倍や四倍くらいは並んでいたように思う・・。

 子供のころには・・宵宮から・・おもちゃやらお菓子やらを買うために・・親戚に泊りこんで・・出かけたものだった・・。紙玉鉄砲やら・・プラスチックのピストルなんぞがはやったのかなぁ・・。

 それが・・例大祭当日でも・・誰もいないというのはねぇ・・。おみこしが出るのは午後一時・・。そのころには、獅子舞やらやっこ行列やら、参詣の人々が集まるのかもしれないけれど・・。

 

 とにかく・・・神社の境内に・・人影がないっていうのはどうしたことだ。ま、うちのご近所みたいに稲刈りが忙しいところもあるけれど、そんなものは少しだろうと思う・・。多くはとっくに稲刈りなんぞ、終わらせてしまっている・・。

 そのあたりを歩いてみたが、参拝に来た人にもあわず、人影を見ることもなく・・神社を後にした・・。過疎化というほどの過疎の里でもないはず・・。少子化が話題にはなるけれど、人っ子一人いない・・というのはどうしたことなんだろうか・・。

 仕方がないので・・津田町にある・・「羽立:はりゅう」という・・うどん屋さんに寄ってみた・・。ここは一般店だ・・。いつもいつも・・「かけ小」ばかりではつまらないので、久々に・・「ぶっかけ小:ぬくいん」を注文した・・。おとなりさんはザルうどんを食べていた・・・。まだまだ・・夏気分だね・・。

 

 これで・・350円。代金は食べ終わってから支払うし、食べた容器はそのままでいい・・。ここを・・余裕をもってみてみると・・、ここには・・テーブルがない・・。L字型になったカウンターがあるばかりで、そこに椅子が並んでいる。お店の人はその中であれやこれやと作業をこなしている・・。「テーブルのないうどん屋がさぬきには・・ある!」そんなんでは・・話題にはならないか・・。

 

 里山では・・クリも実って来て・・いよいよ・秋本番というところだろうか・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

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