こう暑いとスイカが とても売れるのではないでしょうか?
スイカは善然寺のご門徒さんも家族も皆大好きです。
善然寺ご用達の八百屋さんは私がお店に行くと冬でも「スイカ?」と連想ゲームのように言います。
でも このお店の大きなスイカは 一押し 間違いなく甘くておいしいです。
お盆が終わろうとしていますが スイカを食べるときにいつも思うことは・・・
食べたくても食べられない人が・・・・戦時中や原爆の広島長崎にたくさんいただろうな~と
そう思うと・・・甘くないとか言えない 白い所まで食べないと・・・
こどもの頃 実家の温厚な祖父は着物を着て
本を読み日誌を墨で書くことを日課とする日々でした。
そんな祖父は
夏はスイカを子供や孫たちへ食ベさせたいと毎年スイカを作っていました。
数日 懐にスイカの種を入れ暖めてから種まきをし
行燈仕立で栽培し
つるから花が咲き始めると
雌花には数字が書き込まれた小さなプラカードがあちこちに立てられていたことを思い出します。
私は小さかったので何も聞きませんでしたが 今思えば栽培のコツを聞いておけばよかったと
多分 開花から何十日でスイカが食べごろと分かるようになっていたのでは?
収穫されたスイカは納戸に並べられ足の踏み場がなかったことを思い出します。
そして従姉妹がくると言う日は お座敷の泉水にスイカを浮かべ冷やされていました。
重くてもスイカは浮かぶんです。
でも浮輪がわりにつかまえて泳ぐと一緒に沈むんです。
従姉妹たちと はだかん坊でお縁にずらりと並んでスイカを頬張る白黒写真が・・・懐かしい思い出です。