おはようございます。本日も娘がブログを更新いたします
仕事が休みだった昨日、フラリと【白隠展】に行ってきました
いつだったか、通勤途中の電車で広告を見て
「白隠って禅僧だよね・・・・?達磨さん描く人??というか、いつの時代の人だっけ??」
と思ったのがきっかけです。
(仏教学出身なのに・・・・・・・おはずかしい。勉強不足ですね。)
白隠慧鶴(はくいんえかく)とは、禅宗(臨済宗)の僧侶で江戸中期に活躍していたそうです。
80余年にわたる生涯で、約1万点の禅画・書を残しています。
このたびの【白隠展】は全国各地に散在しているそれらの中から
厳選された作品約100点が展示されています。(24日まで)
http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/12_hakuin/index.html
会場は、渋谷Bunkamura。
フラリと行くつもりが、そういえばBunkamuraってどこにあるの駅の中だよね
と思い、携帯電話(スマホ)で検索しました
・・・・・・・・東急百貨店あれ??駅中じゃないんだと気づき一安心のはずが
今度は入口が分からず、百貨店のフロア案内とにらめっこし、やっとの思いで辿り着きました
中に入って見たら、予想以上の賑わい。
「仏教ブームなんですか?」と思うくらいの人・ひと・ヒトでした
事前勉強ナシで行ったので、充分に理解できない部分も多くありましたが
作品と解説をゆっくり・じっくり見てきました
独特で豪快でユーモアがあるというか、味がある作品の数々。
題材は仏教に限らず庶民信仰に関するものなどもあり、
白隠独自の捉え方・描き方がとても面白く感じました
さて、白隠は臨済宗の僧侶と初めに書きましたが
臨済宗の大本山といえば、京都・花園にある妙心寺。
その妙心寺の塔頭、退蔵院が面白い取り組みを行っていることを先日新聞で知りました。
その名も【退蔵院方丈襖絵プロジェクト】
かつて、お寺には専属の絵師がいました。
お寺が絵師を雇い、絵師たちはお寺に住み込みながら襖絵などの作品を創出していました。
今回のプロジェクトは、退蔵院と京都造形芸術大学が共同で行う
文化財保存×若手芸術家育成の取り組み
無名の若手芸術家をお寺がプロデュースし、作品を描いてもらうといったところでしょうか。
この若手芸術家は女性なのですが、日本画専攻ではなく
なんと・・・少女漫画を基調とした作品に取り組んでいた人だそうです。
お寺に住み込み、修行もしながら襖絵を描いているとのこと驚きました。すごい。
今、その襖絵の一部と制作過程が東海東京証券で展示されているようです。(17日まで)
http://painting.taizoin.com/j/
この斬新な取り組みを知って
お寺は仏法を広める場であるとともに、芸術・文化を創造・発信してきた場であることを
改めて考えてみよう~と思いました
ではでは、長くなりましたが今日はこれにて失礼いたします