おはようございます。娘です。
過ごしやすい気候となりました。本日は14時〜ヨガがあります
初めての方もお気軽にどうぞ〜
さて昨晩は多くの方が空を見上げたのではないでしょうか
いつもより大きく、そして明るい満月を私も電車の中から眺めることができました
月に映るうさぎの姿も、ハッキリ見えていましたね。
この「お月見うさぎ」のルーツと言われるお話が、古代インドの仏教説話「ジャータカ」の中にあります。
「ジャータカ」とは、お釈迦様が前世に菩薩だった頃どのような善い行いをしたか、というお話を集めた説話集のこと。
なんと500以上のお話があるんです
インドの古い言葉であるパーリ語やサンスクリット語、そして漢訳の経典など様々な言語に訳されて、現代にもお話が伝わっているんです
お釈迦様の物語が時代を超え、国を超えて語り継がれるって、なんだかすごいですよね。
このお月見うさぎにちなんだ思い出がひとつ。
学生時代、一度挫折したサンスクリット語の勉強を再開するときに先生から渡されたテキストが
この「お月見うさぎ」のルーツと言われる「ウサギ前生物語」でした。
予習に何日もかかったのに、全く見当違いな訳ばかりで恥ずかしかったな〜悔しかったな〜と、今でもよく覚えています。
というわけで、満月に映るうさぎの姿を見ると、いつも学生時代を思い出してしまうのです
「ウサギ前生物語」ってどんなお話??と興味のある方は
パーリ語からの翻訳なら中村元『ジャータカ全集』第4巻の316話(平凡社)
サンスクリット語からの翻訳なら干潟龍祥『ジャータカ・マーラー』講談社などで読むことができます
そのほかにもジャータカは沢山絵本になっているので、是非図書館などで手にとってみてください
満月の写真は撮っていないので、満月の映像が印象的な映画・・・・ETの折り紙写真をアップします
それでは今日はこれにて