1カ月のご無沙汰でした。
は~い!坊守です。
この度はご心配をおかけしました。
まだ本調子ではないのですがボチボチと
私のここ1カ月の事ですが・・・・あれは・・・・・悪夢のような・・・・
5月9日朝10時過ぎ
翌日に控えた永代経の準備を住職と娘が本堂でしている最中、私はお仏華の準備
阿弥陀さまのお花が完成と思ったら、突然の胸の苦しみに襲われ・・・・
徒歩10歩のかかりつけのお医者さんへ娘に支えられて駆け込み
たまたま患者さんがいなくて
そのまま診察台へとあがりました。
先生が受け入れ先の病院を決め救急車を呼ぶ・・・・・先生が慌てておられ・・・・血圧などのメモ書きをどこかに・・・・どうやら手に握りしめていたらしく
やっとの思いで・・・トイレに行っておきたいと言うと・・・だめです。「はく離」するから
先生が言った言葉は病院へ到着しても他の先生も同じ答え方です。
救急車は鎌倉街道にすぐに到着
袋のような丸い布にすっぽり座って運ばれ道でコロ付きの寝台に寝かされ
太陽の眩しさを覚えています。
お医者さん側に救急車は停車していて逆走のような状態・頭は横浜方面に寝ていました。
乗ってすぐ
救急隊員から「一番痛いのが10なら今はいくつ?」
この質問に戸惑いました。
こんな事を聞かれるとは知りませんでした。
一番痛いのはまだ経験していない もっと苦しいんじゃないか?と思い6と答え
何度も何度も同じ質問が繰り返されました。
行った先の病院は・・・・「大坊守にもしもの時は」と考えていた病院でした。
まさか私が先に行くことになるとは。
ERへ着いても「一番痛いのが10なら今いくつ?」
この質問がお医者さんから何度も繰り返され・・・・数日後も・・・・そのまた数日後も・・・・・・
診察台では「ありの~ままの~姿見せるの~」頭の中で
テレビドラマのERの部屋より綺麗と思いました。
病室からの眺め 左の丘の上に在日米軍住宅があります。
元気になって・・・
10を経験したことが、ないから控えめに6と思う・・・・・と娘に言うと・・・10と答えるべきと言われ・・・・ もう遅い
救急車で来たけど・・・・明日は永代経・・・・帰りは大急ぎでタクシーで帰らなければ・・・・することが一杯残っています。
「早く終わらせて明日は永代経なの」・・・・帰れると思ってました。
先生から今日は無理 しばらく入院と言われ
あ~それから27日まで・・・・・
永代経は私がいなくても役員さんがバッチリ
娘も気合いだ!気合いだ!・・・・・かなり頑張ったようです。
ご門徒さんのお陰でもございます。ありがとうございました。
ベッドの宙づりテレビ・・上からでも横からでも自在に動くテレビには感動しました。
10時間1000円カード
頭が痛い時はテレビもラジオも聞けない状態でしたが
だんだん元気になると、テレビが買えるほどカードがたまりました。
そんなこんなで、私は予定を全てキャンセルして・・・・・大人しく寝ることに専念
お陰さまで退院の日を迎えました。
それでも朝食抜きの血管検査で朝から車いすで検査場まわりでした。
最後の最後までお医者さん・研修医さん・看護師さんスタッフの皆さまには大変お世話になりました。
ありがとうございました。
看護師さんの優しい言葉使い 礼儀正しさ いつでも嫌な顔をしないで手を差し伸べる動きには感動しました。
心よりお礼を申し上げます。
住職と娘の迎えに従い
病院内を1階まで下りたことがなく
どんな病院なのか全く分かってない状態
ここで見舞客は待機してカードを受け取って1番エレベーターに乗るとOK
と娘に教えられ・・・・7イレブンのコーヒーが人気・・・・住職の好きな喫茶店がここ
次々に教えられ
駐車場にたどり着いた時は涙が止まらない
院内にいる見舞客や研修医や看護師・・・人をたくさん見るのも久しぶり
この中を毎日見舞いに来てくれた家族に感謝
あ~ありがたい~すべてがありがたく涙が止まりませんでした。
おまけは・・・・アンデルセン童話の人魚姫のような話が待ってました。
住職に・・・・・「坊守の命を助ける代わりに住職の声をもらうぞ」
退院の日から住職は声が出なくなり・・・・・・
法事ではピンマイクをつけやっとこさっとこの声。
昨日あたりからようやく普通の声になってきました。
そういう私はマーメイド???