図の妖怪の名前は「もうりょう」である。まだ土葬であった頃、埋葬された夜に見られた。子どもを少し大きくしたくらいで全身赤みががって毛むくじゃらで、死体をもぎとって食べていた。死体が荒らされるから野良犬だろうとか言うがまちがいである。しかし現在は土葬が禁止され、火葬になったので生存権が奪われ姿を見ることはない。
わたしの小さい頃、学校の裏の少し離れたところに火葬場があった。現在は都会の火葬場を利用している。人がなくなるとここで火葬にしていた。夕刻火をつけ一晩中燃やしていた。短時間でやるとしっかり燃えないので、時間をかけじっくり燃やすのだ。学校にかすかに臭ってくる時があった。・・・焼き鳥みたいな臭いだった。その臭いをかぎながら「あこのババ燃えたんだ。」くらいにしか思ってなかった。合掌。
わたしの小さい頃、学校の裏の少し離れたところに火葬場があった。現在は都会の火葬場を利用している。人がなくなるとここで火葬にしていた。夕刻火をつけ一晩中燃やしていた。短時間でやるとしっかり燃えないので、時間をかけじっくり燃やすのだ。学校にかすかに臭ってくる時があった。・・・焼き鳥みたいな臭いだった。その臭いをかぎながら「あこのババ燃えたんだ。」くらいにしか思ってなかった。合掌。