「駅」というと、なんとなく人生の岐路を連想して深い響きがある。「ステーション」などもそんな感じ。「メトロ」などの響きはなんともいい。ま、年代のせいかも。
昔の一場面を思い出した。わたしがまだ新米の時だ。卒業式が終わって数日後、駅で転任教師を皆で送ったものだ。駅前で保護者や先生方に送られて汽車に乗る。駅舎を離れると線路沿いに生徒が手を振って送ってくれた。今思うとなんかドラマみたいだ。
実はまだ転任の準備ができておらず隣の駅で降りて、人の目を気にしながら学校に帰って荷造りをしてこっそり又汽車に乗った。なんとも懐かしい光景であった。