武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

アイヌの神

2014年12月17日 | Weblog
七十二候では「鮭の魚群がる」候である。
鮭が海から戻る時期なのだ。そういうニュースよりも今年は大雪のニュースだ。

鮭はアイヌのひとたちにとって「神の魚」。その年初めて獲れた酒を神にあげた・・・・

アイヌの人たちも神様に鮭はじめ、穀物など供物を捧げた。独特なものは「イナウ」だと言う。
柳の皮をはいで作るらしい。それを神様がいただいて力を増幅させるそうだ。
ま、神様もいそがしい。年末は。
アイヌの神様の一番は「火の神」と「人間を育てる神」だそうだ。
たしかに北海道の寒冷地では「火」は重要だ。
しかし、火事がおこればアイヌでは神様が人間に叱られる。「あなたが油断してるからだ」と。
川で子どもがおぼれると水の神が非難される。普通の宗教はそういうことはないだろう。
ここらがアイヌの人たちと神の関係がキリスト教などと違うという。どうも神はたてるが上下でなく、対等な立場らしい。