武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

幸わせシリーズ3

2014年12月27日 | Weblog
先生として送られることを思い出していたら、先生を送ることも思い出した。

ややこしい。

あの頃の三月はまだ雪がいっぱいあった。道路は今みたいにかかないので完全閉鎖。

中三の時の先生は鉄砲好きで散弾銃で冬はウサギを獲っていた。たまに鉄砲を撃たしてもらったが肩にズンとくる感触がたまらない。ここで興味をしめすと休みの日にひっぱりだされてウサギ狩りの手伝いをさせられる。手伝いといっても山の下からウサギを追い上げるのだ、それを山の上の先生がバンと撃つのだ。

先生はスキーも得意だったが、卒業式の前にスキーで骨折したのだ。先生を送るには村中の人が出ておくるのだ。先生はソリに乗せられ恐縮して去って行った。・・・奥さんの方がもっと恐縮してたかな・・・・

この頃は大糸線も開通していてトンネルをくぐらなくとも駅に行けたのだ。左で荷物背負っているのは先生の荷物を駅まで運ぶ人だ。

こんな時代があったのだ。こんな時代に育って幸わせだったかもな。