桜が満開の今日、上の子の入学式だった。
上の子と同じ学校から進学する子はゼロ。行っていた塾は個別指導だったため、塾のお友だちもゼロ。全くゼロからの中学生活が始まる。
小さい頃は人見知りが激しく、知っている子としか手がつなげなかった幼稚園時代。
ひたすら小学校生活に慣れようと、必死だった小学校低学年。給食を食べるのが遅く、食べきれない。時間割があっているか心配で、夜に十回以上、寝ていても起きて確認してしまう。先生の言っていることが分からないと、パニックを起こしてしまう。
勉強なんて、二の次三の次。100点満点で10点のテストもあったなぁと懐かしい。消しゴムをかけたあとだらけで、合っている所も消してしまっていた。きっとテスト中にパニックになっていたんだろうなぁ。
今、選手としてがんばっている水泳だって、幼稚園の頃は顔に水がかかるのが嫌で、泣き喚いていた。小学校に入ってからスイミングに通い始めても、バタ足に半年以上かかっていた。
あんなに泣き虫で、頼りなかった息子が、誰も知らない新しい世界へ飛び込んでいった。
まだまだ、親としての勤めはたくさんあるけれど、でも、確実に親を離れていこうとしている子供の背中が頼もしい。