上田秋成といえば雨月物語が有名だが、歌人としても高い評価を受けている。同門の本居宣長との論争も有名で、その数奇な一生は現代でもひとの心をとらえる。今日のような桜の花をぬらす春の雨の日、雨中花と題する2首はこの時期にいかにも似つかわしい。
打ちむれてきのふは見しを桜ばな雨しづかなる陰となりにき
さくら花うれしくもあるかこの夕べ嵐にかへて小雨そぼふる
花弁に雨の雫をうけるゼラニウムとデイジーを。
上田秋成といえば雨月物語が有名だが、歌人としても高い評価を受けている。同門の本居宣長との論争も有名で、その数奇な一生は現代でもひとの心をとらえる。今日のような桜の花をぬらす春の雨の日、雨中花と題する2首はこの時期にいかにも似つかわしい。
打ちむれてきのふは見しを桜ばな雨しづかなる陰となりにき
さくら花うれしくもあるかこの夕べ嵐にかへて小雨そぼふる
花弁に雨の雫をうけるゼラニウムとデイジーを。