回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

不正使用

2021年06月02日 15時59分44秒 | 日記

世の中ではよく聞くけれども自分には起きないだろうと思っていたことが・・・

昨日夕方、PCの受信メール箱にクレジットカード会社からのメールが入っていた。ときどきポイント還元キャンペーンや新しいサービスの案内が来ることがあり、たぶんその一つかと思ってみると、XXXカード取引のご確認、という見慣れないタイトル。読んでみると

「このたび、お客さまのお取引につきまして、第三者による不正使用の可能性を検知したため、一時的にお取引をお止めしました。

ご本人さまのご利用でない場合には、今後、安全にカードをご利用いただくため、カードの差替え等お手続きが必要となります。
お手数ですが、下記本メール専用ダイヤルへお電話くださいますようお願いいたします。」

とある。このメールを受け取った時間にこのクレジットカードを使ったことはない。そもそもこのところの外出自粛でクレジットカードを使うこと自体ほとんどなくなっている。それにもかかわらず、このクレジットカードが使用されたということは穏やかではない。しかし、このメール自体が新手の詐欺ということも考えられなくはない。受け取ったメールの発信元を確認してみると、いつもWEBでうけとっている各種連絡のうちこの場合に使用されるとしている、ホームページにあるドメインとも合致している。WEBでの使用明細を見てみたが不審なところは見つからない(心当たりのある使用実績だけ)。ようやくこのメールがクレジットカード会社からのものだとほぼ確信できたがそれでもこちらからクレジットカード番号やそのほかの情報を渡すことはしないようにしようと考えつつ電話をかけた。

専用ダイヤルに電話をすると数回の呼び出し音のあと、利用内容確認担当(24時間365日受付)の女性がでてきた。そのメールにある問い合わせ番号を伝えると、クレジットカード番号などを聞き出すことはなく、カードの記載の本人かの確認だけ。有効期限も含め、先方ではこのカードの情報を既に保有しているのが判った。一昨日の深夜から昨日の午後メールを送る時間までに4回このクレジットカードが使用されている、いずれも通信販売で5万円を少し下回る金額だ、と。

こちらでは全く心当たりはない。またクレジットカード自体は手許にあるのだが、というと、これらはいずれも不正使用と思われるので、支払いを保留してある、直ちにクレジットカードを無効にするので破棄してほしい、不正使用でカード保有者に請求がいくことはない、と言われた。一方で現在このクレジットカードを使った航空券等の予約があれば影響があるということだったが、コロナ禍の今そういったものはない。担当者からは、過去数か月の間に海外旅行や通信販売を利用したり、ネットでカード番号を入力したことがあるかを問われたがいずれも心当たりはない。もっとも、二月ほど前に湯治で泊まったホテルでの決済に使ったことはあるが。

結局カードは無効になり少し時間がかかるが新しいカードを送ってもらうことになった。外出を控えている現在、特に不自由もない。それ以上に、誰かがこのカードを使って深夜、通信販売での買い物をしようとしている、ということを想像すると非常に気味が悪い。どこでどのようにしてこのカードの情報が漏れたのか。一方で、不正を瞬時に感知するシステム(過去の不正利用ケースと類似点があったり、会員本人のご利用ケース・パターンと異なる点が見受けられた場合)のあることはいくらか心強いと言えるかもしれない。

サイバーテロや詐欺が横行するこの時代、どこにも絶対の安全などないことを実感させられる出来事だった。今この瞬間にもどこかで不正な使用が行われているのだろうか。自分の場合カードが無効になったので、このカードを使った不正使用はもうできないだろうが、カードの保管はもちろん使用した後には必ずWEBなどで確認することにしようと改めて思う。

満開になった庭の牡丹。雪の重みで毎年幾つも枝が折れてしまうのだが、今年もいつも通りに花をつけている。

 

 

コメント (4)
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