水森かおりちゃんとの心なごむ宴会の後で・・・

生まれて初めて訪れた北陸の福井市は、人口２６万人。
福井県の県庁所在地です。
いちおう県庁所在地ですからどんな大都市かと思いきや、
駅舎もそれほど大きくなく、
駅前の眺望もどことなくのどかな地方都市といった感じ。
なにしろ駅前のロータリーをのんびり赤とんぼが飛んでいるんですもの。

福井駅に降り立った僕は、とりあえず駅そばで腹ごしらえをすると、
駅前の「琥珀」というレトロな喫茶店で一服していた同行者たちと合流。
ようやく引き離された僕の“荷物”と対面を果たしました。

それから郊外にある福井放送（ＦＢＣ）に行きひと仕事。

夜は東京組に福井放送の関係者、
それに、水森かおりちゃんと彼女のスタッフを交えての宴会です。

上杉香緒里に水森かおり・・・
どうもこのところ僕はかおりづいていますね（笑）

水森かおりちゃんといえば、いま「輪島朝市」がヒット中。
「東尋坊」や「鳥取砂丘」「熊野古道」などご当地ソングのヒット曲を連発し、
紅白歌合戦に５年連続出場、
いまや“ご当地ソングの女王”といわれる演歌界きっての売れっ子です。

彼女の素晴らしいところは、
以前も書いたことがありますが、
これだけ売れっ子になったというのに、
決して偉ぶることがなく、謙虚で、いつも笑顔を絶やさず接してくれる
素直で真っ直ぐなところです。
これは決して欲目でも買いかぶりでもなく、本当なんです。
逆にいえば、そうだからこそ売れているのだともいえます。

しかも、僕のみならず業界関係者の間からもそういう声が聞こえてきます。
たとえば、先日、コンサートの構成を手がけた上杉香緒里ちゃんの事務所の
取締役であるＩさんが、はからずも僕に、
「あの水森かおりっていうのはいい子だねぇ。本当にいい子だ。
うちの香緒里もああいうふうに伸びてほしいんだ」と、しみじみ話すので、
「Ｉさんもそう思います。僕もまったく同感です」と思わず乾杯しちゃいました。

その水森かおりちゃんが、久々に会うなり、開口一番、
「ブログ読みました。書いて下さってありがとうございます」
とさわやかに言ってくれたので、（昨日も書いたように）大感激。

彼女の笑顔に会うと、
もう例の乗り遅れ騒動の憂さも疲れもどこかへ消し飛んでしまうようでした。

そのかおりちゃんとは、またじっくり鑑定をします、
９月２５日のコンサートに行きますと約束して別れました。

さて、閑話休題。
昨日の夜中、僕は同行の藤田某と一緒に、
最後の腹ごしらえとばかりに、
ラーメンを求めて福井の駅前を彷徨ったのですが、
福井というところは夜が早いのか、１１時を回ると、
ラーメン店はおろか居酒屋さんですらノレンを下ろしているところが多く、
途方に暮れてしまいました。
（もっとも、駅からやや離れた別所に三業地があるらしいのですが・・・）

それでもなんとか開いているラーメン店を見つけ、
茹ですぎのラーメンと水多めで茹で餃子のような焼き餃子でビールをやり、
とぼとぼとホテルへと帰って来ました。

ところが、これだけ飲むと、夜中に喉が渇いて目が覚めるんですね。
時刻はちょうどもうすぐ３時という丑三つ時・・・
僕は猛烈な喉の渇きを覚え、
ホテルの浴衣をはだけた感じで着たまま
自動販売機コーナーへ水を買いに行ったのです。
と、「６階に無料の美味しいミネラルウォーター装置が置いてあるので
ご自由にどうぞ」と案内が出ているじゃないですか！
「なんだ、このホテル、サービスいいじゃん！」とばかり、
僕の部屋のある１２階からエレベーターで６階まで行くことに・・・
まさかこんな時間だから、誰も乗って来ないだろうなと思いつつ、
スリッパも履かず裸足で着くずれた浴衣姿というだらけた服装で・・・

ところがです、ところが・・・
なんと上階から１２階に降りて来たエレベーターに女性が乗っていたんです。
「げっ！？」
こんなこと言っては申し訳ないですが、
いかにもそういう関係の女性という感じ・・・
しかも、たったいま“夜のお仕事”が終わったばかりという感じ・・・
（あとでタクシーの中でその時のことを同行者たちに話して聞かせた時、
下品な言い方で申し訳ないんですが、「そのひと、股から湯気が出てた」と誇張して言ったら、
タクシーの運転手がぷっと吹いて車がよたりました！）

草木も眠る丑三つ時のエレベーターに、
裸足でだらしなく浴衣を着た中年メタボ男と、
いかにも妖しいお姉さんが呉越同舟で乗っている・・・
もし、このエレベーターに途中から乗り込もうとするお客さんがいたら、
思わず一瞬足がすくんだことでしょう。

てなわけで、僕の福井での一夜は終わったのです。
ふ～っ、相変わらず力いっぱい生きている僕です、自画自賛！


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