難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

補聴器がない!人工内耳の片耳のまま。

2011年02月08日 20時31分12秒 | 難聴一般
日曜日の朝に補聴器を付けようとしていつも入れてあるポケットにない。

補聴器だけでは会話も物音も聞けなくなっている。これは脳が人工内耳と補聴器のバイノーラルな聞こえに代わってしまったのか、補聴器側の聴力が低下したのか分からない。
人工内耳側で電話も出来るようになり、話も聞こえるようになったとは言え、補聴器がないと音の広がり。豊かさが不足する。

最後に付けたのが金曜日で、土曜日は朝から講演だったが補聴器は使っていなかった。
沿線の遺失物拾得センターに問い合わせたが届けられていないという。

立ち寄り先を思い出して届けることにする。


ラビット 記
※牡蛎フライ御膳についていたキャベツ。

「国際人権と障害者権利条約」の講演録32ページ!

2011年02月08日 06時25分05秒 | 障がい者制度改革
障がい者関係のMLに投稿されていたが、本人のご了解の上、転載。
障がい者制度改革は第一次意見に基づく「障害者制度改革の推進の基本的な方向」の閣議決定に基づいて進められている。
障害者基本法の改正がどうなるのか、次回は来週14日に推進会議がほぼ2ヶ月ぶりに開かれる。
しっかり、動きとその内容を学習したい。
ラビット 記
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皆様へ
山本眞理です。今改革推進会議が進められていますが、そもそもこの会議はあくまで障害者権利条約の批准と完全履行のためですから、時々の波に揺るがず、しっかりと条約を基本にすえなければなりません。
権利主張センター中野が09年に池原毅和弁護士に講演していただいた「国際人権と障害者権利条約」のテープおこしを掲載しました。歴史的視点から障害者権利条約の意義を判りやすく説明していただきました
PDFファイルをダウンロードできます。ぜひ多くの方にお読みいただきたいと存じます
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以下署名
山本真理(ペンネーム 長野英子)
nrk38816@nifty.com
fax 03-5942-7626
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脳トレで聴能が発達するというレポート

2011年02月08日 04時58分36秒 | 補聴器
脳トレで、聴能が発達するというレポート。
これをきちんと指導されるようになるといいな。
医療か福祉か、どっちのサービスでどのように行うか。
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ラビット 記
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原著 音声言語医学49: 273-276, 2008
いわゆる“脳トレーニング” によって語音明瞭度の改善した感音性難聴症例
五島史行、矢部はる奈
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要約:難聴を一定期間放置すると語音明瞭度が低下することは長期間の難聴に伴う聴取能の剥離として知られている.高齢者の補聴器装用者の問題は語音明瞭度の低下によるものが多い.
近年,言語聴覚士の積極的介入を軸とした補聴器フィッティング,装用訓練を導入し補聴器装用訓練が奏功する可能性が報告された.言語聴覚士を積極的に活用できる医療施設等は限定されるため,より簡便な聴能回復リハビリテーション法が必要である.
今回われわれは,自宅での音読トレーニングなどを指導することによって裸耳の語音明瞭度の改善を認めた症例を経験したので報告する.
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症例は77歳女性.2005年7月に感音難聴を主訴に初診.両側高度感音難聴を認めた.語音明瞭度は右30%,左20%であった.
書籍“脳を鍛える大人の音読ドリル―名作音読・漢字書き取り60日” を用いたトレーニング,新聞の音読をすることを指示した.
6ヵ月後右耳の語音明瞭度は60%まで改善した.
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索引用語:難聴,語音明瞭度,聴覚訓練,補聴器
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※論文中から抜粋
成人における脳の可塑性をpositron emission tomography(PET)による大脳皮質の活動性を評価する方法で検討すると,後天性難聴において高度難聴による聴取能
の剥離(auditory deprivation)の期間が長いほど,前帯状皮質(Brodmann area24)上側頭葉皮質(BA41,42いわゆる高次聴覚野),および海馬傍回の活動性低下と強い相関を認め,これらの部位は高度難聴者に人工内耳装用を行うとPETにて機能改善が見られることが報告されている5).
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5) Lee JS, Lee DS, Oh SH, et al: PET evidence of neuroplasticity
in adult auditory cortex of postlingual deafness.
J Nucl Med, 44(9): 1435-1439, 2003.
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p.p1 {margin: 0.0px 0.0px 0.0px 0.0px; font: 8.0px Helvetica}

別刷請求先:〒191-0062東京都日野市多摩平4-3-1

日野市立病院耳鼻咽喉科 五島史行


「碍」に関する議論

2011年02月08日 04時10分05秒 | 障がい者制度改革
「碍」に関する議論を提起しているブログ「tokujirouの日記」を見つけた。
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「碍」の意味が紹介されていた。なるほど。初めて知った。
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ラビット 記
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設問2:「障害」という表記を見直す場合、以下のような可能性を提案する意見もあるが、どう考えるか。
①「障がい」②「障碍」
それ以外の提案はあるか。
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佐藤委員回答:「障碍」がよいと思う。「碍」の本字は「礙」であり、この意味は「旅人が道をふさいでいる大きな石の前で立ち止まってどうしたらよいか考え込んでいる姿」と香港の大学教員から説明を受けた。(10年ほど前に、香港私立大学助教授で国際リハビリテーション協会(RI)社会委員長、ショセフ・コック氏から、故埼玉県立大学丸山一郎氏などとともに)。
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環境の障壁を前に立ち止まっているとの意味は、現実を反映しており、また障害者権利条約やICFの視点からしても適切な表現と思われる。
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また、前記のように、60年ぶりの歴史的な見直しであることを考えると「障害」から「障碍」へは、あまりにもつつましいとも思われる。より大胆な提案も検討すべきではないか。