難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

そうそうたる第一線の研究者が一同に。

2012年02月01日 20時23分53秒 | 人工内耳
今年度の厚生労働科研費・研究成果発表会案内があった。人工内耳や難聴に関わる発表がほとんどだ。

日本障害者リハビリテーション協会が事務局となり、2月6日と13日に厚生労働科研費・研究成果発表会が開催される。
具体的なプログラムが下記のとおり決まっている。
以下案内文。

ラビット
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<研究者向け発表会>
・開会あいさつ9:30-9:40
1.9:40~ 9:55
「日本におけるハイブリッド型人工内耳の適応基準の提唱および蝸牛を保護する電極・術式・薬剤の開発」
(演者) 東京大学 医学部  山岨 達也

2.9:55~10:10
「新世代人工内耳に対応した内耳薬剤徐放技術の開発」
(演者) 東京大学医学部附属病院 耳鼻咽喉科  吉川 弥生

3.10:10~10:25
「総合的視覚リハビリテーションシステムプログラムの開発」
(演者) 国立障害者リハビリテーションセンター 病院 第二機能回復訓練部  仲泊 聡

4.10:25~10:40
「緑内障のmultiple rare variantsの発見と病態機序の解明による予防・治療法の開発」
(演者) 独立行政法人 国立病院機構東京医療センター 臨床研究センター
分子細胞生物学研究部  岩田 岳
・休憩 10:40-10:50

5.10:50~11:05
「成人を対象とした眼検診プログラムの臨床疫学、医療経済学的評価」
(演者) 独立行政法人 国立病院機構 東京医療センター 
臨床研究センター 視覚研究部  山田 昌和

6.11:05~11:20
「内耳薬物投与システムを応用した感音難聴、耳鳴り治療技術の臨床応用」
(演者) 京都大学大学院 医学研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科  中川 隆之

7.11:20~11:35
「MEMS/NEMS人工聴覚器による感音難聴治療法開発」
(演者) 京都大学大学院 医学研究科 耳鼻咽喉科・頭頸部外科  伊藤 壽一

8.11:35~11:50
「難聴者自立支援のための埋め込み型骨導補聴器の開発」
(演者) 愛媛大学大学院 医学系研究科 頭頸部感覚器外科  羽藤 直人
・昼食 11:50~12:45

9.12:45~13:00
「新生児聴覚スクリーニング導入以前と以後に育った先天性難聴児の診断・治療による中等教育までの成果と不都合な現実の対策のための研究」
(演者) 独立行政法人 国立病院機構 東京医療センター 臨床研究センター  加我 君孝

10.13:00~13:15
「新しい人工内耳(残存聴力活用型人工内耳)に関する基礎的、臨床的研究」
(演者) 信州大学 医学部 耳鼻咽喉科学講座  宇佐美 真一

11.13:15~10:30
「難治性眼炎症性疾患に対する網羅的迅速診断システムの開発」
(演者) 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科  望月 學

12.13:30~13:45
「未熟児網膜症の新規手術法開発後の治療プロトコールの標準化」
(演者) 独立行政法人 国立成育医療研究センター 眼科  東 範行
・休憩13:45-13:55

13.13:55~14:10
「新規開発マルチカラー化チャネルロドプシン遺伝子を用いた視覚再生研究」
(演者) 東北大学 国際高等研究教育機構  富田 浩史

14.14:10~14:25
「小児Auditory Neuropathyの診療指針の確立」
(演者) 独立行政法人 国立病院機構 東京医療センター 臨床研究センター
聴覚・平衡覚研究部 聴覚障害研究室  松永 達雄

15.14:25~14:40
「マイクロポンプシステムを用いた分子シャペロンとして働く薬物投与による遺伝性難聴の革新的治療法の創生」
(演者) 東北大学大学院 工学研究科 バイオロボティクス専攻  和田 仁

16.14:40~14:55
「中・高齢層中途視覚障害者の自立・学習・就労を支援する文字入力システムの開発と有効性の実証に関する研究」
(演者) 国立障害者リハビリテーションセンター 自立支援局
理療教育・就労支援部  伊藤 和之
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平素より障害をもつ人々の保健福祉の推進にご理解とご尽力を賜り、厚くお礼申し上げます。

さて、障害者対策総合研究事業では、厚生労働科学研究費により実施した研究成果で、関連分野の研究をおこなっている研究者の方を対象にした発表会を開催することとなりました。

つきましては、ご多忙とは存じますが万障お繰り合わせの上、ご出席くださいますようお願い申し上げます。
また、皆様から関連者にお声を掛けて頂き、多くの方のご出席を頂きたくご協力のほど宜しくお願い致します。

1.日時 平成24年2月13日(月)9:30~14:55
2.場所 戸山サンライズ 大会議室
 東京都新宿区戸山1-22-1
 交通案内→ http://www.normanet.ne.jp/~ww100006/tizu.htm
3.発表内容 厚生労働科学研究費により実施した研究成果を主体とした内容

 参加申し込み用紙にご記入のうえ、FAXまたはEメールでお申し込みいただけますよう、お願いたします。
http://www.normanet.ne.jp/info/happyokai120213moushikomi.htm

障害者対策総合研究成果発表会(身体・知的等障害分野)2月6日
http://www.normanet.ne.jp/info/happyokai120206.html

障害者対策総合研究成果発表会(感覚器障害分野)2月13日
http://www.normanet.ne.jp/info/happyokai120213.html

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[事務局]公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会
    〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
    TEL 03-5273-0601・0894
    FAX 03-5273-1523
    E-mail:soumu@dinf.ne.jp
    担当:栗山貴司・村上博行
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新しい人工内耳N5のインプレッション(1)

2012年02月01日 18時36分16秒 | 人工内耳
1月31日、人工内耳のプロセッサーをフリーダムからN5に変更した。
理由は、
(1)予備機を持つため。フリーダムを予備にする。
(2)今のフリーダムより良い聞こえを得るため。
コード化法が変わったわけではないが、リモコンで各チャンネルを切り替えたり感度と音量を手軽に調整できる。

T値(聞こえ始め)とC値(うるさくない最大音量)を取り直したので、少し聞こえが変わって聞こえる。
・電話で時報を聞いたら「ポッポッポーン」が「ポッポッポォーォォン」と聞こえた。
・会社の朝礼の言葉が少し聞こえた。今までは何を言っているのか分からなかったが、今日は気候の話しや実績の話しだと分かった。
テレビ電話は映像が音声に遅れるので映像の口を見ていると音声に合わず分からないので、音声に集中して聞いた。
この集中して聞くことを繰り返さないと聞こえの向上は得られない。今からでも遅くないので、本の音読をしよう。
・同僚と会話のキャッチボールがフリーダムより出来た。
せっかく箱詰めした書類を無用なことを言われたので、言い返してしまったり、3m離れた同僚と業務の確認が出来た。女子更衣室の照明の点かない理由を明瞭に話せた。
・これから腰痛の診療で整形外科へ。あちゃ、今日は休診だあ。仕方ない。メガポテトを購入してマックへ行くか。締め切りの過ぎた原稿もあるし。
・誰かとPHSの通話の確認をしてみたい。

ラビット 記

新しい人工内耳N5の装用開始(2)

2012年02月01日 08時24分30秒 | 人工内耳
N5用の電極は我が国では未認可なので、CP800シリーズのプロセシングユニットだけ装用する。

病院で聞いた説明の一部。
・ボタン電池を2個平置きに入れるので電池ケースが薄くなった。
・充電池式電池はプログラムにもよるが1日程度しか持たないようで複数の電池を持っていないと不安を感じる。
・充電器はコンセントからもUSB給電からでも充電できる。
・リモートコントローラーは、接続状態、機器、電池のチェックをする。
・登録した各チャンネルを呼び出すのはリモコン画面の4炭のボタンを押して切り替えられる。
真ん中のボタンを左右に押すと感度を、音量は上下に押すことで変えられる。
・簡単なエラートレース機能がある。使用状況にデータも蓄積される。
将来はWifiでデータセンターと交信できるらしい。

聞いた説明はこのくらいなのでマニュアルや簡易説明書を読まないと。説明用のDVDは20分程度で日本語字幕がある(音声は英語)。
(続く)

ラビット 記

新しい人工内耳コクレアN5(エヌファイブ)を装用開始。

2012年02月01日 07時15分38秒 | 人工内耳

夕方から、新しい人工内耳のコクレアN5(エヌファイブ)のマッピングのために病院に行った。

最初直前まで使っていたフリーダムのマップで聞いてみると音がこもって聞こえた。フリーダムと変わらない。
こもっていると言うと少し高音部をあげてもらったら、メリハリが良くなった。
しかし、N5なので最初から調整をしてもらう。ごくわずかに聞こえるレベルから始めて大きいが快適に聞こえる音のレベルを検査により決める。

これを元に各種のスマートサウンドを付けた。
スマートサウンドは入力された信号を処理するプログラムといえる。
【1】ADRO+ASC+ZOOM
【2】ADRO
【3】ADRO+Whisper
【4】旧ADRO高音強調版

(続く)

ラビット 記