難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

IPサイマルラジオ放送のアクセシビリティ

2010年04月07日 17時58分08秒 | PHSから
まだ実験放送だが、ラジオがパソコンで聴けるのはいろいろメリットがあるだろう。
何しろラジオがいらない。代わりにネットに接続する必要があるが。

このIPサイマル放送によって聴取者が増えることを各局も協議会も期待しているのだろう。

しかし、IP化してアクセシビリティの検討はされたのだろうか。視覚障害者もラジオは重要なメディアだ。
PC版ではフラッシュを使った作りなので、視覚障害者にはハードルが高い。
記事にあるIphoneのアプリでは使えるようになって欲しい。

難聴者にとっても、Iphoneは電話機としては磁気コイルがないので聞きにくい。
イヤホン出力からネックループに出力することはできるが双方向通信の電話にはならないとアメリカで問題になっている。

IPサイマルラジオ放送は、音声による聴覚著作物なので著作権制限により、聴覚障害者の福祉に関わる団体等は字幕にして配信することが出来る。
そういうことをしなくても、各局がリアルタイム、オフラインで字幕化して欲しい。


ラビット 記
=== 「IP放送」の Google ニュース アラート ===
radikoのiPhoneアプリに協議会が難色、近日公式アプリ配信
ケータイ Watch
在京および在阪ラジオ局13社と電通による任意団体「IP
サイマルラジオ協議会」では、インターネット網を利用して関東・関西圏のラジオ放送をサイマル配信する実験を展開 ...
http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100407_359577.html

「IPサイマルラジオ」を利用したい人は66.3%
AV Watch
ラジオ放送を聞く人に「ラジオの電波受信状況が悪く、
聞きたいラジオ番組の聴取を ...
「IPサイマルラジオ」について解説した上で、実用化したら利用したいかどうかを ...
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20100406_359446.html

iPhoneでIPラジオ「radiko」が聞ける!
レスポンス
IPサイマルラジオは、インターネットを利用してパソコ
ンなどにより在京民放ラジオ7局、在阪民放ラジオ6局の
地上波ラジオ放送を聴くことができる配信サービス(た
だし、 ...
http://response.jp/article/2010/04/06/138793.html

「IP サイマルラジオ」が実用化されたら?6割以上が利用意向――アイ ...
インターネットコム
IPサイマルラジオ協議会が運営するサイト「radiko.jp」上で
、インターネットの接続 ...
このうち普段ラジオ放送を「よく聞く」人は9.6%。「たまに聞く」人の15.9% ...
http://japan.internet.com/wmnews/20100406/2.html

=== 「IP放送」の Google ブログ アラート ===

T.S.Network: IPラジオサイマル試験放送、iPhone用アプリで視聴可能に!
By せきぴー
IPラジオサイマル試験放送、iPhone用アプリで視聴可能に! なんかいきなり朗報ですな。
つい先日始まったIPラジオサイマル放送のPC版はFlashベースの視聴環境だったのでやきもきしていたのですが、これで更にiPhoneの利便性が増してきました。 ...
http://sekipi.blog.ocn.ne.jp/tsnetwork/2010/04/ipiphone_b465.html
TSNetwork
http://sekipi.blog.ocn.ne.jp/tsnetwork/

iPhoneでIPサイマルラジオのradikoが聴ける「iRadiko」 (キタミテレビ)
By subnote
iPhoneでIPサイマルラジオのradikoが聴ける「iRadiko」
昨日はラジオ好きiPhoneユーザにとって記念日となる日だったかもしれません。期待の「iRadiko」と「ラジ朗」が同時にリリースされました。
3月15日にIPサイマル放送のradikoが始まって一ヶ月も ...
http://www.kitami.tv/2010/04/iradiko.html
キタミテレビ
http://www.kitami.tv/

ラジオ: パソコンで放送 試験スタート とても音質いい - ある40代 ...
By mocha40
「IPサイマルラジオ」は、放送免許を持つ大手のラジオ局が、電波と同じ内容をネットでも流すものです。
パソコンで聴けるのは、電波が届くのとほぼ同じ範囲にしてあるのだそうです。
大手のラジオ会社は、地方のラジオ局に番組を販売して
いるので、無料 ...
http://blog.goo.ne.jp/mocha40/e/2a92f42d59fc5ac6f149e09512feb79b
ある40代女性の生活
http://blog.goo.ne.jp/mocha40/>

=== 「IP放送」の Google ウェブ アラート ===

Web担当の気になった記事 ― 日テレ、IP放送に進出 今年5月から「ひかり ...
tvkのWeb担当が「個人的」に気になった記事なのです。したがって会社の見解を代弁するものではありません。そんなに偉くないです。
http://fumu.tumblr.com/post/486368318/ip-5-tv

[iPhone app] 地上波ラジオのIPサイマル放送RadikoをiPhoneでも聴ける ...
地上波ラジオのIPサイマル放送RadikoをiPhoneでも聴けるようになるアプリ「iRadiko」と「ラジ朗」がほぼ同時にリリースされました。
WEB版と同様、残念ながら聴取地域が東京と大阪に制限されるものの、どちらのアプリもiPhoneで問題無くRadikoを聴けます ...
http://t011.org/mobile/14534.html

プレスリリース@日テレ
また、「日テレプラス」は、日本テレビが過去に放送した大ヒットしたドラマやバラエティー番組を中心に編成する、総合エンターテインメントチャンネルです。 日本テレビ系のCS衛星チャンネルが、IP放送で放送されるのは初めてです。 ...
http://www.ntv.co.jp/info/news/549.html

「聴覚を再定義」を考える。

2010年04月07日 00時07分15秒 | 生活
「聴覚を再定義」という記事を見た。

このように、聴覚を空気の物理的エネルギーの大脳皮質における電気生理学的な変化であるとするなら、聴覚医学は然るべく起こっていない変化を「障害」(難聴)ととらえて、それを再現(医学的リハビリテーション)あるいは発達(バビリテーション)することなのだろうか。

言語的理解で終わるのが医療。

その先の言語活動による難聴者の社会的態様(活動)における課題が「障害」となる。
ヒアリングの障害(ヒアリングロス)がリレーションシップの障害になっている。これが、ICFの環境因子と個人因子の内容だ。


ところで、そもそも医者とソーシャルワーカーとの連携が我が国にはあるのか。


ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
聴覚とは空気の粗密波によって生じた鼓膜・耳小骨の振動であり、その機械的エネルギーを受容する仕組みと受容器によって生じた電気生理学的な変化を精緻化し、符号化(coding)し、大脳皮質で再構築する過程で観察される一連のあるいは任意のタイミングでの生理的変化を言う。

聴力検査は、中耳における機械的エネルギー変動器の働きや内耳における外有毛
「聴覚を再定義」
細胞における非線形の増幅や内有毛細胞でのcoding、あるいは内側膝状体における周波数特異性、さらには大脳皮質での多様なトノトピーといった変化を観測するものである。

あくまでも音受容器としての聴器およびそれより中枢側のもっぱら古典的聴覚路と呼ばれている経路での神経伝達路の「音刺激時」における反応を見ている。

言語的理解とは聴覚言語と視覚言語の例を上げるまでもなく、複数の感覚モダリティの統合によって生み出されるより高次な脳機能であって、CNVやP300やMMNなどのような認知機能検査パラダイムで評価されるべき内容であろう。
以下、省略。
http://tinnitus.iza.ne.jp/blog/entry/1525272/

介護実習の日程決まる。

2010年04月06日 00時36分22秒 | PHSから
金曜日、終業後上司に介護実習の日程を言って、了解をもらう。
5/10~19の土日も含めた連続10日間。
重度のろう重複障害児者の入所・通所施設。知的障害の上、聴覚障害も持っているので、施設に来るまでは非常に人権が尊重されてこなかった人たちと接する。

5月の連休の間も自主的に通って事前学習の場にしようと考えている。
介護実習は実際に仕事をする上で欠かせない、本当の現場の実習。資格試験と同時にかなり重いハードルです。

夏にスクーリングと介護技術講習会に通って、来年の1月の試験を迎えることになる。
実習とスクーリング以外の単位は取れている(オールA)ので忘れないように勉強は続けないと。


ラビット 記

何というか、難聴者のコミュニケーション(3)。

2010年04月05日 08時19分23秒 | PHSから
これは、何かの論考に至るまでのメモ程度のものである。

○関係性の障害を支援するために、相談支援事業がある。
相談支援事業の内容は、難聴者、中途失聴者の中では十分に理解されていない。

難聴者等が自らの障害を聞こえない、ヒアリングの障害とだけ理解していることが一つの要因だ。
それは、難聴者が悪いのではなく、難聴という障害自体が理解しにくいこと、社会の中に対応する機関、制度が充実していないことが問題だ。

○制度としての相談支援事業の内容は、障害者自立支援法地域生活支援事業の実施要項に規定されている。

3 事業の具体的内容
(1)福祉サービスの利用援助(情報提供、相談等)
(2)社会資源を活用するための支援(各種支援施策に関する助言・指導等)
(3)社会生活力を高めるための支援
(4)ピアカウンセリング
(5)権利の擁護のために必要な援助
(6)専門機関の紹介
(7)地域自立支援協議会の運営 等

http://www.jupiter.sannet.ne.jp/to403/hourei/chiiki.html#bk1

○状況把握のためにカウンセリングが行われ、関係専門家のチームによるケアサービスマネジメント(計画策定と管理)が進められる。
これはまだ制度や実際を確認したわけではない。

○相談支援事業の中に社会生活力の向上がある。
これは、障害を持つ自分を肯定的にとらえ、障害を持つ自分の社会的受容を促進するための力を身につけることを制度として支援することになっている。

これは、障害を受容するのは障害を持つ人と言う考えではなく、社会の方にあること、障害を持つ自分を肯定的にとらえることを自尊感情セルフエスティームの確立とされることに留意する。


ラビット 記
夜中に煮込んだカレー。

何というか、難聴者のコミュニケーション(2)。

2010年04月05日 00時02分21秒 | PHSから
この項は、まだメモ程度のもので、何かしら論考を述べると言うほどのものではない。

○難聴者、中途失聴者とろう者は、同じ聴覚障害者と言われる。
しかし、聴覚機能が一部残っているか先天的に失っているかという大きな違いがある。
そのことが言語を音声語と手話にわけることになったと思われる。
これは、同じ聴覚障害をもつ人の意識や行動に大きな違いをもたらした。言語は同一性(アイデンティティ)を規定する大きな要素だからだ。

○難聴者団体は難聴の理解を求め、補聴器、磁気ループ、字幕、要約筆記、読話と多様なコミュニケーション手段と聞こえのバリアフリーを要求した。
ろう団体はろう者の人権を主張し、手話を普及している。

同じ聴覚障害を持つ人がそれぞれの組織を結成して目的の実現のために運動している。

○しかし、聴覚機能の障害を持つことと関係性の障害を持つことは同じだ。
関係性の障害を補うために、片や聴覚機能の活用と補完手段を片や手話で対応しようとしている。

関係性の障害というのは医学モデルではない。社会的な障害モデルだ。
関係性の障害を共通に持つということはこの共通点を追求する中で、お互いに社会的差別の解消という大きな利益が得られるのではないか。


ラビット 記

手話研究シンポジウム2010 in 東京

2010年04月04日 22時49分57秒 | 生活
パネリストの一人から下記のシンポジウムの案内があった。


ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
手話研究シンポジウム2010 in 東京
~「わたしたちの手話」発行から40年とこれから~

手話研究シンポジウムについて先日お知らせしましたが、講演の要旨の一部を追加掲載して再度お知らせいたします。
詳細は当日配布のパンフレットに掲載されます。
なお講師のサム氏(ろう者)はこの日のためにアメリカからいらっしゃいます。
またほかの講師群もめったにない取り合わせで、盛りだくさんの内容になることと思います。
また、手話通訳(ASL通訳含む)、PC通訳、磁気ループを用意しておりますので、ろう学校関係者や様々な関連団体など興味がある方はぜひお誘い合わせのうえご参加ください。
日本手話研究所の前身となる手話法委員会が(財)全日本ろうあ連盟に発足し、「わたしたちの手話」が発刊されてから40周年を迎えました。標準手話確定普及研究のこれまでの歩みを振り返り、また今後の日本における手話研究全体の発展を願い、本シンポジウムを開催します。

日時:2010年4月29日(木・祝)10:00~16:30

場所:昭和大学上條講堂
東京都品川区旗の台1-5-8
東急池上線/大井町線旗の台駅徒歩5分

スケジュール
 9:30 開場/受付
10:00 開会のことば
10:05 講演:サム・スパラ氏
11:35 質疑応答
12:00 昼食/休憩
13:00 特別講演:高田英一氏
13:30 基調講演:大杉豊氏
13:50 パネルディスカッション
16:30 閉会のことば
17:00 閉場
※17:30~ 懇親会がございます
※順番は変更になることもあります

講師紹介
【午前の部】
●講演:サム・スパラ氏(Dr. Samuel Supalla)
〔アリゾナ大学(University of Arizona)准教授
手話言語学の成果をろう教育の現場でどう活かすか、逆にろう教育現場での知見を手話言語学にどう還元するか、ろう児への手話による教育の重要さを主張してバイリンガル教育の黎明期を牽引し、現在もなお手話教育の研究と実践を行っています。また、アメリカ手話の優れた語り部として、ベン・バーハン氏と双璧を成す存在です。
≪講演要旨(一部)≫
「ろうの子どもに「読む力」を教えるとは:研究と実践から得られる洞察」
英語であろうと、日本語であろうと、スワヒリ語であろうと、世界中のどんな音声言語であろうと、ろうの子どもたちは「読む力」の難しさを経験している。なぜ一般的な「読む力」のスキルをろうの子どもに教えることが困難であるのだろうか。この問題について何ができるのだろうか。
本講演では、ろうの学生が持っている手話の知識を活用して第二言語としての筆記英語に移行していく形で「読む力」を伸ばすプログラムを開発したスパラ氏の研究が紹介される。

【午後の部】
●特別講演:高田英一氏〔日本手話研究所 所長〕
(財)全日本ろうあ連盟書記長、副理事長、理事長、(福)全国手話研修センター常務理事を歴任。
日本手話研究所初代の所長であり、手話の研究にも情熱を注いできた。現在も日本手話研究所所長として標準手話の研究、日本語ー手話辞典の改訂版編纂に活躍中。「わたしたちの手話(5)」から「新しい手話2010」まで長くにわたり携わっている第一人者である。「歩く手話辞典」という異名をもつのも標準手話の研究に長年力を尽くしてきた称号である。
≪講演要旨(一部)≫
「発展する手話」
1.「障害者権利条約」の定義
2.人類の始まり
3.身振りから手話に
4.昭和40年代の奇蹟 
5.「障害者権利条約」の期待される成果

●基調講演:大杉豊氏〔筑波技術大学准教授〕
米国ロチェスター大学で手話言語学を学び帰国、日本手話研究所事務局長としても活躍中。全日本ろうあ連盟及び47加盟団体の協力を得て実施した「日本手話言語地図の作成研究」の成果を報告する予定。年代による違い、地域による違い、手話単語の多様性をテーマにするパネルディスカッションの司会も務めます。
≪講演要旨(一部)≫
「日本手話言語地図作成研究について」
日本語と同様に日本の手話語彙についても年齢や地域による違いがあることはよく知られている。そこで具体的にどういう違いがあるのか、どういう分布があるのかを全国的に調査し、その結果を言語地図の形で表現しようと試みたのが本研究「日本手話言語地図の作成研究」である。
この言語地図での表現により語彙それぞれについて年代及び地域による違いの存在が確認された。

●パネルディスカッション
◆北海道/金原輝幸氏
北海道出身/室蘭ろう学校、旭川ろう学校、札幌ろう学校卒。
札幌聴力障害者協会青年部や東京都聴覚障害者連盟青年部、北海道ろう連盟理事を経て、現在札幌聴力障害者協会東区支部監事、日本手話研究所標準手話確定普及研究部研究員北海道班。
◆東北/那須英彰氏
山形県出身/山形県立山形聾学校、筑波大学附属聾学校を経て青森大学社会学部卒。
NHK教育テレビ「手話ニュース845」キャスター、日本手話研究所標準手話確定普及研究部研究員関東班。
趣味はスキューバダイビング、温泉巡り、グルメ巡り、ドライブ。
◆関東/岩田恵子氏
東京都出身/埼玉県在住。
東京教育大学附属ろう学校(現筑波大学附属ろう学校)を経て淑徳大学卒。
埼玉県ろうあ者相談員として24年間勤務後、特別養護老人ホーム「ななふく苑」の施設長として2年間勤務。
現在、熊谷市障害者相談支援センターの非常勤専門援助員(聴覚障害担当のピアカウンセラー)、埼玉県身体障害者相談員、熊谷市ろう者協会役員。
◆中部/河合依子氏
岐阜県出身。
岐阜ろう劇団いぶき代表。
全日本ろう者演劇会議会長、岐阜市聴覚障害者福祉協会手話対策部長、岐阜市手話講師団代表など活動中。
趣味はスキューバーダイビング。
◆関西/高塚 稔氏
奈良県在住/奈良県立ろう学校、大阪府立生野ろう学校を経て近畿大学理工学部卒。
日本手話研究所標準手話確定普及研究部本委員/関西班班長。
竹中工務店勤務後、念願の1級建築士獲得。
平成8年「コンクリート」から「人」へと決意、竹中工務店を勇退し大阪のろう重複障害者授産施設「なかまの里」へ援助員として転職。平成21年、手話研究を専念するためになかまの里を退職。現在に至る。
温泉旅行(海外旅行はだめ)と映画鑑賞と読書とドライブなど多趣味。
◆九州/穐田綾子氏
長崎県出身/長崎県立ろう学校卒。
兄弟6人中3番目の次女。
現在熊本県在住。熊本県ろう者福祉協会女性部長、九聴連女性部長、熊本県立熊本聾学校寄宿舎臨時指導員を務める。


主催:社会福祉法人全国手話研修センター日本手話研究所
共催:昭和大学病院
後援:
(財)全日本ろうあ連盟
全国手話通訳問題研究会
(社)日本手話通訳士協会
(福)聴力障害者情報文化センター
関東ろう連盟
NPO法人全国聴覚障害者情報提供施設協議会
NPO法人CS障害者放送統一機構
NPO法人日本ASL協会
日本手話学会
日本聾史学会
大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所
(社)東京都聴覚障害者連盟

懇親会
・時間:17:30~19:30
・場所:タワーレストラン昭和(帝国ホテルグループ)昭和大学病
院入院棟17階
・会費:6000円(立食ビュッフェ/飲み放題)
・定員制ですので申し込みはお早めに。
・当日申込は基本的に受け付けません。
・サム・スパラ氏によるアトラクションもあります!

申込方法
(1)申込
以下の項目を忘れずに書いて、A~Cどれらかの方法でお申し込みください。
名前|住所|TEL/FAX|懇親会参加の有無
A.往復はがきで申込
〔※返信のほうにご自分の住所と氏名を書いて下さい〕
〒350-2292 埼玉県鶴ヶ島市大字三ツ木16番地1
鶴ヶ島市社会福祉協議会事務局内 鶴ヶ島市聴力障害者会
小出真一郎宛
B.メールフォームから申込 http://newsigns.jp/s2010
C.Emailで申込 shuwaken40@mail.goo.ne.jp

(2)振込
以下の参加費を申込と同時にお振り込みください。
お手数ですが、振込手数料はご負担下さい。
シンポジウム 2000円〔当日プログラム込み〕
懇親会 6000円
ゆうちょ銀行 店番038(ゼロサンハチ) 普通貯金
口座番号8449398 小出真一郎〔コイデシンイチロウ〕

注意事項
・申込〆切
  往復はがき:4月25日(日)必着
  メールフォーム&Email:4月28日(水)12:00まで
  ※参加費は4月27日(火)までにお振り込みください。  
・当日申込は受けつけません。
・昼食はご持参ください。近くにコンビニや飲食店もございます。
・手話通訳(ASL通訳含む)、PC通訳、磁気ループを用意しております。

問い合わせ先
手話研究シンポジウム2010 実行委員会
Email shuwaken40@mail.goo.ne.jp
FAX049-285-0005
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「聴覚障害・加齢等による難聴に対する理解~コミュニケーションに関する・・」のレポート

2010年04月04日 17時02分54秒 | PHSから
経済レポートドットコムkeizai report.com 発表元:第一 生命経済研究所
というところから、難聴者に関するレポートが発表されている。
http://www3.keizaireport.com/report.php/RID/108442/

「聴覚障害・加齢等による難聴に対する理解~コミュニケーションに関する一般 生活者の知識・意識と対応」
http://www3.keizaireport.com/jump.php?RID=108442&key=3217
掲載日:2010-04-03 総アクセス数:6 PDF
※各レポートは作成時点での意見・分析結果とお考えの上、読者自身の判断でお読み下さい。

参考・関連レポート:
• 高齢社会における聞こえの問題 ―難聴者の周囲の人が感じるコミュニケーションの悩み...-08-09-02
http://www3.keizaireport.com/report.php/RID/77665/
• 聴覚障害者の職場におけるコ ミュニケーション~聴覚障害者・企業対象の調査にみる現状と課題...-07-11-02
http://www3.keizaireport.com/report.php/RID/62781/


ラビット 記

何というのか、難聴者のコミュニケーション。

2010年04月04日 02時12分08秒 | PHSから
今日は、NHKの「無縁死を追跡する」というテレビを見て、また木村晴美の手話教師センターblogの「ナチュラルアプローチ教授法ビデオ講座シリーズ」を見て、夜の要約筆記者との会話で、いろいろなことを考えた。
http://www.youtube.com/watch?v=JnzRQ0OWAaY&NR=1

忘れないうちに順不同に記しておきたい。

○現代のに本社会が血縁・地縁社会の崩壊、家族力の低下の中で30代、40代の男女が「無縁死」を自分のこととして受けとめているという。
これこそ関係性が社会構造、経済構造の変化の中で断ち切られていく姿だ。
難聴者等が聞こえないために、失聴したために関係性が持てなくなっていく、持てないために孤立するのと似ていなくはないかと考えた。

○ろう運動は手話の普及とそれを自らの人権の確立と一体に取り組んできたと言って良いだろう。
手話は言語であるということが障害者権利条約に記述されたことにとても意義を強調している。
ろう者自身によって手話は言語学からも研究されている。日本手話研究所創立40周年記念シンポジウムの案内が来ているし、日本手話学会も活発だ。

○手話が言語だとすると言語としての機能は幾つもある。その中に同一性を醸成するというのはないだろうか。
難聴者、中途失聴者が手話を学ぶ中で自立する力を身につけていくのだが、それは言語としての手話の力を借りている。
視覚的コミュニケーション方法であること、日本語を母語とする難聴者であっても手話の表現の力を学習の初期から取り入れることが出来ている。手話の力だろう。
手話を学ぶ過程で難聴者はその役割を自覚した講師、受講生とのコミュニケーションを体験するなかでコミュニケーションや難聴者の障害の意味を考えていく。それが障害の受容、権利意識の誕生につながる。

○難聴者、中途失聴者自身がろう者の手話同様、聞こえの問題に取り組んで然るべきだろう。実際に取り組んでいる人は各地にいる。

※ちょっと息切れか。ここまでに。


ラビット 記
夜中にカレーを作り始めた。

音声コミュニケーションの限界

2010年04月03日 09時48分19秒 | PHSから
難聴者は、補聴器や磁気ループなど補聴援助システムを使って音声コミュニケーションをする。

しかし、その人の難聴の特徴で聞こえの閾値が非常に狭い、高音域あるいは低音域、中音域に聴力の低下があると音声コミュニケーションに限界が生じる。つまり、良く聞き取れない。

まして、相手が早口だったり、周囲がうるさかったり、携帯のボリュウムが不足していたりすると聞き取れない。
話の必要性、会話の楽しさを知っていてもモチベーションは大きく減退する。

いくつかの大きな問題がある。
1)難聴者の音声コミュニケーションには限界があることを自分も社会も知らない、あるいは認めようとしない。限界を感じてもそのことをアピールしない。
音声は周囲に影響を受けやすい信号で人の耳はそれを補うような優れた機能を有している。しかし、難聴者はその機能を失った人たちだ。一部が損なわれても大きな機能低下があるのが聴覚だ。

2)限界難聴者は多い、1900万人の難聴者のうち自覚しない900万人を含めて大部分ではないか。
難聴を自覚しない難聴者は自ら障害の起きていること、その範囲、内容について自覚できない障害なのに知らされていない。
知らせ方も難しい。どこまで聞こえているのか、何が聞こえていないか分からないからだ。聞こえないことが端と思う社会と文化様式では知らせ方も難しい。味覚と同様、聞こえは言葉で表しにくい。味覚の方が共通体験が出来るから言葉の足りないところは補足できるだけまし。

3)補聴効果をあげるのは難しいこと。
早口でしゃべらない、周囲の静かなところで話をする、補聴器の適切なフィッティング、補聴援助システムの適切な組み合わせ、マイクの位置など多くの配慮と対応が必要になる。しかし、これらの配慮や環境を自分で要求するのは対応の複雑さ、機器等の専門知識が要求され、きわめて困難なことだ。

磁気ループのある会議で、補聴器で聞こえるからPC要約筆記はいらないのではないかと長く手話通訳派遣業務に関わってきた人が言う。
しかし、ある人の声や話し方は聞こえてもそうでない人の話は聞こえない、だからPC要約筆記を必要とするのであり、単純に考えないで欲しいと反論した。
普通の人はとっさにはこう反論できるだろうか。磁気ループを用意してもらうのも「お願い」しなければならず、主催者の合理的配慮の義務として要求できる難聴者は何人いるだろうか。


ラビット 記

DINFでリハ法508条改正草案の発表を翻訳

2010年04月02日 04時16分17秒 | PHSから
渡米して訪問したアクセスボード(委員会)から、リハ法508
条とガイドラインの改正草案が近く出ると紹介されていた。

帰国後メンバーから早速その発表を知らせて頂き、
http://www.access-board.gov/sec508/refresh/draft-rule.htm

先日のリハ協のDINF研究会でそのことを知らせたところ、翻
訳したと連絡を受けた。

ご参考にして下さい。


ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
アクセス委員会のスタンダード案及びガイドライン案策定の発表を
翻訳してDINFに掲載いたしました。

URLはこちらです。

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/it/access_board_100322.html#1