前日から悩んでいた塩辛を使った肴について(詳しくは前記事)。
塩辛と何を合わせるのか思い出せないまま、それでも頭の中は
すっかり塩辛になってしまったので
仕方ない、どのみち塩辛はいつまでも放ってはおけないので
ジャガ塩辛でもこさえようか
ということになった。
不本意であるが、これ、酒にやたらと良い。
ビールだろうが焼酎だろうが酒を選ばない、まこと有能な肴なのである。
ふかしたてのジャガイモに塩辛をのせて食べるという
そんな漁師料理があって、近頃では居酒屋なんかでも出していたりするが
これはそれらの進化系というところか。
ジャガを炒め塩辛を合わせれば出来上がり~。
であるが、自分のこだわりは以下のとおり。
芋を千切りにして炒め、シャキシャキ感を残すというのもあるが
自分はホクホクが好きなので、芋はあらかじめ茹でたものを炒める。
炒めはサラダ油で。その上でバターを加え風味を足す。
イモにはバターを使いたくもなるが、バターが多いと塩辛と風味が喧嘩する。
炒めイモにバターがからんだら塩辛を混ぜる、ではなく
イモをちょっとよけて空きスペースで塩辛を軽く炒ってから混ぜる。
この方が互いの風味が際立つという寸法だ。
あとは黒胡椒なんぞをお好みで(青海苔は勧めない)。
それにしても
記憶の中で行方不明になっている塩辛を使ったものとは…
何か美味しいものを食べ損ねたようで、いまだ釈然とせぬ。
とはいえ、不本意といいながらジャガ塩辛を随分と語らせてもらったので
ちょっとスッキリ。
一旦、休戦とするか。