酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

ちょっとスリリングな豆腐

2014-05-05 | 酒風景
そうだそうだ、忘れるところだった。
仕込んでからもう一週間は経っているはず。

冷蔵庫の扉を開けるたび

ん?これなんだ?
ああ、あれか。

と、小さなタッパーはいつも中途半端な存在感であったが
昨夜、いよいよ御開帳となったのだった。



豆腐の味噌漬け。

時々自分でこさえてみるのだが
味噌の中から豆腐を取り出しての、最初のひと口は正直ちょっと緊張。

豆腐=傷みやすい

という刷り込みがあるので、ちゃんと味噌漬けになっているか心配なのである。
漬かっていなければ腐っているわけで、
かといって漬からずに腐ったというのを食べたことがないから
ひと口食べて即座に判断できないだけに悩みもする。

で、


うん、大丈夫。味噌漬けだ。
焼酎が旨い。


自分、学生のころに傷んだものを食べて、食中毒レベル(?)の重度な食当たりになったことがある。
それが何げに小心者たる所以と思う。

だからといって賞味期限とかに過敏になっている訳ではないが
なぜかしら信用できないヤツがいて、
そのひとつが豆腐なのである。

鯖も信用できない。
あんなに罪のないような目をして人をだます。
だから、しめ鯖なんぞ自分では絶対にやらない。
きちんと締まっていなかったらと思うと、怖いもん。

とか言いながら、熟練の料理人が作るしめ鯖は
あの生っぽさというか、オイオイちゃんと締めてんだろうねというのが良い。
間違ったら当たっちゃうんじゃないかという
ぎりぎりのところに本当の旨さがあるというか。

おっと、アタシがこさえる豆腐の何とは次元の違う話でした。
自分で豆腐を漬けて腹こわしたら笑い話にもなりませぬ。