HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

エリーゼのために・クライマックスは意外と簡単

2020年09月24日 | クラシック曲

Mちゃん(小5):

発表会に向けて「エリーゼのために」を練習しています。

冒頭から何度も出てくるテーマ部分は1回のレッスンだけでマスターし、今は続いて「B」の部分を練習中です。

「エリーゼ」の曲は、「B」の部分の後にもう1度「A」のテーマを挟んで、クライマックス「C」の部分へと盛り上がっていくのですが、実は華やかなクライマックス部分よりも、今Mちゃんがやっている中間部「B」の方が難しいです。

この部分が上手に弾けるようになるまでには、まだもう少しの間、地道な練習を続けなければいけません。

そこで今日は、「B」の部分をひと通りレッスンした後、一番華やかなクライマックス部分をやってみることにしました。

アルペジオで高音部まで駆け上がり、頂点に達した所から一気に半音階で落下してくる所です。

先生:「ここやってみようよ」

M:「わー、難しそう…」

楽譜を見るとすごく難しそうに見えてめげそうになりますが、落ち着いてゆっくり見てみると…

先生:「最初の3つの音符見て?この3つで何のコード?」

M:「Am (エーマイナー)…」

先生:「そう、Amだね。そして次の3つは?ほら、これもおんなじAmだね。これを続けて弾くだけだ。ラドミ、ラドミ、と弾いてレドシ、と戻る。そしたらほら、次も同じパターンじゃない?場所が1オクターブ上がっただけで」

M:「あっそうか。弾けるかも」

この同じパターンを3回繰り返して、頂点まで登り詰めたら…

先生:「この、降りてくるパターン、バーナムでやったよね?半音階…」

M「うん、出来る!」

こうして、1番のクライマックスが簡単に弾けてしまいました。

先生:「意外と簡単だったでしょ?」

M:「うん、意外と簡単だった」

先生:「仕上がったらこんな感じになるよ」と、今の部分をめちゃんこかっこよく弾いてあげました。 

M:「うわ〜」

先生:こんな風に弾けると、かっこいいよ〜。かっこよく弾けるように、練習してみてね」

Mちゃんは満面の笑顔で「はーい」と元気よく返事しました。

難しい「B」の部分と並行しながら、クライマックスの見せ場とフィニッシュを最高の出来になるよう、早めのうちから磨いて行こう、という作戦でもあり、また同時に、難しくてしんどい努力が続く合間に、上手に弾けるオイシイ部分の楽しみがちょっぴりあったら、気分を転換させながら練習ができるかなーと思ってね。

尚、「エリーゼのために」については、HPの方でも取り上げていますので、興味がありましたらご覧ください。

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サー・デュークのエンディング〜 これで速く弾けるかな

2020年09月24日 | 弾き語り

Kさん(メンズ):

「サー・デューク」の弾き語りを練習中です。

発表会は12月の初めなので、練習期間はあと2ケ月です。

今日は最初から最後まで、通して弾いてみました。

もう、楽譜や歌詞は全部入っているので安心です。

苦労してるエンディングのピアノソロも、がんばって大体弾けるようになったんですが、途中一部分だけ、どうしても困難な部分があり、スラスラと弾けません。

「サー・デューク」はピアノで弾くための曲じゃないので、初心者の人が両手ユニゾンで弾くのは、確かに難しいです。

練習曲として弾くんだったら、片手でいいや、ってことにしておくんですが、今回は発表会での演奏なので、出来ることなら両手でかっこよく弾いてもらいたい。片手と両手ユニゾンでは、迫力がまるで違ってきますから。

どうしたらいいかな…

Kさんに代わってピアノの前に座ったヒバリは、いくつか試し弾きしてみました。

「よしっ、こうしよう」

そして弾いたフレーズ。

「どう?バレてます?」

そこには「ある仕掛け」…というか、「抜け道」がほどこしてあってね。言わなきゃわからないレベルですが。

「バレてない…というか、どう違うんですか?」

「バレてないならいいや。ココでズルをしよう。そうだ、ついでにココもこうして」

と、もう一度弾いてみます。

「今のは2つズルしたけど、さっきの1ズルと、今の2ズルと、比べてみてどうですか?」

「バレないです。っていうか、他の人にもバレませんか?」

「絶対バレません!」

ヒバリは自信を込めて言いました。

本番演奏では、楽譜にこだわってタドタド弾くより、多少アレンジしても(そうだ、ズルじゃなくアレンジって言えばよかったんだ)、勢いよく堂々と弾く方がずっといいです。

変えた部分はそれなりに練習が必要ですが、それでも元の楽譜よりは大分弾きやすくなるはずです。

ってことで、Kさんの苦手だった部分には、いくつかのズル、というか抜け道、というかアレンジ、というか…を採用することにしました。

何ズルしたか、そしてそれはどこなのか。

それは演奏者Kさんと、指導者ヒバリ先生だけが知っている…

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Kちゃん、ペダル・連弾楽しいね

2020年09月23日 | レッスン日記(幼児)

Kちゃん(年長組):

先週、楽譜をパッと開いて出た、全然知らない曲「1週間」を上手に弾いたKちゃん。

「今日は2つ弾く!」と言って楽譜を開きました。

開いたページは「たきび」です。

「これ弾く!」

「この歌、知ってる?」

「知らなーい」と言いながらも、Kちゃんは「たきび」、「こいぬのマーチ」と 次々に楽譜を見ながら弾きました。

もう、読譜が定着したんだなー、ということがわかります。

今日はKちゃん、ペダルがお気に入りで、椅子から落っこちそうになりながら ぐーんと足を伸ばして、ペダルを踏みながら弾いています。

まだ習い始めたばかりなのにペダルなんて…それに、そんな勝手なことしちゃダメでしょ、というのが正しい「先生の対応」かとは思うんですけどね。

特に小さい人の場合、ピアノの音や仕組みに興味を持ってあれこれ確かめたり、いろんな高さやポジションの響きを感じたり、ということに興味津々な様子を見ると、つい私の方も「そちら側の人」の気分に同化してしまい「わかるよー、おもしろいよね」と思ったり、また、そういった好奇心や美しい音に耳をすますことを充分楽しんでほしいと思っていることもあって、成り行きを見守ってしまうことが多いです。

次にKちゃんがページを開いたら「チューリップ」のページが出てきました。

この本では「チューリップ」はト長調で書かれているのですが、Kちゃんがずっと前から自分で弾いていたハ長調で弾くことにしました。

「ドレミー、ドレミー」中央ドの位置で、Kちゃんがメロディーを弾き始めました。

伴奏つけてあげようと思ったけど、このままKちゃんの左側=低音部で伴奏すると、音が低すぎて重苦しい感じになってしまいます。

Kちゃんに1オクターブ高い場所で弾いてもらえばよかったんだけど、ほら、さっき書いたように、Kちゃん真剣にペダルを踏んでるから。

もう移動するのはムリ。

そこで、先生はKちゃんの後ろに立ち、Kちゃんを抱くみたいに、両側に手を広げて伴奏を合わせ始めました。

左手の低音、そして右手は、高音でキラキラする伴奏を合わせたら、Kちゃんのペダル効果と相まって、とってもファンタジックで素敵な演奏になりました。

「もう1回弾こう?!」

弾き終わってすぐ、Kちゃんが言って、先生も「そうだね!もう1回弾こう。すごくきれいに弾けたもんね」と言って、もう1回、初めから連弾しました。

チューリップがすごく美しいアンサンブルになって、Kちゃん楽しかったんだなーということがわかります。その証拠に、「次はどれ弾く?」と楽譜を開いた時もKちゃんは言ったのです。

「先生と一緒に弾きましょう!」

初めから一緒に伴奏してね、ということです。

個人で行うことがほとんどであるピアノレッスンは、とかく和声感やリズム感、アンサンブル感が養われない傾向があります。

なので、なるべく初心者のうちから、自然なアンサンブル感覚を身につけてもらいたいとおもっています。

Kちゃん、また一緒に弾こうね。

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Tくんのアナウンスレパートリー

2020年09月20日 | レッスン日記(小中高生)

Tくん(小2):

「こんにちは!」の代わりに「アハハー」と大笑い声でやってくるTくん。

いつも、いろんなことに興味がいっぱいで、アンテナ張りまくりで、インプットしたことはソッコー実演。

先生:「バーナム出してね」

T:「バーナムね。はいっ、出ました〜」と楽譜を出しながら、ピアノの下の棚にあるルーレットを出して回す。

先:「はいっ、何番でしょうか?!」

T:「カチャッ、ビューン…出ました、はーちー番でーす。8番でお待ちのお客様ー、窓口へお越し下さい〜」と、もう1度ルーレットを回す。

T:「5番が出た。だから、グループ5の8からやってくの」

先:「あ、そうなの? はい、じゃグループ5の8からどうぞ

T:「ヘイ、Siri!グループ5の8を開けてくださーい」とページを開く。

こんな具合なので、実際にピアノの音が出るまでには大分時間がかかってます。(笑)

Tくんのアナウンスは、他にもファミレスの案内風、電車の車掌風など色んなバージョンがあって、いつの間に覚えてきたんだ?!と、そのレパートリーの広さと再現力には笑えます。

その話しぶりはどれも堂に入っているので、将来 大学生とかになった時、どんな業種のアルバイトをしても大丈夫!

頼もしく流暢なアナウンスで、お客さんも安心まちがいありません!

ところで、肝心のピアノの方は?

先週レッスンした「けんばんのおどり」、最後まで「ゆるーく」弾けてきました。

今日は、演奏の決め手となるフィニッシュ部分をピンポイントでレッスンし、Tくんも気に入ってくれたようで、満面の笑顔で ダン!と最後の音を爆発させてましたよ!www

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フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーンは クールなボサノヴァ♪

2020年09月19日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

Nちゃん(高1):

今日はスケジュールの都合で、いつも来ている午前中ではなく、夕方M子さんのレッスンの後に来ました。

さっき、M子さんへの「お手本」として「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」を弾いたところでしたが、今日Nちゃんがレッスンするのも、実は「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」なのです。

M子さんとの違いは、Nちゃんはボサノヴァバージョンということ。

偶然に、2つのバージョンの「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」が連続して弾かれることになりました。

先ほどのワルツバージョンは、うっとりと夢の世界に誘われるような、その名の通りまさに「私を月へ連れてって」という感じの曲でしたが、同じ「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」でも、ボサノヴァバージョンだと もっとクールでスピード感あるテイストが加わってきます。

同じ曲でも、アレンジや演奏によってガラリと違った印象になる。

ポピュラーやジャズの演奏の醍醐味ですね。

Nちゃん、今日はアドリブの中ほどまで進み、ボサノヴァのノリも上々です。

高校生になって、一段と大人っぽい演奏ができるようになってきました。

楽しみです。

 

 

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フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーンは優雅なワルツ

2020年09月19日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲

M子さん(大人):

子どもの頃 ピアノを習っていたというM子さん、お孫さんがいる年齢になってから、ピアノに再チャレンジして3年目です。

「子どもが弾くような、易しく弾けるピアノ曲が弾きたいです」という希望でしたが、「それならこういうのはどうですか?」と「やさしいピアノ名曲150」という楽譜集をお渡ししたのでした。

みんながよく知っているようなクラシック、ポピュラー、映画音楽、世界の民謡などが、すべてハ長調(イ短調)のメロディーだけで書かれて、コードネームがついているのです。

初めてのコード奏法に戸惑いながらも、「まあ、こんな弾き方、初めてです。楽しく弾けるんですね!」と喜んでくれたのでよかったです。

今日は、先週やったロシア民謡の「コロブチカ」(『テトリス』の音楽ですよ〜♪)を 軽快な2(ツー)ビートで仕上げ、「楽しくなってきました!」とニコニコされていました。

「テトリス」、じゃない、「コロブチカ」が上手に出来て、次は何弾きましょうか?

「あの、これは難しいでしょうか…?」

M子さんがオズオズと開いたのは「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」のページです。

「大丈夫ですよ。とってもきれいな曲ですよね?!」と、ヒバリ先生はお手本を弾いてあげようと思ったのですが、その前にちょっとM子さんに確認です。

「この曲、どんな感じでイメージしてましたか?」

この「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」は、もともとジャズのスタンダードナンバーで、1950年代に、美しいワルツの曲としてリリースされたものでした。その10年後くらいからは、ボサノヴァ・バージョンがヒットし、すっかりボサノヴァの曲として定着してきました。

そして現在一番ホットなのは、エヴァンゲリオンのエンドテーマとしておなじみですよね。

M子さんの「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」って、どのバージョンなんでしょう。せっかくだから、イメージにぴったりの「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」を弾いてあげたいので…

「こんな感じです。ラーラララ ラーラララ…」

M子さんが、とってもきれいな声で歌ってくれました。

わかりました!ワルツですね。

そこで、ヒバリがとびっきり美しく「ワルツ・フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」のお手本を弾き、来週、これをレッスンしましょうね、ということにしました。

それにしても、「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」という曲…

なんて息長く、いろんなバージョンで演奏されてきたことでしょう。

これこそ本当の「スタンダードナンバー」ですね。

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暗譜、時々楽譜を確認してね。

2020年09月18日 | ヒバリ先生のワンポイント・アドバイス

Mちゃん(高1):

「悲愴」ソナタの第3楽章、「なんとか最後まで行けました」とレッスンに来ました。学校も忙しいのに感心です。

ここ何回かは 一番最後のエピソードから後をレッスンすることが多かったので、今日は久しぶりに初めから弾いてもらうことにしました。

「えっとー」Mちゃんは譜面台に楽譜を広げていきます。

「ここは…いい…こことここも…いいかな…」とページをめくっていき、

「ここから。」と、最後の2ページだけが見えるようにして楽譜を広げました。

「へ〜、もうこっちの方は覚えたんだ!?」

「あ、はい…一応…」

すごいね。よく練習してるんだ

さっそく弾いてもらいます。

テーマの部分、なるほど良くこなれてきて、手の動きもなめらかになってる。

最初の頃すっごく苦労したコラール風の部分、そしてその後に続く右手・左手の素早い掛け合いの部分も、ためらわず堂々と弾いていて、よく練習したんだなあ、と思いました。

さすがに、終盤部分は譜面を確かめながらゆっくり、となりましたが、この調子なら、本番までには余裕で仕上がりそうです。

だがしかし… ん?まてよ?

暗譜で弾いている前半部分に、ちらほらと違う音が混じってたんだよ。

「もう一度、最初から弾いてみてね。所々に『アレ?』の所があったよ」

じゃ、もう一度初めからね。

「待って!ここ、違うよ」「ここ!」「ここも!」

今度はその都度止めて、間違った所にチェック。最初のうちは赤エンピツで、そのうちポストイットで。

「初めはちゃんと弾けてたはずだけど、暗譜して何度も弾いてるうちに、独自のアレンジが加わってきたね?ww」

「私、全部独自かも(^_^;)」

いい演奏するために、暗譜は欠かせません。

暗譜すると、ピアノの音色がガラッと変わってきます。

誰かが書いた楽譜を読みながら弾いている音ではなく、まるで自分の心の底から湧き出てきた音のようになるのです。

でも、繰り返し弾いているうちに手が慣れて、楽譜を見なくていい状態になったのは、本当の暗譜ではありません。

楽譜をよーく見て、その奥底に息づいているメッセージを読み取り、自分の言葉(音)で表現してこその暗譜なのです。

曲を弾いていて「暗譜した」と思っても、時々楽譜を見直して「独自のアレンジ」をしていないか、確かめるようにしましょう。

「アレンジ」が固定してしまうと、なかなか直らなくなって後で大変なのでね…

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Rちゃんもうすぐお誕生日

2020年09月18日 | レッスン日記(小中高生)
Rちゃん(小4):

今日はレッスンに来るのが少し遅れたので、先生は、ピンクのバーナムを1曲レッスンした後すぐ発表会の曲をやろうとしました。

「あれ、オレンジは?」Rちゃんがオレンジのバーナムを出して言いました。

「そうか、オレンジのバーナムやらなきゃね?!」

「うん!」

ピンクのバーナムの前に修了しているオレンジのバーナムは、「ランダム弾き」。ルーレットで当たった番号の曲を5曲弾くのです。

以前は「バーナム〜?いやだ。難しい」と敬遠していて、レッスンも「1曲だけでいい?1曲だよ?」とシブシブ弾いていたのが、いつの頃からか「R、バーナム好きになったよ。簡単になった。前は難しいからやだったけど、今は簡単。だからバーナム好き!」と、進んで弾くようになっているのです。

Rちゃんはしっかりした手の形とタッチを持っているので、バーナムもとてもいい音で弾けています。

今日は発表会の曲「パイレーツ・オブ・カリビアン」も最初の方はコード伴奏をつけて弾けるようになったし、Mちゃんとのアンサンブル予定の「WAになっておどろう」のサビ部分も軽々と弾けました。

来週、お誕生日というRちゃん。成長してきたなーと感じる、今日このごろです。

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Cちゃん、「ソナチネ」「美女と野獣」がんばってます

2020年09月18日 | レッスン日記(小中高生)

Cちゃん(小3):

今日も早々とやってきたCちゃん。

「ソナチネの最初のページ、全部覚えたよ!」と言いながらも、まず最初は「美女と野獣」のパーカッションからやるそうです。

Cちゃんのパートは、鉄琴できれいなハーモニーのオブリガートを入れたり、ウィンドチャイムで節目を飾ったり、シンバルで盛り上げたり、という役です。

毎週「むずいよ〜」と言いながら奮闘しているんですが、今日あたりだんだん余裕が出てきたと見え、本来のオブリガートの合間、手の空いた時に「ちゃん、ちゃちゃん♪」などと鉄琴で調子よく合いの手を入れてしまい「ダメだよ〜余計な音入れちゃー」と先生に見つかったりしています。(笑)

「まっ、こんな感じだ。毎週やってれば覚えるよ」と言われてパーカッション練習は終わり、続いてソロ曲の「ソナチネ」です。

こちらは正統派の古典派クラシックなので、きちんと楽譜を読んでしっかり弾かなければいけません。

Cちゃんは毎日練習やってるとのことで、複雑な長いスケールをよく覚えて弾いていて感心です。

弾きにくい箇所は指番号を検討し、場合によっては番号を付け替えたりもするのですが、Cちゃんはイヤとも言わず、「じゃ◯◯番ね!」と自分で楽譜に書き込んで、「オッケー」と了解しています。

まだ9歳になったばかり、複雑な音階や込み入った指づかいを覚えるのはむずかしいのではと思われるかもしれませんが、かえって大人よりもアッサリ覚えてくれるもの。特に手加減せずにやっています。

来週には中間部も出来そうな気がします。

がんばりましょう。

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ラプソディー・イン・ブルー コードで楽々♪

2020年09月17日 | コード奏法

Sちゃん(高2):

「ラプソディー・イン・ブルー」。

Sちゃんのために先生が短縮版にアレンジして、少しずつ練習を進めてきました。

今日は、いよいよ終盤部分のレッスンに入ります。

原曲のオーケストラではティンパニが力強くブンチャ、ブンチャ、と2ビートを刻み、ピアニストがフルコードでメロディーを響かせるところ。

今回はピアノ独奏なので、左手でオーケストラパート、右手でピアノパートを弾きます。

和音の楽譜を読むのはなかなかしんどいですが、コードネームを添えれば一気に譜読みが楽になり、五線譜だけでの譜読みに比べて間違いが激減します。

Sちゃんも、最初は予習してきた8小節分のレッスンのつもりが、コードネームと併用して譜読みしたら、その2倍の16小節も進むことができ、一気にフィニッシュ前まで到達しました。

この「ラプソディー・イン・ブルー」という曲、とにかく転調につぐ転調、臨時記号の続出で、本来の調号は何だったんだろうというようなすさまじさ。譜読みはものすごく大変なのです。

今回、発表会の曲としてSちゃんに勧めたのは、Sちゃんがコードネームを大分使いこなせるようになったことも大きな理由の一つとなっています。

レッスンを終わり、帰りぎわにSちゃんは「私、コードが使えるようになって本当に助かってます。ラプソディーもこんなに早く出来上がってきたし、今流行っている曲とかもコードさえ見れば弾けて、お友だちにも弾いてあげられるし」と言っていました。

コード奏法は本当にわかりやすくて便利。

ヒバリ教室では、大人や上級者はもちろん、習い始めたばかりの人や小学生、保育園生も、みんなコード奏法を習います。

コード奏法はジャズやポピュラーだけのものじゃないので、みんな、ぜひコードを使えるようになってもらいたいです。

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Mちゃん、ソロもアンサンブルも順調だ!♪

2020年09月17日 | レッスン日記(小中高生)

Mちゃん(小5)

レッスン室に入って、開口一番「もう右手は全部弾けるようになった!」とは、「エリーゼのために」のB部分のことだね?!

「楽譜も見ないでいい!」とはすごい。いっぱい練習してきたんだ。

まずは指ならしに「バーナム」を1つ弾いて、それからアンサンブル「美女と野獣」のキーボードを弾いてみます。

先生が、相手役Lちゃんの代役でピアノを弾いて、1度合わせたらもうバッチリだ。

「よしっ、もうできたね」と先生。

「1回弾いただけ()」とMちゃん。

「1回で、もうできちゃったもんね。もう、Lちゃんたちと一緒にやりたいね」

「私はいつでも大丈夫!」Mちゃんはすっごく嬉しそうに笑いました。

ほんとに、もう合わせて弾けそうだ。近々、みんなで合わせたいね。

さて、「エリーゼのために」です。

Bの部分、本当にMちゃんは楽譜を閉じたまま、右手のメロディーがちゃんと弾けました。

先生が左手パートを弾いてあげると、リズム良くスイスイとメロディーが流れます。

そのまま、お得意の「A」テーマに続き、次のエピソード「C」の部分に入るきっかけのところまで一気に弾きます。

「もう、こんな所まで弾けたね!どんどん進んじゃうね〜」

先生にほめられて、Mちゃん嬉しそうです。

じゃあ「B」の左手もやってみよう、との誘いで、左手を弾いてみます。

困難な部分はなく、流れさえ覚えればすぐ弾きこなせそうです。

来週、Bのところを両手でできたらやってきてね、ということになりました。

Mちゃん、ソロもアンサンブルも、余裕の進行状況です。

ヒバリ教室に入門して3年。立派な「上級生」です!

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サー・デューク完成が見えてきた♪

2020年09月17日 | コード奏法

Kさん(大人・男性)

春頃から練習してきた「サー・デューク」弾き語り。

完成に近づいてきてます♪

イントロ(ピアノ)→歌&ピアノエンディング(ピアノ) 全部通して、ずいぶん上手になってきました。

もちろん全部暗譜です!(っていうか、譜面見ながらじゃ弾けない)

歌とピアノの部分はほぼ完成といっていいし、一番心配なエンディングもずいぶん弾けるようになりました。

発表会前2ヶ月半のこの時期で、この完成度は余裕といっていいと思います!

あとは楽に弾けるようになるまで、何度も弾いて自信つけるだけ。

がんばりましょう!

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「1週間」と「タイ記号」をおぼえたよ♪

2020年09月16日 | レッスン日記(幼児)

Kちゃん(年長):

Kちゃんが使っているのは「うたえる!ひける!ピアノ曲集1」)の本です。載っているのはKちゃんが今までに習った右手ド〜ソ、左手ド〜ファの範囲の音だけで弾ける歌ばかり。その中で 比較的やさしい歌や知っている歌から選んで弾いているのですが、今日、Kちゃんがピアノの前に座って、譜面台に置いたテキストをパッと開いたら、たまたま開いたページに興味が引きつけられたようです。

「これどんな歌?」と先生に聞きました。

それは「1週間」というロシア民謡のページ。かわいい女の子が、お買い物に行ったり お茶を飲んだり お風呂に入ったりしているイラストがついています。

♪月曜日に市場へ出かけ、糸と麻を買ってきた

 テュリャ、テュリャ、… 

こんなのよ、と先生が軽く口ずさんだら、Kちゃんも途中から後について歌い出しました。全然知らない歌なのに。しかも子どもの歌にはほとんどない、マイナーキー(短調)の歌なのに。

Kちゃんのセンス、すごいかも。

Kちゃんが気に入ったようなので、先生はもう一度初めから、ちゃんとピアノで伴奏を弾きながら歌いました。

「ほら、ここに言葉が書いてあるから歌おうよ」

見開きページに、1週間ぶんの暮らしを歌った歌詞が書いてあります。

Kちゃんは歌詞を見ながら、わけわかんないながらも一生懸命に歌っています。

サビのところは調子いいので、元気いっぱいです。

 テュリャ、テュリャ、テュリャ、テュリャ、テュリャリャ

 テュリャ、テュリャ、テュリャ、テュリャリャ〜

「もう一回!先生ピアノ弾いてね」

もう一度大きな声で。

歌い終わって、「弾いてごらんよ」先生が誘いました。

初めは「え〜?」と言っていたKちゃんですが、「ほら、知ってる音符ばっかりだよ」と言われて、両手を真ん中のドに準備し、ひとつひとつ音符を見ながら弾き始めました。 

 ラド ミミミレ ミミミレ ミレドード、

 ミレミー レドレー ドシドシラーラ…

弾ける弾ける!

「この歌ね、1つ記号があるの」

先生は楽譜を指差しました。

「ここのドとドが、線でつながってるね。これは『タイ』って言って、2つの音符がつながった印。だから、2番目の音は『ドード』って弾かないで、『ドーオ』って伸ばすんだよ」

先生は「タイ」記号のカーブした線を、赤エンピツでなぞりました。

「タイ!」

Kちゃんは先生から赤エンピツを受け取って、楽譜にたくさんあるタイ記号をひとつひとつなぞり、その上に「タイ」と書きました。カタカナのイの字が、左右裏返しの「鏡文字」になってる

たくさんあるタイ記号をぜんぶなぞり、鏡文字の「タイ」を書き加えて、エンピツを置き、今度はちゃんとタイ記号を守りながら、Kちゃんは弾きました。

  ラド ミミミレ ミミミレ ミレドーオ、

  ミレミー レドレー ドシドシラーア…

知ってる歌が弾ける、というのも嬉しいことだけど、こうして知らない歌でも、しかもテキストでは終わりの方で、楽譜も難しくても、心惹かれた曲なら、小さな生徒にもちゃんと弾き通す力があるんだなあ、記号だっておぼえられるんだなあ、と改めて思いました。

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「きらきらぼし⭐︎」高い音で弾いたら

2020年09月16日 | レッスン日記(幼児)

Mちゃん(年長)

右手のド、レ、ミ、ファ、ソ、の音符は、ずいぶんよく読めるようになりました。

左手も、右手に続いてド、シ、ラ、ソ、と習っているので、「うたえる!ひける!ピアノ曲集1」の中から、「アルプスいちまんじゃく」「ふしぎなポケット」など、左手の音をあまり多く使わない歌から先に選んで弾いています。

この本に出ているのは、Mちゃんが習った範囲の音符で弾けるものばかりなのですが、知らない歌や音符が多くて難しそうな曲は、後回しにしています。

「もう一つくらい弾こうかなあ。どれにする?」

先生がパラパラとページをめくりながら聞きました。

「きらきらぼし⭐︎」Mちゃんが答えました。

「きらきらぼし!そうだね。先生もそれがいいと思ってたよ」

耳なじんだメロディーは、今Mちゃんが楽しんで弾くのにぴったりです。

「言葉がついてるから歌ってみよう」

まず、先生と声を揃えて歌います。

それからピアノで。

使える音符の範囲に合わせて、この楽譜はト長調です。

ソソレレミミレレ、トドシシララソ という調子で弾くのですが、Mちゃんは何の違和感もなく上手に弾けました。

「とってもきれいに弾けたから、他の場所でも弾いてみようかな♪ 一番高いドの場所で弾いてみよう」と誘い、Mちゃんはピアノの右端の方へ移動。

一番高音のポジションでMちゃんが弾き、先生もすぐ隣の高い音でキラキラとした伴奏をつけたら、お星さまがいっぱいキラキラとまたたいているような曲になりました。

「きれいな曲になったねー」

「うん!」

Mちゃんも満足そうにうなずきました。

いろんな場所で、いろんな音で弾いてみると面白い発見があるよ。

おうちでもやってみてね。

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Rくん、がんばってたくさん弾きました♪

2020年09月15日 | レッスン日記(幼児)

Rくんが折り紙で作ってくれたピアノ。

Rくん(年長):

うたえる!ひける!ピアノ曲集1」を開いて、お気に入りの「アルプスいちまんじゃく」を弾き始めました。

いつもの通り、右手・左手それぞれの使う指を、ちゃんと鍵盤の上に並べてからスタートです。

「じゃ伴奏弾くよ?いい?」と先生が弾き始めると

「待って待って!まだだよー」と言いながら手をセットして、リズムに合わせて弾いていきます。

もう何度も弾いている曲なので、ずいぶん上手になってきました。

弾き終わるたびに「丸つけてよー。花丸!茎も付けて!葉っぱも」と、「上手にできましたオプション」を要求。

「そうだね。じゃもう一個、花丸」と花丸の大盤振る舞いをしながら、「もう一回」「もう一回」と弾く回数を稼ぐ(笑)

最後は「すごーく速く弾いてみようよ」と誘い、大興奮のスピード奏で仕上げました!

続いて「ふしぎなポケット」も弾いてみます。

そうしたら、「最後の『♪ビスケットはふたつ』のところって、『アルプスいちまんじゃく』の最後と似てる!」とRくんが発見。

「ほんとだ。『ふしぎなポケット』は『シラシドドド』だけど、『アルプスいちまんじゃく』は『シラシドドド』だもんね。シとソが違うだけだね!

Rくん、よく気がついたね。

「ふしぎなポケット」も「3番まであるから」とRくんが言って、元気に3回繰り返して弾きました。

Rくん、集中力すごい。

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