あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

父の日

2013-09-02 | 日記
昨日は父の日だった。
父の日は普段がんばっているお父さんに感謝の思いをよせる日、と子供及び世間一般は思うだろう。
僕はあまのじゃくな性質なのでそう思わない。
父の日だからといって感謝をするのはおかしい。
そんなのは常日頃から毎日感謝をするものだ。
もともと感謝を求めない方なので(感謝というのは求めた時点で違う物になってしまう)父の日という物を全く意識せずに過ごした。
あらかじめ娘にも言ってあった。
「お父さんは父の日のプレゼントなんかいらないからな」
巷はこの週末に『父の日セール』で一色。
量販店ではお父っつぁんが喜びそうな物が一番目を引く場所に並んでいるし、ラジオでも父の日のセールですよというコマーシャルがよく入る。
家ではテレビを一切見ないが(見れない)たぶんテレビでもそうやって購買意欲をかきたてていることだろう。
父の日、母の日、クリスマス、日本で言えばバレンタインデー、支配者はそういうイベントで大量消費を煽っている。
ここで極端なクレクレ君はこう言うだろう。
じゃあ僕がプレゼントを贈るのはダメっていうの?
そうではない。
コマーシャルに載せられて中途半端な安物を送り、「これぐらいでいいや」と自分を『いい子』にするためのプレゼント。
本当に相手の事を考え、見返りを求めず、相手が必要としている物のプレゼント。
同じものを贈るのでも違いが出てくるだろう。
それには表面だけではなく深く考えなければならない。
まあクレクレ君は深く考えないものなんだけどね。



昨日の午後、娘がケーキを焼いた。
チョコレートケーキである。
以前サダオがプレゼントしてくれた料理のレシピ本を見ながら誰にも頼らず一人で焼いた。
ご丁寧にチョコレートで字を書いた。
「おとうさん ありがとう みゆきとのり子より」
ハートマークとココの似顔絵入りである。
これには参った。感動である。
なにかコソコソやっているなと思っていたが、こういうことだったのだな。
こういうプレゼントは歓迎だ。
寝る時に娘に言った。
「今日はありがとな。お父さん、本当に嬉しかった。お金で買うプレゼントもあるけど、それはお前が稼いだお金ではないよな。それより今日のケーキはお前が働いて作ったプレゼントだ。自分がその場にあるものでできることをする。その結果、その場に関わった人が全て幸せになる。それが本物の愛だ。お前は本物の愛をお父さんにくれた。本当にありがとう。」
娘は照れくさそうに笑った。
父の日万歳だな。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする