あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

10月11日 Broken River

2014-10-13 | 最新雪情報
おかしな年、としか言いようのないシーズンだった。
振り返れば、4月に季節外れの雪が降り、それ以降はぱったりと雪が降らなかった。
なんとかスキー場がオープンできたのは8月半ばだ。
それ以降も雪は降らず9月の半ばにパウダーを楽しめるぐらいの雪が降った。
雪が多く、盛り上がった年ならば学校の春休みもスキー客で賑わうのだが、今年はそれもなく尻切れトンボのようにあっけなくほとんどのスキー場はクローズした。
ブロークンリバーも普段なら「雪がある限り滑り続けるぜ」というノリなのだが今年は「もういいよ」という雰囲気が漂い、毎年恒例のスタッフのお別れ会も少人数で寂しかった。
それでも9月半ばのパウダーは当てたし、古くからの友人カズヤとポーターズでのパウダーセッションは思い出に深く刻まれる1日だった。

春休みも終わるという週末、娘の深雪と旧友ブラウニーでBRへ行った。
深雪は今シーズン2回目のスキー。
ちなみに1回目はマウントハットへ学校のスキー授業で行った。
クラス分けの時にスキーインストラクターにスキー歴を訪ねられ「ブロークンリバーのメンバーだけど好きなバーンはポーターズのビッグママ」と答えたらそのまま有無を言わさず上級クラスへ放り込まれたそうな。
最近は一丁前に「パウダーじゃなかったら行かない」などとほざく。
行ったら行ったで楽しいのだが、なんとなく面倒くさい。
大人でもそう思う時はある。
山が遠くなる時だ。
BRも今週末でクローズが決まっていて、天気もまずまずなので半ば強引に娘を連れ出した。

午前中に何本か滑り、あとはパーマーロッジでバーベキューとブロークンリバーラガーの宴会。
ブラウニーが仕留めた鹿肉のたたきが絶妙に美味くビールが進む。
ほろ酔い気分で一人、ロープトーに乗った。
ナッツクラッカーが滑車を通る時のカチャンという音が心地よく響く。
ロープに引っ張られながら、妙に感傷的になり、いろいろと想う。
去年はケガもしたが僕はやっぱりこのリフトが好きだ。
こうして僕はこの山と共に年を重ねていく。
記録的に短かったこのシーズンも数年後には笑い話になるだろう。
その時には世の中は僕達が考えている以上に変化をしているだろうが、それでもこの山は今と変わらぬ姿で、集う人を受け入れてくれるだろう。
そこに居る自分を想う。
そして山に別れを告げた。
冬が終わった。


この姿を見ればシーズンも終わりだなあ、と思う。


ブラウニーと深雪が一緒に滑るのも久しぶりだ


結局この日はアランズベイスンにも行かなかった。


メイントー付近が良かったので数本ここで滑る。


そしてお昼のバーベキュー。


今日のランチ、ピリ辛ソーセージ、ミートボールのベーコン巻、そして焼きおにぎり。


何でこんなに嬉しそうな顔をしているんだろう。


ブラウニーが獲ってきた鹿肉。タタキをわさび醤油で食う。絶品。


バーベキューが終わり、皿を片付けた後もマリリンは飲む。


パーマーロッジ前も雪がないので通路を作った。


老メンバーのジョニーが帰るときもマリリンは飲む。


夕方になって天気も崩れ、皆が帰り始めても、マリリンはまだ飲んでいる。


さあ、下ろうか。


ブラウニー、50歳のオジサンだが中身は子供だな。


帰り際、ポーターズの看板の横にチェアリフト発見。ポーターズには来年チェリフトがかかる。
オジサン二人でよじ登り、記念撮影をパチリ。




コメント (1)
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