あおしろみどりくろ

楽園ニュージーランドで見た空の青、雪の白、森の緑、闇の黒の話である。

7月7日 Mt.Hutt

2016-07-08 | 最新雪情報
冬が始まった、と言うには雪が無い。
ほとんどのスキー場はオープンできず、かろうじて開いているスキー場も人工降雪に頼っている。
人工降雪機があっても気温が下がらなければ雪も作れない。
スキーとかスノーボードというものは、なんと微妙な自然のバランスの上に成り立っているのだろうか。
お客さんは毎度おなじみのご家族で彼らはポーターズの大ファンなのだが、ポーターズもオープンできない状況なのでハットで滑ることにした。
彼らとももう何年のつきあいになるか。
以前ブログでも書いたオヤジも健在である。
カンタベリー近辺では今のところハットのみがオープン。
それもオフピステは全く滑れず、メインのコースのみ。
それならばとリフトを使わずに下からてっぺんまで歩いてみた。
賑わっているゲレンデを横目に、景色の良い尾根上を一人で歩くのは、なかなか気持ちの良いものだった。
リフトを使って登るのでは感じられない景色がある。
自然というものは人間の思惑通りには動いてくれない。
ならば人間がどのような状況であれ、自然に合わせるのしかないのではないか。
それを考えると将来のスキー場のあり方も変わってくるのかもしれない。
今はただ雪が降るのを待ち望むのみ。


駐車場から歩いて30分ぐらいで尾根に出た。


尾根からはクライストチャーチのポートヒルも見える。尾根上のコースは今はクローズ。景色を独り占めだ。


尾根に沿ってリフト山頂へ。


リフトのてっぺんからさらに登りサウスピーク、スキー場の境界まで登り詰めた。下りはゲレンデ内を滑る。


若い時にさんざん滑ったタワーズだが、石だらけで滑れる状態ではない。


気温が低いので日中でも雪を作る。


クラブフィールドには人工降雪は無い。天からの授かり物をじっと待つのだ。






コメント
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