水堀と空堀、お堀には大きく分けてこの2種類があります。
一般的なイメージでは、水堀と空堀では水堀のほうが防御に勝っているような気がしますが、実際にはどちらの方が優れていたのでしょうか?
実は、空堀の方が有利でした。
堀は橋でしか渡る事ができず、その橋を落としてしまうと簡単に城に近付く事ができなくなります。
この時、攻め手側は堀に入って城に攻め上がるという戦い方を選択せざるを得なくなりますが、空堀の場合はこの攻め手の姿を隠す事もできず守り手側の攻撃を防ぐ手段も少なくなってしまいます。
しかし、水堀では、水が身を隠すばかりか、攻め手がやもえず堀に飛び込む時でも水がクッションになって怪我も少なく、攻め手の戦力減少の原因になることは少なかったんです。
ですので水堀にする場合は、その幅を広く取って泳いでもなかなか到着できないように作るの有効だったのです。
でも、彦根城の水堀はそれほど広くはありません。
彦根城は琵琶湖や松原内湖が近くにあった為に、排水処理を行う事ができず水堀となったのですが、それにしても堀の幅の狭さは戦略的に不思議さすら感じてしまいます。
もちろん、オニバスを堀に植えるなどして、独特の防御策はとられてはいたんですよ。
しかし、彦根城の本当の堀は天秤櫓と西ノ丸三重櫓の前面にある「堀切」と呼ばれる空掘でした。
この堀切は、彦根山を3つに分けるほどに大変な作業だったのです。
城に攻め上がっても、この空堀で敵が防げる仕組みになっていたんですね。
内堀を越えて彦根山に入って油断した敵を討ち取る・・・
心理的にも一番敵を討ち易い状態になっていたんですね。
一般的なイメージでは、水堀と空堀では水堀のほうが防御に勝っているような気がしますが、実際にはどちらの方が優れていたのでしょうか?
実は、空堀の方が有利でした。
堀は橋でしか渡る事ができず、その橋を落としてしまうと簡単に城に近付く事ができなくなります。
この時、攻め手側は堀に入って城に攻め上がるという戦い方を選択せざるを得なくなりますが、空堀の場合はこの攻め手の姿を隠す事もできず守り手側の攻撃を防ぐ手段も少なくなってしまいます。
しかし、水堀では、水が身を隠すばかりか、攻め手がやもえず堀に飛び込む時でも水がクッションになって怪我も少なく、攻め手の戦力減少の原因になることは少なかったんです。
ですので水堀にする場合は、その幅を広く取って泳いでもなかなか到着できないように作るの有効だったのです。
でも、彦根城の水堀はそれほど広くはありません。
彦根城は琵琶湖や松原内湖が近くにあった為に、排水処理を行う事ができず水堀となったのですが、それにしても堀の幅の狭さは戦略的に不思議さすら感じてしまいます。
もちろん、オニバスを堀に植えるなどして、独特の防御策はとられてはいたんですよ。
しかし、彦根城の本当の堀は天秤櫓と西ノ丸三重櫓の前面にある「堀切」と呼ばれる空掘でした。
この堀切は、彦根山を3つに分けるほどに大変な作業だったのです。
城に攻め上がっても、この空堀で敵が防げる仕組みになっていたんですね。
内堀を越えて彦根山に入って油断した敵を討ち取る・・・
心理的にも一番敵を討ち易い状態になっていたんですね。