彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

浅見波泉歌碑

2007年05月21日 | 史跡
彦根城内に彦根西中学校があります、その校門前には城門があった遺構となる石垣があります。

その城門は船町口御門と呼ばれる門で、城下と城内を仕切る大切な門の一つでした。
この石垣の上に、一つの歌碑が残されています。


歌碑には
“あわ雪の 彦根の城を 絵とし見る  波泉”
と刻まれています。


波泉とは、彦根高商(現在の滋賀大学・船町口御門近くに校門がある)の教授をされていた浅見波泉の事です。
この方は、岩手大学の教授なども務められ勲三等に叙せられています。

この句碑は波泉教授の喜寿の祝いに昭和46年5月23日に建立されたモノでした。
句碑建立に協力した人は、波泉教授の教え子の細江敏氏を中心に、同じく教え子の元内閣総理大臣・宇野宗佑氏などの名前が残っています。


彦根城の石垣の上で、滋賀大学も彦根城天守も美しく見渡せる場所に建っていますので、彦根城の別の面を知りたい時に行かれてみてはいかがですか?

コメント
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