彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

150年前:殿内義雄暗殺(3月25日)

2013年03月25日 | 何の日?
文久3年(1863)3月25日、壬生浪士組の殿内義雄が暗殺されました。

新選組の前身である壬生浪士組は、芹沢鴨と近藤勇のグループに分かれていたようなイメージがありますが、結成時にはもうひとつのグループとして殿内義雄が率いるグループもあったのです。
しかし、壬生浪士組の内部のごたごたで暗殺されてしまうのです。

この日、殿内は天気が晴天だったにも関わらず、刀に柄袋を付けて紋付の羽織袴で紺の旅を履いていました。夜、茶屋の提灯を持って四条大橋を進んでいると、突然斬りつけられたのです。
刀を抜くにも柄袋で抜けず、頭を斬られ、袈裟斬りにされ、左の手首から指にかけて斬られたのでした。

翌朝、この事件を聞いた殿内一派の根岸友山ら5名が恐れて逃亡し江戸に帰って、清川八郎が連れ帰った浪士が結成した新徵組に入るのですが、殿内と共に活動していた家里次郎はそのまま残り、4月24日に切腹させられています。
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