彦根の歴史ブログ(『どんつき瓦版』記者ブログ)

2007年彦根城は築城400年祭を開催し無事に終了しました。
これを機に滋賀県や彦根市周辺を再発見します。

映画『だいじょうぶ3組』&ロケ地巡り

2013年03月27日 | ロケ地
「彦根を映画で盛り上げる会」が、彦根と映画を今まで以上に強く結びつけようと様々な活動をしています。
そんな盛り上げる会がはじめて映画の中で明記される作品となるのが『だいじょうぶ3組』です。

原作は『五体不満足』という作品で注目を浴びることになった乙武洋匡さん。そして原作者でありながらそのまま出演された作品でもあります。


どこにでもある普通のクラスである松浦西小学校5年3組。せいと28人のクラスに赴任してきた担任の先生は手も足もない赤尾先生でした。
そして教師という職業に失敗した経験がある白石先生も赤尾先生の補助としてこのクラスを受け持つことになったのです。
自分たちとは明らかに違う先生の登場に戸惑いを見せる子どもたちに「自分にはできないこともあるから、手伝ってほしい」と話す赤尾…
こうして、5年3組の1年間が始まったのです。

手のない先生がどうやって給食を食べるのか? そんなことも興味津々の生徒たち。
何もかもが常識にとらわれず、満開の桜の下でお花見授業を行う赤尾先生に、他の先生から批判的な言葉も出て白石先生はそんな対応に追われながらも、赤尾・白石コンビと生徒たちの距離はだんだん近くなっていくのです。
しかし、生徒2人の上靴が無くなる事件が起こり、クラスの中が揉め、赤尾が男子生徒から避けられた地もします。
そんなかで始まる運動会。100m14レース全部で3組が1等になったら坊主になると約束。これにも)反発して練習に参加しなかった生徒が白石先生の言葉で一緒に頑張るようになったのです。
そして運動会当日、3組は13レースまで1等をとり、最後のレースに挑むのでした…

夏休みの後に不登校になる生徒のこと、秋の山登り遠足に赤尾先生が行けないと聞いた生徒たちがどうすれば赤尾先生と一緒に遠足に行けるのかを考える話など、1年間のクラスの成長を描いています。



学校と言うのは本当に難しい現場だと思います。
とくに、教師と言う仕事に失敗し、一度は教育委員会に行ってしまった白石がもう一度教職に就くという覚悟。そして他とは違うということを教育に組み込んでいく赤尾のある意味で独特な授業のやりかた。
みんなそれぞれに個性があり、同じなんてことはない。みんなちがって、だからいいんだと教えてくれます。「だいじょうぶ だいじょうぶ」が口だけではなく、本当に大丈夫になりそうな響きがありました。
ある意味で、怒ることがない金八先生みたいでした。



さて、この映画の撮影は滋賀県湖東地域で多く行われていて、そのロケ地を巡るスタンプラリーも映画公開と同時に5月6日まで行われています。
まずは、メインとなる旧豊郷小学校を訪問

東洋一の学び舎と称された美しい建築です。

アニメ『けいおん!』の聖地としても有名ですね。





教室は5年3組

この廊下も映画で何度も登場しました。

彦根城内の金亀公園も撮影に使われています

ここで白石先生が生徒と話をします。

そんな彦根城は、二季咲桜と

梅がきれいでした

梅と桜のコラボ

そして、管理人も時々行くお好み焼屋の将月さんでも撮影が行われたのです。

映画を観て、ロケ地に訪れて空気を感じてみてください。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする