昔むかしそのむかし、私はフィルム式一眼レフカメラを抱えて虫たちを撮りまくっていたカメラ少年でした。(少年でなくオッサン&ちょとおおげさ)
その私が応援している、研究者であり写真家でもある小松貴さんの写真が沢山載っている『アリの巣の生きもの図鑑』がついに出版されました!!
実はこの本は2月28日が発売予定だったのですが、このブログでの紹介が遅れたのは自分の紹介の軸足を決めかねていたからです。
しかし、共著の丸山宗利先生のこの言葉と
-以下引用-
「アリの巣の生きもの図鑑」雑感2
本書の著者は5人いるが、筆頭著者は私だけでなく、小松君も同等である。
くれぐれも、そのように認識していただきたい。
だから、はしがきの著者を「丸山・小松」とした。本書の主役は、なんといっても生態写真である。
その写真は小松君の写真が大部分を占め、その裏には小松君の才能と並々ならぬ努力がある。
実は、小松君を主著にしようかどうか、最後まで迷った。しかし、私の15年の知識の蓄積や編集の労力も並大抵のものではなかったので、今回は花を持たせてもらった。もちろん、工藤君、島田さん、木野村先生の協力は欠かせなかった。
工藤君の写真は本当に絵的に美しいし、島田さんの才能も半端なものではない。木野村先生の手によって、近年日本で初めて分かったこともあまりにも多い。
今回の本は、たまたま同時期に、同じようなことに興味を持った人がそろったことによる、奇跡といってよいかもしれない。。-引用終わり-
生態写真家の海野和夫先生の書評にあるこの言葉で、旗振りを決意しました。
(写真は海野先生のブログからお借りしています)
-以下引用-
写真をメインに撮影された小松貴さんは信州大学で「東南アジア産アリ植物オオバギ属を巡る共生系および共生アリの系統学的研究」をされている若手の研究者でアマチュア昆虫写真家だ。
研究者で,絵心も持っている方が、写真技術を身につけたからこそ撮れた写真で、しかも今までプロの写真家が撮った写真を遙かに凌駕する鮮鋭さで、見ているだけでまるで、アリの世界に迷い込んだような気にさせてくれる。-引用終わり-
これからは、権威ある方々が称賛する素晴らしい才能を持った小松さんを盛りたてるために、私がひと肌脱ぎます。