人生チャレンジ20000km~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

●安全問題研究会が、JRグループ再国有化をめざし日本鉄道公団法案を決定!

●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

安物買いの「命」失い

2007-06-16 19:23:21 | 鉄道・公共交通/安全問題
安全管理も客任せ?格安バスの実態

これって、背景に国土交通省による規制緩和がある。
バスを5台所有していれば、届出だけで誰でもバス事業者になれる、という規制緩和が行われていたのだ。そのために中古車を手っ取り早く導入して新規参入する業者が増えた。バス1台を新車で調達すれば3000万円かかるが、中古車なら800万あれば済むそうだから、4000万円の元手でバス事業を経営できることになる。大阪・吹田でモノレール橋脚に激突する事故を起こしたあずみ野観光バスもそうした新規参入組のひとつである。

安全管理も自己責任というけれど、どのバス会社が安全かなんて客にはわからない。マンションにしても同じで、鉄筋を減らした耐震偽装マンションなんて客がどうやって調べろと言うのだ?

しかも、新発売のカップ麺を買って、誰だよこんなクソまずいカップ麺考えたのは、二度と買わねーぞ、というのとは違い、バスやマンションで欠陥品をつかまされれば、最悪命を落とすことだってあり得る。

何でも民間任せというご時世の現在ではあるけれど、規制緩和していいものと悪いものとがある。交通機関の安全規制などは、緩和してはいけないものの筆頭ではないだろうか。
耐震偽装事件から続いている「行きすぎた規制緩和」の流れの上にこのスキーバス事故は位置づけられるように思う。国土交通省の責任も大きいのではないだろうか。

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