謹賀新年

みなさま、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

正月早々、いい話題でなくて申し訳ありませんが、２０１０年～２０１９年までの１０年間（２０１０年代）、日本社会は正念場だと思います。政治・社会・経済の転換のために与えられた最後のチャンスでしょう。この１０年で転換を成し遂げられなければ、もはや沈没するのみだと思います。

民主党政権はしばらく続き、その間、日本は経済成長よりも社会的公正を重視する方向へ動くことになるでしょう。でも私はそれで良いと思っています。ここ５年ほどの貧富の格差の拡大は、多くの日本国民にとってあまりにも耐え難い出来事だったからです。

ある民間調査機関の調査によれば、日本経済の需給ギャップは４０兆円にも達しているそうです。供給のほうが需要より４０兆円も多いという、人類社会が今まで経験したことない事態が起きています。有史以来今まで、人類はいかにして安定的に食べていくかを追求してきたわけですが、そうした中であらゆる社会モデルが物資不足を前提に組み立てられてきました。そうした社会モデルが、供給のほうが需要より４０兆円も多いという事態の中で、完全な機能不全に陥っています。

年末の２８日、夕刊紙「日刊ゲンダイ」が、「世界は社会主義に向かう」という予測を出しました。おそらく多くの人がその大胆な予測に驚いたと思いますが、私は長期的に見ればじゅうぶんあり得ると思っています。２０～３０年後、資本主義社会が今のままでいられるとは到底考えられません。資本主義でない、他の何かに置き換わっている可能性はそれなりにあると思います。

以上が当ブログなりの問題意識、情勢認識、そして「近未来予想」です。少しでも未来の人類社会がよいものになるようにすることが当ブログの使命です。そうしたことを目標に今年も当ブログの運営をしていきたいと思っています。