安全問題研究会(旧・人生チャレンジ20000km)~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

3月11日の大地震について

2011-03-14 23:10:51 | 気象・地震
3月11日、M9.0という巨大地震が日本を襲った。

この地震の詳細は今後の解明を待たねばならないが、当ブログ管理人はこの地震が事実上、宮城県沖地震に該当するものとみている。通常の活断層型地震でM9.0というのは考えられないからだ。これに、福島県沖、茨城県沖のプレート境界型地震が一気に連動して起きたと考えるのが自然だろう。

今回の地震では、容器に入れられ、揺さぶられるような強烈な揺れが5分以上続いたが、通常、1つの地震で強い揺れが続くのはせいぜい1分から1分半である。それが5分続いたということ自体、3つの地震の連動を強くうかがわせる。

気象庁も会見で明らかにしているが、3月9日の地震は今回の地震の前震だったものとみるべきだろう。この地域の地震は東海地震と異なり、大規模地震対策特別措置法(大震法)に基づく前兆観測体制が整えられていないため何とも言えないが、今回の地震が宮城県沖地震だとした場合、3月9日の前震は、プレート境界型地震でしばしば起こるとされる「プレスリップ」(前兆すべり)に伴って起きたものかもしれない。

今回の地震の経過から、東海地震の予知ができるかどうかを推測するのは難しく、現時点では何とも言えない。
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