M2A2 ODS
INFANTRY FIGHTING VEHICLE
C Company (Maneuver Support), 3rd Battalion, 69th Amor Regiment,
1st Brigade, 3rd Infantry Division (Mechanized), Baghdad International Airport, April 2003
M2A2 ODS デザートブラッドレイ
2003年4月 バグダッド国際空港
第3機械化歩兵師団 第1旅団 第69機甲連隊 第3大隊機動支援C中隊所属車
タミヤ1/35 M2A2 ODSデザートブラッドレイが完成しました。
M113装甲兵員輸送車の後継車両として1980年に生産が開始されたM2ブラッドレー歩兵戦闘車です。
1983年から部隊配備されたブラッドレーは、その後改良を重ねていくことにより評価を高めていきました。
キットは新型のTOW2対戦車ミサイルを搭載し、従来のアルミ合金製車体と砲塔の各面に厚さ約25mmの鋼製増加装甲をボルト止めして防衛力を高めたM2A2をベースとしています。ODS (Operation Desert Storm) は1996年から部隊配備され、電子機器類の強化が主な改良点で、レーザー測距儀、GPSとデジタルコンパスアンテナセンサーによる車両航法システム、VLQ-8対戦車ミサイル妨害装置などが加えられています。
マーキングは先に完成させたM113A2と同じ第3機械化歩兵旅団 第69機甲連隊を選びました。
これまで砂漠(乾燥)地帯のウエザリングに悩んでいましたが、今回、ハイライトはフィルタリング的処理を行い、
アルミ車体なので錆ダレは行わずその代わりとして油彩のバーントアンバーでシャドウを兼ねた埃ダレを表現してみました。
結果は思いの外良い感じになったと自己満足しております。
残念なことに製作途中でフィギュアが行方不明になり完成までに見つかりませんでした。それも2体ともです。
もし見つかれば完成させて車体に乗せたいと思います。
それでは、イラク戦争に参加し、首都バクダッドを目指し先陣を切って出撃したM2A2 ODS ブラッドレー歩兵戦闘車をご笑覧くださいませ。
▼最後の仕上げに車体全体へセミグロスクリアーを吹きましたが、個人装備の艶が強く残ってしまい、
やむを得ず個人装備だけフラットクリアを吹いて何とか落ち着かせました。
▼サイドスカート全体に油彩バーントアンバーによる埃ダレを表現しましたが、個人装備を取り付けたらほとんど見えなくなってしまいました。
それでも今回は新しいウエザリングのやり方が試せたので満足しています。
▼本当はここにフィギュアが乗るはずでしたが、行方不明のまま車体の完成に至ってしまいました😢
▼車体前面に付くシート、サイドのアリスパック上面に足回りと同じ種類のピグメントを軽〜くこすり付けました。
▼照準の透明パーツはデカールを貼って本当の最後にゼリー式瞬間接着剤で取り付けました。
▼足回りのウエザリングの仕上げとして、ピグメントP2027ライトダストとP232ドライマッドを混ぜて転輪ゴムおよび履帯に軽くこすり付けました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
物凄い数のボルトは、ウェザリングでもデカール貼りでも大変だったと思います。
最後まで集中力を切らさず作り上げる精神力に敬服いたしました。
車体はアルミ合金ですが、25mm鋼製増加装甲の材質は鋼鉄?
フィルタリングも効果的に仕上がっていると思います。
とても参考になりました。
デカール貼りで沢山あるボルトは厄介でした。タミヤのデカールは割と固いので浮いてしまうんですね。
背面のデカールは、マークソフターを塗る前にカッターで切れ込みを入れました。それでもシルバリングが起きてしまっています。
増加装甲は鋼なので錆ダレをしてもおかしくないとは思いましたが、実車の写真では錆ダレが見えなかったので埃ダレとしておきました。
フィルタリングは控えめにと思い、色数を減らしてハイライトっぽくしてみました。強烈な紫外線で塗装が少し焼けているイメージでやっています。
昔の戦車と違って、いかにも現代っぽいですね。
それに合わせた汚れ方が素晴らしいですし、特にアップの写真だと素晴らしさがよくわかります。
どの作品もそうなのですが、今回のものもとてもプラモデルには見えないですねー。
9枚目以降の写真は、スゴイ重量感を感じました。
洗練されたスタイルがとても魅力的なAFVだと私も思います。
40年以上も前の1980年に開発がスタートした車両ですが、今見ても古さを感じないスタイルなのは流石です。後継車両がすでに出ていますが、ブラッドレーM2は改良を重ねながらまだまだ現役で稼働しています。
ブログアップ用の写真を選んでいたら、アップで撮った写真に迫力があるのに気づきました。
面が多く、ボルトもいっぱい、厚みのある車体は寄った方が迫力が出るようですし、とにかく車体、砲塔、それぞれの部分部分を寄って撮った写真に迫力が出る、不思議な車両です。
>プラモデルには見えない<
そう言っていただき、とても嬉しいです。今後の励みになります。
このシリーズ、真打となるM1A2エイブラム戦車が控えておりますので、それも気合を入れて作りたいと思います。
ボルトなど突起の多さを生かした塗装、そこに装備品が加わり存在感のある作品だと、感銘を受けました。
実はこの車両自分も作ったことがあり、今回の制作過程を興味深く拝見させていただいておりました。
自分のものとの違いに驚くばかりでした。
ありがとうございました。
1枚目の写真でノックアウトされました。
凄い迫力とリアル感です❗❗
埃垂れで増加装甲のボルトの無骨さが強調されて効果的です。
砲塔上部のハッチ周りの細かなディテールのゴチャゴチャ感も良いです。
何と言ってもペリスコープのブルーが素晴らしいアクセントになっていると思います。
乗員は敵前逃亡したんでしょうか?
2人とも居なくなるとは珍しいですね。
そのうち出頭してくるでしょう。
ブラッドレー、最初に出たNATO迷彩に挑戦しましたが、あの塗りに負けた悔しい思い出が有ります。こ、の車両好きなんですよ。しかし、初期型と比べると随分厳めしい姿になったもんです。
ボルトはデカールが貼りにくかったですが、塗装に関してはアクセントになってやりやすかったです。
そうですか、お作りになったことがあるんですね。
私なりに塗装してみましたが、感銘を受けたと言っていただき光栄です。
現用車両の砂漠地帯でのウエザリングはどうやろうか悩みましたが、ちょっと道が開けた感じです。
完成写真の中から1枚目はインパクトのあるものをと思って選んだので、効果があったようで嬉しいです😄
ボルトからの汚れは油彩をかなり拭き取り、うっすらとわかる程度にしました。
それとボルトが沢山あるのでスミ入れのやりがいがありました(笑)。
多面体の砲塔は、ボルトやペリスコープなどの装備品がたくさんあって模型映えしますよね。ごちゃごちゃ感はAFVクラブのIDFセンチュリオンをちょっと思い出しました。
ペリスコープのブルーは指定色のロイヤルブルーです。
車体の各所にあるので、個人装備品で隠れないように考えましたが難しくて隠れてしまったところもあります。
側面にびっしり個人装備品を付けているのは、もしかしたらペリスコープが荷物で隠れないようにするためかもしれません。
搭乗員は、前線に近づいたため、車内に入ってハッチを閉めたことにして下さい💦
大戦中の戦車の様にボロボロにはできないので(笑)、現用最強の米軍のイメージで品良く控えめなウエザリングを目指しました。
ハイライト的フィルタリング、シャドウはシンプルに薄めにしたのが良かったみたいです。
NATO迷彩仕様のM2ブラッドレーIFVのキット、私も積んでいます。
確かインテリアが表現されているキットだと思います。
私もいつかはこの難度の高い迷彩をチャレンジする時が来ると思います。
辻堂ジップさんですら手を焼いたとすると私ではどうなるか、ちょっとビビります。
>初期型と比べると随分厳めしい姿になったもんです。<
そうですね。やはり対峙する敵車両の変化に伴い、武装も進化させた結果なのでしょうね。