ミス
ミスをしてもよい領域を作っておくとよい。
(海保博之)
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ミスの功罪の功のほうの話。
ミスは何かやったからこそ起こったのだ。何もしないより良い。
さらに、新しい挑戦的なことをすればするほどミスが起こりやすくなる。挑戦したことをほめたい。
ミスがあったからこそ、見えてくるものがある。
そこには、将来のミスを防ぐヒントだけでなく、新しい創造的な世界への導きがある。
とはいっても、ミスが破滅的な事態を招く領域もある。そんなところで、ミスの功をとくわけにはいかない。
そこで提案は、ミスのこうした功を体験できる領域を意図的に用意しておくのである。
たとえば、趣味のテニスで、あるいは、酒席で、多いにミスを楽しむのである。
生活のすべての領域でミスなしの窮屈さから縮じこまってした自分を、そんなところで解き放つのだ。人間がひとまりもふたまわりも大きくなるはずである。
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