法務問題集

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破産法 > 免責手続き等

2015-04-18 00:00:00 | 民訴法 > 倒産法
【問題】
01. 個人である債務者は、免責許可を申し立てられる。

02. 法人である債務者は、免責許可を申し立てられる。

03. 免責許可は、破産手続き廃止決定の確定日から1ヶ月以内に申し立てなければならない。

04. 免責許可は、破産裁判所に申し立てなければならない。

05. 免責許可を申し立てる者は、原則として、破産裁判所に債権者名簿を提出しなければならない。

06. 破産手続きの開始を申し立てた債務者は、原則として、免責許可を申し立てたものと看做す。

07. 破産者が免責不許可事由に該当する場合、裁判所は免責許可を当然に決定できない。

08. 免責許可の決定が確定した場合、原則として、破産者は破産債権に係る責任を免れる。

09. 免責許可の決定が確定した場合、破産者は復権する。

【解答】
01. ○: 破産法248条(免責許可の申立て)1項

02. ×: 破産法248条(免責許可の申立て)1項
個人である債務者は、破産手続開始の申立てがあった日から破産手続開始の決定が確定した日以後1月を経過する日までの間に、破産裁判所に対し、免責許可の申立てをすることができる。

03. ×: 破産法248条(免責許可の申立て)1項
個人である債務者は、破産手続開始の申立てがあった日から破産手続開始の決定が確定した日以後1月を経過する日までの間に、破産裁判所に対し、免責許可の申立てをすることができる。

04. ○: 破産法248条(免責許可の申立て)1項

05. ○: 破産法248条(免責許可の申立て)3項本文

06. ○: 破産法248条(免責許可の申立て)4項本文

07. ×: 破産法252条(免責許可の決定の要件等)2項
前項の規定にかかわらず、同項各号に掲げる事由のいずれかに該当する場合であっても、裁判所は、破産手続開始の決定に至った経緯その他一切の事情を考慮して免責を許可することが相当であると認めるときは、免責許可の決定をすることができる

08. ○: 破産法253条(免責許可の決定の効力等)1項本文

09. ○: 破産法255条(復権)1項前段1号

【参考】
「免責許可」の意味や使い方 - Weblio辞書