気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

梅酢漬けの梅干し作りは

2017-07-10 13:21:55 | 日記
先月末に南高梅を良く洗い、軸元を掃除し保存袋で塩漬けを。
 
たまに袋をもみもみし、一週間程で十分に梅酢が上ります。
でも時間がなく、やっと今朝になり赤紫蘇で漬け直し、

といっても紫蘇は便利なものが、奈良西吉野の王隠堂農園
もみしそ」を入れるだけ簡単です。
今年はどこの部屋も暑く、余分に買わなくなり空きのできた
ワインクーラーにて、土用干しまで熟成させましょう。
ワインクーラーはいまや、冷蔵庫替わりに。

余った梅酢はお漬物に使うのですが、今年はお塩を
フランスの岩塩を使ったら、濁りが・・・
味は大丈夫、きっと美味しいナスの漬物も。


そして、砂糖を入れた南高梅は、「梅シロップ」用で、
煮詰めて灰汁を最後まできっちりと取り除き、
冷まして漉してペットに詰めれば、完成。
孫が喜んでくれますが、次から次へとお代わりに!

あっという間になくなることでしょう。
残った梅も頂けるのですが、これはなかなか減りません。
今年もここまで梅干し作りが、あとは土用干しを待つだけ
『梅漬けて齢を一つ重ねけり』吉田静代

あさ、昼からのお稽古、立礼の準備をしなくては。

奈良国際映画祭は来年9月ですが?ならシネマトークって

2017-07-09 12:55:37 | 日記
奈良では朝から蒸し暑く、昼からは雨に。すでに降り始めた
九州や中国地方では、またもや大雨との予報が、被災4日目
明らかになる被害報告、降り続く雨で遅々として進まぬ救援
一転して関東から北海道では猛暑日に。
地球温暖化に伴う異常気象なのでしょうか。
トランプさん、グローバル的なカードを出せませんか?

昨日は月一回の大先生のお稽古日、湿気のある重い空気の中
東大寺大仏殿の鴟尾が鈍く光り若草山の緑も濃くなりました。

お稽古は昨年は葉月に執筆者になった「茶カブキ之式」で、
今回は、嬉しいことにお点前で四服も、やはり大変でした。
3時前に帰る途中、最高気温は34.0℃と猛暑日一歩手前まで
歩くだけで汗が、着物にシミが付きませんように。
奈良女子大学正門に、こんなお知らせが目にとまり、幟も
 
奈良国際音楽祭、奈良シネマトークとのこと。
あれっ二年毎のはずで、次回は来年9月では・・・
シネマトーク会場は、東門すぐのこちらの講堂とのこと。
 
シネマ
『ブルゴーニュで会いましょう』Premiers Crus
 監督ジェローム・ル・メール
バラバラになった家族を再生させるのは幸せをもたらす1本のワイン
トークの講師は、粂 宏明さんで、奈良で
ワインとベルギービールの販売専門店「ワインの王子様」の経営者。
昨日は14時と18時からの開催で、
1000円のところ奈良市民や60歳以上等は500円・・・
実は、奈良市内にあった映画館がなくなってしまい、車で
近くのイオンモールのシネコンに行かないとだめなんです。
手軽にとの企画なんでしょうが?、周知が・・・
荷物もありますし、諦めましょう。
夕食には、庭で採れたズッキーニ等の夏野菜を揚げて
白ワインのシャブリのでも頂こうかしら・・・。
現実は、二人だけで残り物の後始末・・・

なお今日9日は最終日で、11時と15時から。

茶道資料館「やきもの巡り」後期展へ

2017-07-08 17:05:17 | 美術館・博物館
明日もまた九州北部には大雨との予報が、地盤の緩んでいる
地域もあり、更なる被害がおきぬように願うばかりです。

昨日は「茶の湯の書」講座に京都まで出かけ、目から鱗状態で
表に出て歩いていると、京都は奈良以上に蒸し暑く大変です。
近くの水火天満宮では「棚機祭」?
何て読むの?ああーたなばたですね。
  

忘れないうちに「茶道資料館」、前期から多数入れ替わるとの
ことで「やきもの巡り」京都滋賀編の後期展へお邪魔しました。
はじめにきれいな水差しが登場
【信楽写輪花水指】久左衛門作、栗田焼 17世紀
 

【色絵冊子形兎紐香炉】古清水焼、江戸時代元禄年間


前期でもあった【色絵虫籠形香炉】古清水焼

【鷺の山,黒飴釉長茶入】野々村仁清作、御室焼17世紀 今日庵
大きさにびっくり!
鷺の山

前期でも展示されていた
【腰白茶壺】信楽焼 18世紀 上林記念館

【古染付写山水文扇形向付】永楽保全作19世紀 滋賀県立陶芸の森蔵
滋賀県立陶芸の森

【三彩茄子形徳利】梅林焼 18-19世紀 滋賀県立陶芸の森

【赤絵金彩捻文向付】弥平絵付 湖東焼19世紀前半
井伊家伝来になり関東大震災の被災品で、彦根城博物館所蔵に
彦根城博物館

【大宮人 横糸目茶入】膳所焼 17世紀 膳所焼美術館

【青苔 檜垣文蹲花入】信楽焼 17世紀
青苔

掛物として15点の作品が展示されており、目についたのが、
【黄瀬戸写不識(しらず)形香合】楽家9代了入作で、
算盤玉のように腰が張った形が、達磨大師の面壁座禅姿に由来し、
達磨大師と梁の武帝との禅問答に使われた言葉です。
『碧巌録』第一則の問答
舉梁武帝問達磨大師。如何是聖諦第一義。
 磨云。廓然無聖。
 帝曰。對朕者誰。
 磨云。不識。
なお忘れてならない水指に「不識(ふしき)水指」があります。
千宗旦が名付られたとされる南蛮水指になります。


【南極老人画賛】裏千家11代玄々斎画、
       大網宗彦賛:対朕者誰
南極老人は、道教の神で、
日本では七福神の福禄寿と寿老人のモデルだとされます。
また賛の『対朕者誰』は先ほどの『碧巌録』にも登場し、
道元禅師が、法を伝えた達磨大師とその門下の修行実践を説く
 正法眼蔵 行持 下 第十六には
 梁武初見達磨之時、即問、如何是聖諦第一義。
 (梁武初めて達磨を見し時、即ち問ふ、
          如何ならんか是れ聖諦第一義)
 答曰、廓然無聖。
 進曰、対朕者誰
(朕に対する者は誰そ)
 又曰、不識
 使達磨不通方言、則何於是時、使能爾耶。
(使達磨方言に不通ならんには、則ち何ぞ是の時に於て、
          能くしかあらしむるにいたらんや)

不識(しらず、ふしき)は、識(しっている)、
不識(知らない)を超越したものとしての不識なのだそうで
一つ勉強させていただきました。

七夕の菓子は「天の川」で、「員茶の式」も

2017-07-07 16:32:38 | 主菓子とお干菓子
豪雨によるすさまじい災害の爪痕と人的被害が・・・
言葉になりません。
今日も北九州にまで豪雨で、土砂災害の危険性が・・・
人的被害を防ぐには、早めの避難しかありません。

ところでハンブルグ響は週末九州での演奏会の予定で、
今日は福岡シンフォニーホールでの予定なのですが?
明日土曜日は鹿児島、日曜佐賀で日本公演は終わりに。
全てにブラームスの交響曲 第1番ハ短調Op.68が演奏され、
圧倒的な音圧で、梅雨前線を吹き飛ばしてくれませんか?

そういえば昨日お稽古中、先生も週末九州での行事に
参加される予定とのことで、本当に心配されておりました。

そのお稽古ですが、朝は『濃茶付花月之式』、
菓子は奈良「樫舎」さん、名を聞いておらず、
「糸遊び?」あるいは星があり「天の川」でしょうか?
 
七夕に相応しい菓子になりますね。

昼からは『員茶の式』を教えて頂けたのですが・・・
一年半ぶり三回目になり前回同様、直ぐには思い出せず、
員茶は寛いだ中でするものなのですが・・・
しばしの後に、思い出し事なきとなりました。
でも帰り着くとすぐに、成書を取り出し復習に。

偈頌は、『老倒疎慵無事日 閑眠高臥対青山』で、
なにもかも洗い流したかのような心境をあらわしています。

流すと言えば、流しそうめんのおいしい季節になりました。
今日頂くと。「七夕そうめん」といわれます。そのもとは
素麺の元とされる「索餅」が由来とされます。
「7月7日に索餅を食べると1年間無病息災で過ごせる」
この古代中国の伝説の「索餅」が奈良時代以前に日本に伝り
*世界最古の文献は、紀元200年頃の後漢の字書「釈名」で
 日本では正倉院文書が最初で、長屋王跡からの木簡や
 平安中期の源順「和名類聚抄」にも
神田雑学大学より
千年も前から七夕の行事食「七夕そうめん」になり、
天の川や織姫の織り糸に見立てることもできますから、
今晩は、オクラを星にみたててみましょうか。
国立国会図書館,和名類聚抄より
でも今夜の夜空は、七夕を見られる確率は10%と、
天の川は見えそうにありませんが、東の空に向い
願いは一つ、九州での豪雨が収まりますように!

ハンブルグ響、ベートーベン第5番「運命」等を京都で

2017-07-06 16:34:53 | 音楽
昨日朝の島根での豪雨が、梅雨前線の南下で収まったのに
北九州付近に留まり、線状降水帯により、24時間雨量が
一月半分の540㎜越え、死者や行方不明者も・・・
大変なことに、熊本地震で被災した地方までも・・・
TVでの筑後川沿いから大分の町々の惨状に言葉がありません。
久大本線等の橋も流され、日田の三隈川鵜飼は?
小鹿田の里は、耶馬渓の青の洞門・・・等、思い浮かびますが
ただただ、これ以上降らないでほしいのですが、
非情にも明日も続くとの予報も・・・。
でも政府の素早い対応に、ここは素直に感謝!です。
失地回復なのでしょうか?安倍首相は7日と8日のハンブルグ
G20サミットに外遊中なのに・・・。
ハンブルグと言えば水の都、新しいエルプフィルハーモニーにて
プーチンさんも聴かれるNDR、フィルハーモニカーに次ぐ3番目の
オケ、シュテファン・ザンデルリンク率いるハンブルグ交響楽団
先日京都コンサートホールで聴いてまいりました。
 
2010年にAクラス入りをはたし、重厚なサウンドを作り上げた
首席指揮者ジェフリー・テイトをこの6月に亡くしたオケですが
格式高きドイツ音楽の継承者のザンデルリンクの指揮では、
期待半分で・・・やや弦に荒さが目立ちましたが、管が良く
プログラムは聴いたことのある曲ばかり、大歓声があがります。
はっきりいってS席9000円、コストパフォーマンスは良ですね。
一つ問題点としてチェロの方の座っている椅子から、やや大げさな奏法のたび
鳴り、指揮者は?、特に前席の方々は気になられなかったのでしょうか


そのプログラムは、
 ・ベートーヴェン 「エグモント」序曲
 ・ベートーヴェン 交響曲 第5番 ハ短調 「運命」
 ・ブラームス 交響曲 第1番 ハ短調 op.68
 アンコール
 ・モーツァルト 歌劇「フィガロの結婚」序曲から
              
現在の豪雨をベートーヴェン「運命」にも通じませんでしょうか
第一楽章は運命の動機を現す「ダダダダーン」はモールス信号で
victoryの「V」と洋ではされます。しかし日本では、
おしおきの前兆など「不幸の訪れ」の楽曲として使われますね。
第2楽章は緩徐楽章で一種のレクイエムとなっています。
第3楽章もトリオの怖い象のダンスのリズムが一転してホルンでの
運命の動機が鳴り響きます。そして
第4楽章は困難な「運命」を乗り越えた喜びで締めくくられます。
天災から逃れるすべはなかなかなく、減災で
この「運命」の楽曲のように早く乗り越えてほしいものです。

雨の中、木槿開花日なのに毛虫と格闘?

2017-07-05 13:03:52 | 季節の花々
台風3号は去りましたが、梅雨末期ではないのに梅雨前線を
刺激して、島根西部地方から広島、北陸から福島にかけ大雨が。
島根県の警報は前線の南下で、昼前には解除されたそうですが、
浜田の昭和58・63年、3年前の広島を思い出し心配になります。

ここ奈良は曇り空から一時は陽も、でも直ぐ雨が降りだし、
雨の中庭に出ると遅かった木槿が咲いており嬉しくなりました。
長月まで3か月ほどは、花に事欠きませんから、安心です。
 
底紅の紅に光れる雨の粒
         十河恭子
この雨にも負けず、蜘蛛はじっとしていました。
蜘蛛も見し木槿の花に酔いしれし』愚句


でもホトトギスの新芽がやられ、大きな糞が・・・

よく見ると、葉の裏に毛虫が二匹隠れており、困ったもので、
慌てて、茎から摘み取り足で踏んでやりました。
雨でも生き物は、せっせせっせと営み続いており、益虫まで殺す
農薬は使いたくないので、ほどほどにお願いします。
お天気さんもですよ!。

菓子は「水牡丹」で、葛粉は?

2017-07-04 17:18:20 | 主菓子とお干菓子
文月朔日の朝に創った文月の菓子は・・・
この季節ですから『水牡丹』ですね。
 
餡を吉野葛で包み込むだけのシンプルさで、つるん・ぷるんと
した食感とともに餡と葛本来の味や美しさが問われます。
いかがでしたでしょうか?。

実は月末の夕方造るつもりが、あれっ本葛粉がありません。
急いで近くのコープへ走ると、100g「本葛入り葛粉」しかなく、
大きなスーパーに足を延ばすと50g本葛100%「吉野本葛」だけ
 

商品の名前って、葛粉、本葛粉、吉野葛、吉野本葛、
ややこしいですね。
「吉野本葛」「吉野葛」の表記については、
公正取引委員会では
”葛根の澱粉100%の物を「吉野本葛」といい、葛粉に甘藷澱粉
 (サツマイモ)を混ぜた物を「吉野葛」とされており、割合と
 しては、葛粉が全体量の50%以上になっているものをいう。”
そして特許庁は
”平成19年7月に、吉野葛製造事業協同組合に特許庁における
 地域団体商標制度に登録が認められております。”

吉野本葛と名乗る商品でもお値段は何倍かの差があります。
この吉野本葛のなめらかな食感は、粉の粒子の細かさに由来し、
製法も、「森野吉野葛本舗」さんによると
葛の根に含まれる澱粉を、極寒期に地下水のみで繰り返し精製
これを吉野晒しといいその後乾燥させてつくられます。
HPより

なお「吉野本葛」については創業140年の奈良『天極堂』さんが、
2010年度、2011年度、2012年度のモンドセレクションを
3年連続金賞受賞 されております。

葛粉は小麦粉の代用としてグルテンフリーの生活にも有用との
ことで、ますます、吉野本葛を奈良市まで買いに行かなくては!

梶の葉で葉蓋の扱いを

2017-07-03 16:00:58 | お稽古
今朝は朝から蒸し暑く、稽古の始まる10時には31.2℃にも。
お稽古は、一歳になったばかりの子をお連れになり、
車の中では寝ていたのですが、もぞもぞと、眠そうなので
”ねむれ、ねむれ”と囁くとすっと眠ってくれました。

背負いし子葉蓋に重ね母思う
             愚句
そうなんです。『七夕』も近く葉蓋の扱いの稽古に。

葉茎の端は斜めに切り、水で濡らし、葉表を上に向け、
葉柄を手前にして水指にのせます。
  
「梶の木」で思い出されるのは信州一の宮『諏訪大社』の
神紋
としても有名ですが・・・
今は願いの短冊をササに飾る「七夕」は、奈良時代の宮中
陰暦七月七日に節会として乞巧奠(きっこうでん)が元で、
平安朝以降、神に捧げる神木として尊ばれた「梶の木」の枝に
飾ったり、この葉にヘラなどで「歌」が書かれております。
平家物語にも記され、1086年『後拾遺和歌集』 の歌にも。
天の河とわたる舟のかぢの葉に思ふことをも書きつくるかな
               秋上・上総乳母
なお歳時記によると、梶の葉は秋の季語になります。
『手をとつて書かする梶の広葉かな』高浜虚子

『梶の葉に老いては何を書くべきか』高橋霜陣

いえいえ
自分の手で筆を持ち、書くことがあり過ぎて困ります。

半夏生の日は、「風蘭」の香りで

2017-07-02 14:01:05 | 日記
今日は夏至から11日で雑節「半夏生」又はこの日から五日間と
さらに物忌みの日され、田植えで疲れた体を休める日とも。

相方の「今日はどこ行くの」といつもの皮肉にも負けずに
今月も一休寺の月釜に9時前に伺いました。
三席目でしたが、直ぐに待合いに入ることが出来ました。
七夕の趣向で、待合いのお軸は「翡翠」カワセミと柳に瀧が、
菓子は「七夕」で翠色の餡に黄色の星と短冊に葛が掛り、
棗は「飛雲」、茶杓は「綾錦」、香合は「出舟」銀閣寺古材
お花は透かし百合、木槿、半夏生、・・・
釜は四方筒型の四方雲龍釜、水差しは利茶土ミルグリム・・と
素晴らしいお道具の数々で、楽しませていただきました。

明日のお稽古の準備をしなくてはいけません。
軸を「渓雲」に

そして庭で「風蘭」が咲きだし、芳しい香りを醸し出しており、
 
松の木に風蘭もありかせ薫
            岡子規

そうでした。お茶事のお誘いを受けていたのですが、
残念な手紙を書かなくてはなりません。
終われば「半夏生」の何もない半日を、ぼんやりと・・・。
                    今日はここまで

文月の玄関は「竹有上下節」と「茅萱」を輪に

2017-07-01 11:58:06 | しつらえ
文月(七月)に入り、奈良も蒸し暑い朝を迎え、時おり日差しも。
梅雨前線の北上に伴い、北陸でも大雨警報が発令されており、
ほどほどの雨量でありますように。
豊穣の誘う梅雨と思えども』 
         稲福昌一
今日は昼過ぎからの自宅稽古で、朝から菓子を造っていても、
汗が吹き出しますが我慢、炭を熾し、お湯を沸かしますと
LDKの室温は30℃以上に、相方は我慢できずに冷房に手が。
今年初めてと言っていますが、これから先が・・・
お稽古場も炭が入りますから、冷房をして差しあげなくては。

文月の玄関のしつらえは、
春日大社で授かった夏越の「茅萱」に輪を作り
竹有上下節』の色紙を。
この方が夏越に相応しいですね。
  
出典は「五灯会元」18巻
〔大潙祖瑃禅師〕だいいそちゅんぜんし
 僧問、如何是潙山家風。
 そうとう、いかなるかこれいさんのかふう
 師曰、竹有上下節、松無今古青。
しいわく、たけにじょうげのふしあり、
            まつにこんこのあおなし
「茶掛けの禅語辞典」によると、竹には上下の節あり、
松は四季を通じ、千歳を経て変わらぬ緑を茂らせる
各々差別と平等を表し両々相俟つ真実のすがたを示している

玄関では、
穢れを祓われて誰でもお稽古をお待ちしておりますから
そしてお稽古場では、一生懸命お稽古をしましょうね

その稽古場のしつらえです。

床に、軸は先週からと同じ「清流無間断」
竹の花入れには、半夏生とホタルブクロを
  
文月の一日が始まりました。