保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

明日は斯道会空手道場が演武を披露します。

2010-02-19 21:53:03 | 空手・格闘技
明日20日(土曜日)に私達、斯道会空手道場の舞台演武を
亀岡市東部文化センターで披露します。

明日と明後日に、私が主宰する空手道場・斯道会に練習場所を提供して頂いている
同センターの恒例行事である「センターまつり」が開催され、このまつりの
演目のひとつとして演武をします。

私達の演武時間は午前10時50分から11時10分まで、20分間。

今年は空手の文化遺産である「型」を中心に、板割りや護身術にも挑戦します。

演武に出場する子供達は、ここ1ヶ月間、学年、経験年数ごとに班分けをし、
「最高の演武」を観てもらおうと、一生懸命練習してくれました。

途中、私がバングラデシュに行くことで、指導できない週もありましたが、
指導員と中学生達がリーダシップをとり、力を合わせて後輩を導いてくれました。

みんな、幼児の頃から見てきた生徒ばかりですが、本当に逞しく育ってくれています。
嬉しいかぎりです。

お時間のある方は、是非、子供達の頑張る姿を応援しに来て下さい。

よろしくお願い致します。

フロンティア・スピリット空手道大会で当道場の内藤選手が優勝!

2009-12-08 22:58:00 | 空手・格闘技
今週の日曜日、京都岡崎にある京都市武道センターで開催された
「第13回フロンティア・スピリット空手道選手権大会」で
我が斯道会空手から出場した内藤稔選手が見事優勝を果たされました。

内藤選手がエントリーしたのは一般シニアの部。

40歳以上の選手にエントリー資格がある「シニアの部」ですが、侮ることなかれ
出場者の殆どが長い空手歴を有する黒帯の選手達です。
中には、某道場の支部長や指導員もいるツワモノぞろいの部なのです。

そんな中、内藤選手はまだ空手歴4年少々の緑帯(5級)です。
今回で3度目の挑戦になりますが、最高が3位。しかも二大会とも同じ相手による
敗北ということもあり、「今年こそリベンジを果たし頂点を取る!」と並々ならぬ
思いでの挑んだ大会でした。

京都にあるフットネスクラブの統括責任者にしてスポーツ指導員という肩書きも持つ内藤選手。
高校などの体育部や教育機関に指導者として招かれるなどハードな仕事のあと、
私の道場で厳しい練習に耐えてこられました。

「倒しにいく空手」「ダメージを与える攻撃」に主眼を置き、徹底的なミットトレーニング
による反復練習で一撃ごとの威力とスタミナ強化を重視、
コンビネーション等の攻撃パターン数は少な目で調整しました。

威力の少ない攻撃パターンをいくら増やしても、有効技にはならないというのが私の自論。

その分、単純動作の反復は、肉体的なものはもちろん精神的にもキツイ、
トレーニングメニューですが、最終練習日までよく付いて来て下さいました。

試合では過去の大会で勝てなかった強豪黒帯選手をヒザ蹴りを中心とした
強烈な攻撃力で圧倒し、念願のリベンジを果たされたのでした。

これで勢いに乗った内藤選手は、次の相手・2段位の黒帯選手を一方的に攻めまくり、
相手に攻撃のスキを与えない圧倒的な強さをみせ、見事に初優勝という栄冠を手にされたのでした。
">
今回は、練習したことが、すべて試合に出せた大会だったと感じています。

小学生を中心に約200名以上が出場したフロンティア・スピリット大会。

我が道場は、少年の部で思ったような成績が残せなかったので、手放しには
喜んでばかりはいられませんが、今大会の内藤選手の熱い戦いぶりに触発され
頑張ってほしいと思います。

内藤稔選手、優勝おめでとうございます。

斯道会空手道場 師範 豊田

                押忍!

(左が内藤選手 右の青山拓人君も極真空手・小学生の部で大会優勝の経験を持つ)
当道場が誇るチャンピオン達です。

*フロンティア・スピリット空手道選手権大会は国際実践融合空手道・内田塾が
 主催されている大会で、21の実戦空手流派が参加して行われました。

斯道会空手・「ファイタークラス」でのトンデモ撮影会。

2009-06-02 23:10:22 | 空手・格闘技
私はっちんが主宰する空手道場「斯道会」では、通常の少年クラスのほかに「ファイタークラス」を設けて稽古に励んでおります。

この「ファイタークラス」は大会出場を目指す生徒を対象に開かれたクラスで、あくまでも「誰よりも強くなりたい!」という
本人の意志が参加資格という講習料無料のクラス。
通常の稽古だけでは学びきれない、高度でテクニカルな空手大会用の技術習得を目的としています。
もちろん一般生徒のクラスに比べると、厳しくハードな内容となりますが、このクラスから過去、大会優勝者をはじめ数多くの入賞者を
輩出している我が斯道会空手が誇る名門クラスです。

今日はそのファイタークラスの練習日。いつも通りの厳しくハードな稽古内容になるはずでしたが・・・


今日はクラスへの参加者が少なめだったので、ポスターやチラシに使用する画像を撮ろうと、生徒のミット打ち練習風景を
デジカメで撮影したことに端を発し、その後はどうゆう訳か?撮影会へと移行!

そうなると、遊び心いっぱいの子供達です。それぞれが思い思いのポーズを取り、撮影会を盛り上げてくれます。

マホちゃんがユウキのあごに正拳一撃!白目をむいて崩れ落ちるユウキ・・・

隣では中学生コンビのコウジロウとタツヤがクロスカウンター炸裂!彼らが名づけたのは「ハイジとクララのクロスカンター」だそうです・・・
感動の出会いに、お互い走り寄るハイジとクララ。手を取り合い抱き合うと思いきや・・・突然スペシャルなクロスカウンターが炸裂!
「アルプスの少女ハイジ」のあの名場面をパロッたギャクだそうですが・・・なんのこっちゃ~中学生の笑いは意味不明。。。


場面は突然変わって、映画「クローズ」の空手バージョン。暗黒空手会に極悪空手連合が殴り込み・・・らしい。
不良役のコウスケ、マホ、トウマに親方のタツヤ。みんな、なり切ってます~

あらあら・・・もうみんな、やられちゃったの?はやっ!残すは大将対決だ! あれっこれって空手劇だったか?

暗黒空手会に謎の助っ人、コウスケナイトが参戦!竹刀を高々と掲げ勝利の雄叫び!


とうとう、はっちんセンセイも登場~ 仲間に入れてもらいました。。。 うん、スキのない、いい構えだ・・・自画自賛。


最後は仲直りの証としてみんなで「Choo Choo TRAIN 」を踊ろう!斯道会は歌って踊れる空手道場を目指します・・・
段々、路線から外れてきているってか?
本当に子供たちは表現力が豊かです。何でも吸収し、活かせる術を自然に身に付けているのですね。
この感性をいつまでも失うことなく大事にしてほしいです。

と、まあ~巷で「チャンピオン製造工場」と呼ばれている「ファイタークラス」はこんな感じです。
やる時はやる!楽しむ時は思いっきり楽しむ!がモットです。
こんな厳しくて楽しい「ファイタークラス」へ、生徒諸君も参加してみてはいかがですか?意外な自分の一面が発見できるかも知れませんよ!

ミレニアムカップ2009で斯道会選手が激戦!

2009-03-20 20:33:24 | 空手・格闘技
昨日、京都・嵐山に桜の開花宣言が出され、春の観光シーズンの
幕開けを告げる連休初日の今日20日。
私、はっちんはというと、船頭から空手家へと姿を変え
選手たちとともに戦ってまいりました。

大阪府高槻市の総合スポーツセンターでジュニアー空手大会
「北大阪空手道選手権大会・ミレニアムカップ2009」
が開催。

今大会で18回を迎える伝統あるミレニアムカップは
毎回、関西地域を中心とした実戦派空手道場27団体が
集結し、学年別に王者を決する少年空手の祭典です。

我が斯道会空手道場からは「チーム・キッズドラゴン」
所属の5選手が出場し熱戦を繰り広げました。

全国に通用する選手が多く出場することで知られる
ハイレベルな大会ということで今回は高学年を中心に
メンバーを構成して挑んだわが道場でしたが、
序盤戦から文字通り、流血が飛び散る激戦が続き
苦戦を強いられるわが斯道会選手たち。

6年生重力級では、わが道場でリーダー格で実力NO.1のU選手が
相手選手の顔面殴打で流血、そのダメージから回復できず敗れる
という試練の中、森口達也選手が堂々の3位入賞という
好成績を挙げてくれたことは、次回に希望をつなぐ貴重な
勝利だったと思います。

森口選手は昨年末に京都市武道センターで行なわれた
「フロンティア・スピリット空手道選手大会」において
8位入賞を果たし、最近めきめきと力を付けてきている
選手で、今回の3位入賞でいよいよ頂点が見えてきました。
これからも気を抜かずしっかり精進してほしいと思います。

また明日から次の戦いの幕が切って落とされます。

敗北という経験から、何を感じ、何がわかったのか?
ここから技も心も‘成長’が生まれます。
この貴重な体験を決して無駄にしないで下さい。

また、選手を応援し支えてくださった保護者の皆様、
早朝よりご協力ありがとうございました。

今日だけは精一杯がんばった選手達を褒めてあげて下さい。
そして明日からはまた叱咤激励し協力してあげてくだされば
幸いに思います。

最後まで戦い抜いた選手たちを私の誇りです。

最後に選手諸君にお願いがあります。
君たちが大会に向けて頑張ってこれたのは、君たちだけの
努力で出来たのでは決してないということです。
君たちが練習に打ち込める環境を用意してくださった
保護者(お父さん、お母さん、祖父母さん)の協力が
あるからという事実を決して忘れないで下さい。
今の自分があるのは当たり前のことではなく、周りの
人達の協力に‘感謝するの心’を忘れず、
これからも精進して下さい。

今日は本当にお疲れさまでした。

斯道会空手道場 師範 豊田  

         押忍!

私の人生を大きく左右した言葉と空手。

2009-02-19 22:17:34 | 空手・格闘技
「これは事実談であり、この男は実在する…」

少年劇画「空手バカ一代」の冒頭に刻まれたこの言葉は、
私の人生を大きく左右する運命の言葉となる。

この実在する男とは・・・大山倍達(おおやまますたつ)

そう、極真空手の創始者で世界中の人々から
「ゴットハンド」と呼ばれた日本空手界の革命児だ。

それまでは熱血野球少年だった私。夢は甲子園。
ヒーローも王や長島だった。

名門野球校に特待生入学した私からバットとグローブを
捨てさせた男が大山倍達館長だった。
この男は私の憧れ・ヒーローになった。

大山倍達。
第二次大戦後、東京の池袋に大山道場を開く。
沖縄古伝の空手から脱却し、寸止め制を導入した試合形式
でまとまろうとする当時の空手界に警鐘を鳴らし、あくまで
「強さ」にこだわった直接打撃制を用いて独自の道を歩む。
だが、その方向は理解されず、邪道空手、品格なきケンカ空手
と当時の空手界からは批判され孤立することに。
しかし「本気で打ち込まずして、何故空手本来の実戦力を
証明できるのか?、強さの信用を得られるのか?」
という自らの信念を貫き、国内を武者修行、
「組手の強さでは大山に伍する者なし!」との評価を得る。
その後、人間相手では飽き足らず、猛牛と闘いこれを制し、
世界に空手を普及すべく渡米。ボクサー・レスラーなど
幾多の格闘家と対戦し全勝。「神の手」ゴットハンドと
呼ばれ最大の尊敬を得るに至った。

帰国後、「巨人の星」や「あしたのジョー」などの原作者
故梶原一騎氏により、自身の一代記を劇画「空手バカ一代」
として発表されることにより、日本中にその名を轟かせ、
青少年の間に爆発的な空手ブームを生み出した。

自身が創設した国際空手道連盟・極真会館は
全世界約120ヶ国に支部を持ち、道場生約1200万人
を誇る世界最大の空手組織へと成長した。

そして亡くなった今も、K-1や総合格闘技など
日本格闘技界のルーツを生み出した伝説の武人と
してその名は燦然と輝いている。


私が大山倍達館長の劇画と出会ったのは、その極真空手が
大きく伸びようとする時期だった。

野球部を退部した私はその足で大山倍達館長率いる
極真会館に入門した。

稽古前の張り詰めた空気、先輩たちの鋭い視線、どれも
劇画の中の道場そのままだった。

今の様に足や拳頭に巻くサポータなどない時代、稽古の
後は足首やすねがパンパンにはれ上がり靴がはけないし、
蹴られた太ももが痛くてバスのステップも上がれない
ほどのダメージだったが「これが大山倍達の空手だ」
と思うと、この痛みも納得できた。

あの頃から早いもので、もう20数年の歳月が流れた。

そして今も純白の空手衣に、毎日、袖を通せる人生を
歩ませてもらっている。

劇画「空手バカ一代」の文中にゲーテのこんな言葉が
引用されている。

‘人生にはその人の一生を左右する、
 さまざまな、めぐりあいがある。
 師、友人、恋人、敵・・・
 しかし、ただ一冊の書物が しばしば
 それらにもまさる 決定的な影響を
 もたらす場合がある ’

私も間違いなく めぐりあってしまった・・・
少年のあの日、人生を左右する一冊の書物に。

素晴らしき空手人生に乾杯!

空手演武の‘華’、試し割り演武。

2009-02-18 23:22:21 | 空手・格闘技
空手の演武と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは
瓦や板などを割る「試し割り」演武ではないでしょうか?

日ごろ鍛えた技を使い、素手素足で物質を割る「試し割り」
演武の迫力と華やかさはまさに「空手演武の華」と呼ばれます。

今月の22日、練習場所を提供して頂いている
「亀岡市東部文化センター」のイベントにおいて
我が斯道会道場の高学年の生徒が、「試し割り」
演武に挑戦します。

「試し割り」とは剣道でいうところの「試し切り」
と同様の演武で、空手では自己の手足など部位を使い、
実際に物に向かって技をぶつけ割りつぶすという演武。

試し割りにはスギ板のほかにレンガ、ブロック
自然石、氷、バットなど様々な物を割る演武が
ありますが、板割りはその中でも入門編にあたる
演武です。

とはいえ、そう簡単に割れるものではありません。
失敗すれば打撲やひどい時には骨折することも・・・
技のスピードと正確さはもちろんのこと「必ず割るぞ!」
という気迫が最も大切になってきます。

私も以前、2本重ねのバットを足のすね(弁慶の泣き所)で
蹴り折るという難しい演武(当時は珍しい演武だった)を
師範に命じられた時、「『これが折れなかったら明日から
飯が食えなくなる』という気持ちで蹴れ!」と指導を
受けたのを覚えています。
「失敗したらどうしよう・・・」などという後ろ向きな
気持ちを脳裏から消し去るために「死を賭けて」という
精神で自らを鼓舞し、集中力と気迫をためて技をぶつけます。
人はその一瞬、計りしれないパワーを生み出すことを知る
貴重な経験をしました。

試し割り演武はただ「見せる」という要素以上に
自らの実力を知るバロメータとなり、精神的にも
自信が生み、空手を学ぶ意欲へとつながるものです。

今回チャレンジする生徒たちが、この演武で空手の
新たなる魅力を見出せる、そんな演武会になることを
期待しています。



東映京都撮影所に‘斯道会空手’参上!

2009-01-31 23:23:43 | 空手・格闘技
私が主宰する空手道場・斯道会の子供たちと今日、
太秦の「東映京都撮影所」へ見学に行ってきました。

今回の撮影所訪問は、今、私たちの道場で構想を
練っている「空手剣術劇」の参考にするため、
プロの指導方法と練習内容を勉強するのが狙いです。

斯道会空手では月に2回「棒術」のクラスを設けて
いますが、空剣劇の主となる子供たちはその「棒術」
のクラスの生徒たちです。

現代の空手は競技が中心なので「素手・素足」のみ
で戦う武術と思われがちですが、ルーツである
沖縄唐手では棒やヌンチャク、トンファーなどの
「武器術」も盛んに稽古され今に伝承されています。
私自身も以前所属していた道場で「武器術」のクラス
に出席し稽古した経験がありますが、子供たちが
「武器術」を学ぶにおいては、安全性と楽しさが重要な
テーマとなります。
そこで、みんなで物語を作成し、覚えた「棒の型」
を剣劇という形で表現する試みを進めているところです。

まずは同じ年頃の子供達がプロの演技者になるために
学んでいる「東映俳優養成所」の稽古を見学しました。

稽古の30分前になると生徒さんたちが、続々と稽古場
にやってきます。まず驚かされたのは「挨拶・返事」など
の礼儀が徹底して行き届いているところです。
もう子役として活躍している生徒さんもおられるので、
厳しい芸能界の中でしっかりした社会常識が磨かれいる
のがよくわかります。

稽古前はふざけあっていた生徒さんが、講師の先生が
お見えになられた瞬間、水を打ったように静まり
稽古場は張り詰めた空気に一変します。

釣られてうちの生徒たちにも緊張感が走ります。

稽古は子供達といっても妥協は許されてません。

「セリフが聞こえない、もっと大きな声で!」
「自分の役でなくても、台本は覚えてこい、
急に監督さんに『この役やってみる?』と振られた
時に『ハイ!』とすぐに答えられる子だけが
役をもらえるのだ!」
とプロの考え方、見方を知らし、心構えを実例を
通じて理解できるように教えられています。

また動作に鈍い子には「先先に気を回して演技する習慣を
付けるように」と周囲の空気を読み、考えながら演技する
ことの大切さも植えつけていくのです。

このような稽古を通じ、わずかしかない‘役’を手に入れる
ことの難しさ、演技には常に心身を練り鍛えることの
必要性を徹底して理解していくのでしょう。

‘さすがは日本映画の伝統を守る東映の養成所’
芸能界にあって「もっとも厳しく怖い所」と東京の
有名俳優たちを振るえ上がらせる伝統はここにも
受け継がれてるのを感じました。

私の生徒たちにとって初めて観る演技の稽古、
最初はめを白黒させて眺めていましたが、
次第に真剣になる眼差しに「空剣劇」制作の
手ごたえを強く感じた次第です。

そしてなにより、子供達を真剣にさす教え方は
私の空手指導にとても参考になり、得るものが
多くあったと見学だった思います。


その後、撮影所内を見学。
実際のセットやスタジオ、撮影に使われる
道具類を見て回りました。

子供達にとっては見るもの、触れるもの全てが珍しい
モノばかりで、みんな興奮しながらの見学でした。

今回の撮影所見学で得たことが生徒たちにとって、
これからの空手稽古の励みとなり、未来への希望
につながっていくことを願っています。


今回、お世話取り下さった東映俳優養成所の佐藤課長
にはこの場を借りお礼申し上げます。

空手界最高峰の武道家・大山茂師範。

2008-12-15 20:43:18 | 空手・格闘技
‘その男は拳ひとつでアメリカ全土を制覇した’

某雑誌に衝撃のキャッシフレーズで紹介された
その人物こと私の空手の師匠である大山茂師範です。

極真会館創始者・故大山倍達総裁の一番弟子として
日本人で僅かしか存在しない‘100人組手’
(1日で100人と連続で組手する空手界最大の荒行)
を達成し、極真会をアメリカに広めるべく渡米。
以後、全米各地にまさに拳一つで支部を拡大し、
熊殺しで有名なウィリーウイリアムズをはじめ
数多くの強豪空手家を育成。
また極真会の全日本、ヨーロッパチャンピオンたちも
大会前には必ず泊り込みで出稽古に参加し好成績を
上げるなどその空手技術と理論の確かさには定評が
ある現在の空手界最高峰の空手指導者でもあります。

極真会館世界最高(首席)師範として米国極真空手道連盟を
設立し活躍するも、1986年独立し、実弟の大山泰彦師範
(アラバマ支部長)三浦美幸師範(シカゴ支部長)とともに
国際大山空手道連盟「USA大山空手」を設立。
アメリカ、カナダに約70のも支部を持ち、その勢力は日本、
ロシア、ポーランドギリシャ、オランダなどアジアや欧州地域
にも拡大されています。

日本(沖縄)で生まれた空手は今、ただ武術としてだけでは
なく、空手道の思想や哲学も含めた日本武道の代表格として
全世界で約4000万人もの愛好家を有しています。

世界の中心アメリカはニューヨーク、マンハッタンに
総本部道場を開かれていた師範からは、ただ護身術としての
空手の技術だけではなく、もちろん大会に勝つ強者だけの
空手でもない「日本が誇る文化」としての現代的意義も
同時に教えて頂いたことは空手修行者として生涯の宝です。

昔も今も私の空手修行は、この偉大なる武道家・大山茂
師範の背中をひたすらに追いながら続けています。

まだまだ、遠くかすかに見える‘背中’ですが
これからも生涯をかけて追い続けていく所存です。

真剣白刃取りなど空手界でも‘世界一’と呼ばれた
大山茂、泰彦、三浦師範三氏による演武です↓
                こちらを見て下さい!

*写真は大山茂師範に、私はっちんの得意技・左上段回し蹴りを
 指導して頂いているところです。
 

フロンティア・スピリット空手道選手大会で戦ってきました。

2008-12-07 22:00:24 | 空手・格闘技
今年一年の空手修行を締めくくる大会
「フロンティア・スピリット空手道選手大会」
の決戦日!

今朝は京都に冬の到来を感じさせる厳しい冷え込み
の中、早朝より岡崎にある京都市武道センター
に集結した我がJPN斯道会のファイター達11名。

寒さを吹き飛ばすほどの‘熱い気合’を感じさせ
戦闘モード全開です。

選手の皆さん、よく戦いました!
「勝ち負け」を超え、出場した全員が素晴らしい試合を
見せてくれたことに感動しました。

少年部は子供とはいえ、スプリングのきいた左右のふり打ち、
タメを利かしたパワフルな蹴りのコンビネーションなど
観戦する者も手に汗を握る熱戦ばかり。

我が道場からは森口達也君が初のベスト8に入賞。
一回戦から圧倒的な強さをみせ‘一本勝ち’で勝ち上がり
ベスト4を賭けた戦いでは、このクラス最強の黒帯選手を
相手に再延長まで持ち込み、あと一歩のところまで
追い込んだ強さには目を見張るものがありました。
努力家の彼。地道にコツコツ練習してきた成果が
小学校最後の年となる今大会で開花し好成績に
繋がったことは、本人にとっても「夢をあきらめず
努力することの大切さ」を知るいい経験になった
ことと思います。

他のファイター達も本当にいいファイトを見せてくれましたが
最後の決定打がなく攻め切れなかったのが残念でした。
レベル的にはそんなに見劣りするものはないとは思いますが、
勝ちへの執念が相手選手の方が少し勝っていたということでしょう。

一般の部の選手達も、初出場という極度の緊張感の中
よく戦いました!素晴らしいファイトでした。

結果はともかく、大会に向け辛い稽古を泣きながら
耐え抜き、この晴れの舞台で力一杯戦えたことは
君たちのこれからの人生にとって最高の財産と
なると確信します。

また明日から次の戦いが始まります
‘勝利’を信じ、これからも稽古に汗を流しましょう。

選手を応援し支えてくださった保護者の皆様、
早朝よりご協力ありがとうございました。

今日は精一杯がんばった選手達を褒めてあげて下さい。
そして明日からはまた叱咤激励し、協力してあげてくだされば
幸いに思います。

最後まで戦い抜いた選手たちを私は誇りに思います。

最後に選手諸君にお願いがあります。
君たちが大会に向けて頑張ってこれたのは、君たちだけの
努力で出来たのでは決してないということです。
君たちが練習に打ち込める環境を用意してくださった
保護者(お父さん、お母さん、祖父母さん)の協力が
あったればこそです。

そのことを決して忘れないことが武道精神を
涵養する者にとってもっとも大事な‘心’です。

今の自分があるのは当たり前のことではなく、周りの
人達に支えられて今があるという‘感謝するの心’を
忘れずにこれからも精進していってください。

最後に私の尊敬する師、稀代の天才空手家・大山泰彦師範が
空手道修行の目標としていつも仰られていた言葉を贈ります。

‘武から入り 徳に至る’
(武術を極める努力を続けることで、徳ある人格を形成すること)

   
JPN斯道会空手道 師範 豊田  押忍!

明日は京都で空手道の大会です。

2008-12-06 19:16:37 | 空手・格闘技
秋の観光シーズンも終盤を迎え、私はっちんも
いよいよ「空手家・はっちん」を始動させる
シーズンがやってまいりました。

明日7日にはその先陣を切って、京都市武道センターで
開催される「フロンティア・スピリット空手道選手権大会」
に我が「JPN斯道会空手道場」から一般部を
含む11名の選手が出場します。

今年も全国各地から日々の研鑚の成果を試そうと
大勢の選手が「武道の聖地」京都に集まり
拳を交えます。

今回の大会には一般男子の部に保津川下りの船頭を
している西村匠五選手も出場します。
11月、船の仕事が多忙を極める日常の中
懸命に稽古に着いてきた彼の活躍に大いに期待しています。

彼にとって、この大会での経験がこれからの
空手人生に大きな財産になることを祈っています。

選手諸君、明日は精一杯力の限りを尽くし
悔いのない闘いをしてください。

冷え込みが厳しいこの時期、出場選手達は
十分、ウォーミングアップをして試合に
臨んでください。

日頃の鍛錬の成果を存分に発揮し、実力通りの試合
ができれば必ず‘勝利’を手にすることができる!
と確信してます。

緊張感の中にも‘心楽しく’大会を経験して
これからの空手修行の励みにとしてくれば
指導者として嬉しい限りです。

JPN斯道会空手道場 師範 豊田  押忍!