保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

「京・くろかる隊」主催、留学生交流パーティーで空手演武を披露!

2010-10-30 23:49:52 | 空手・格闘技
今日30日、亀岡市保津町にある「保津文化センター」で
同市を拠点に異文化交流活動を進める「京・くろかる隊」主催の
留学生と市民の交流会「ウエルかめパーティー」が開催され
我々斯道会空手道場が日本武道の紹介として演武を披露してきました。

同パーティーには、京都学園大学で学ぶアメリカ、台湾、韓国、中国などからの
留学生20数名がゲストとして招かれ、亀岡市長をはじめ桂川・田中両府議会議員、
西口市議や亀岡市教育長もホスト役として参加して下さいました。

「京・くろかる隊」は保津川下りや嵯峨野観光鉄道など外国人観光客が
大勢訪れる亀岡市で、観光の案内や人的交流を市民レベルで取り組もうと
組織された市民団体です。
また、同市にある京都学園大(曽我部町)の留学生との交流会なども
定期的に計画しており、草の根的な他文化交流でお互いに学び合い
地域の活力を生み出そうと活動しています。

代表は私の弟・豊田覚司が務め、私も同会の立ち上げ時からのメンバーでありますが、
今回は留学生さんと交流パーティーということで、日本の伝統文化を紹介する演技者として
参加し、特技である「空手道」を道場生の子どもたち9名と一緒に披露してきました。

演武ではまず、日本人として基本「礼法」として正座から黙想、挨拶をご覧いただきました。
なんといっても日本武道の一番大切な精神である「礼節」を見てもらうことが大事です。

その後、突きや蹴り等の基本動作から沖縄伝来の古流型など4つを子どもたちと披露しました。
また、今回は日本に来て間なしの留学生さんもお越しなっていることから、特別サービスとして
古武術な中から「杖術」や「トンンファーvs杖」の対決も見ていただきました。
最後は空手演武のお約束「試し割り演武」へ。

子どもたちが突きや手刀、蹴りによる杉板割りを行った後、最後のトリは
私が手刀による建築資材用ブロック割りで絞めました。
ブロック割りに入る前、会場の留学生からは「ブロックは無理だろう・・・」との
声も聞こえてきましたが、割り終えると、会場からはどよめき、それこそ
割れんばかり拍手をいただきました。

私達、道場生は今回の演武にあたり
「子どもも大人もない、我々が演じる姿すべてが日本の武道・空手と認識されるのだから、
失敗は許されない。日本の武道・空手の名を汚さない様な演武をしよう!」と誓い合い
挑みました。道場生のみんなも子どもながら「日本を背負う」という使命感を持ち、
体感して貰えたものと思います。

国際交流、異文化交流には、まず自分たち日本人としてのアイデンティティが必要不可欠です。
それは武道でも、茶や華、太鼓や日舞といったその他の伝統文化・芸能でも構わないし
文学や哲学・思想でも構いません。日本人として世界の舞台に立つ‘根’となるものを
これから日本を背負って立つ若者には持ってほしいと思うのです。
生徒たちも、その一旦を今回の交流パーティーの演武で垣間見てくれたのなら、幸いです。

世界は高度情報化社会や近代科学技術の目覚しい発達で、益々、グローバル化は
加速されることでしょう。亀岡というのどかな田園都市にも、その波は押し寄せてきています。
私は空手という伝統武術とその精神を基盤に「世界というものへの視野と意識」を持った若者を
育てていきたと思っています。その意味でも今回のような市民レベルでの異文化交流活動の
意義は大きく、この活動の輪が、まさに草の根が地面広く張っていくことで、喚起され
市民の民度向上と優秀な人材育成に寄与するものと考えます。

私は空手家として、そして日本古来の舟運の船頭として異文化交流にも精力的に取り組みたいと思っています。

今後の「京・くろかる隊」の活動に注目して下さい。
また、「京・くろかる隊」へのご支援とご協力のほど、よろしくお願い致します。

*演武に集中していた為、写真を撮ることができませんでした。
 どなたか、演武風景の写真をお持ちの方がおられたら、ブログにアップしたいので
 譲っていただければ、大変うれしく思います。よろしくお願い致します。

奄美大島に台風14号が接近・・・自然はかくも無常なり・・・

2010-10-28 12:02:05 | 船頭の目・・・雑感・雑記
先週、記録的な大雨が降り、甚大な被害に見舞われた奄美大島に台風14号が近づいている。

冬を思わすほどの寒さなのに台風なんて!!しかも、またしても奄美に・・・

この台風14号は、今、沖縄の南の海上を北上しており、中心付近の最大風速は45メートル。
非常に強い勢力の台風となって向かっているのだ。

もうすでに、沖縄県の大部分と奄美大島の南部が風速15メートル以上の強風域に入っている。
川で仕事をする我々船頭にとって風速15メートルがどれぐらい強い風が
吹いているのかは、経験から理解できる。まさに前へ歩くことが困難なくらいの強さだ。

台風はこれから北上を続け、29日明け方から昼過ぎにかけて沖縄地方に最も近づく
見込みで、先日の大雨で地盤が緩んでいる奄美大島では、土砂崩れや河川の氾濫などの
さらなる被害が出てくるのではと住民の間に不安が広がっている。

奄美大島・・・青く澄んだ海と広い海岸が広がる美しい島だ。
私も5年前、遊船の旅行で訪れた思い出の地でもある。

上に貼り付けた写真は奄美の海岸から見た風景だ。
美味しい海の幸、人懐っこい島の人たち、そして、スキュバーダイビングで潜ったときに
みた色とりどりの美しい珊瑚たち。どれも奄美の自然を満喫した心踊る、楽しい旅だった。

その奄美が今、大変な事態となっている。しかも追い討ちをかけるように、
凄い勢力を持つ台風が近づいているなんて・・・
住民の多くが、まだ避難所生活を余儀なくされ、家へ帰れていない。
「もう、どうしていいかわからない・・・」ともらす初老の男性。
おそらく多くの住民が同じ気持ちでいることだろう。

自然はどうして、こうも無常なのだろう。・・・

いくら科学が発達しても、人は自然によって生かされていることは絶対の事実。
牙をむく自然の猛威は、そのことを人間に理解さるかのごとく厳しい。
しかし、反面、豊穣と癒しを恵む、親なる存在であることもまた事実。

我々船頭は日々身をもってこの自然の猛威と恵みを感じている。

我がの力のみで生きているという傲慢な思考から、人は決別し、
自然のまえには無力な小さな存在だということを理解し
謙虚にならなくてはならない。

また、台風は週末には私達の住む西日本や東日本に接近する恐れがある。

小さく無力なお互いは、奄美の皆さまの被害を他人事と思わず、牙をむく
自然の猛威の中で、辛い時こそ助け合い「ともに生きていく心」を
持たなくてはならないことを、自然がらのメッセージとして
しっかり受け取らなければいけないのではなかだろか。

寒い秋にもマケズに、魅力的な船頭さんを目指して。

2010-10-26 22:57:55 | 船頭
今日は冬型の気圧配置に覆われ日本全国が急な寒さに震えた一日でした。

保津川の水面も冷たい木枯らしが吹き、寒い川下りとなりました。

私は、3日ぶりに船頭仕事への復帰です。

先週の土曜日は4年目となる「保津川筏復活プロジェクト」のため、
丸太組みと実際に川を下る筏流しの手伝いに参加してたし、
翌日の日曜日は京都府宮津市で開催された「平成22年度・府PTA研究大会」
に出席していました。

そして昨日はこのブログでも紹介していましたが息子が通う
東輝中学校で開かれた「THE SOULMATICS」による芸術鑑賞会
だったので、3日間、全く舟の仕事には従事できなかったのです。

やっと、行事にもひと段落つき、さあ、今日から船頭仕事に集中するぞ~
と思った矢先のこの寒さです。さすがに体に応えましたました。

我々、船頭でも寒さを感じるほどの気候です。乗船下さるお客さんも大変です。

寒さを感じさせないように、舟が下る間、楽しい話術でお客さんを楽しませるのも船頭の大切な仕事です。

こんな日は、嵐山までの一時間四十分間を、長く感じさせてはいけません。
仕込んだネタやお客さんとのやり取りの中で、ボケとツッコミもしっかり入れながら
笑い声が渓谷に響く、そんな川下りを提供して参りました。

保津川下りの魅力は、400年の歴史と渓谷美や爽快感といった自然、それに船頭の魅力ではないでしょうか?

「魅力的な船頭さんだったよ。」と乗って下った方に言ってもらえるような
船頭を目指して、寒風にマケズ、がんばっていきます!

生徒、そして親も、感動!号泣!の「THE SOULMATICS IN 東輝中学校LIVE」

2010-10-25 21:28:25 | PTA活動関連
本日、午後1時30分より亀岡市立東輝中学校の体育館において、
「THE SOULMATICS IN 東輝中学校LIVE」が開催されました。

THE SOULMATICS の皆さま、素晴らしい演奏をありがとうございました。

LIVEが終わった今でも、日本一の実力を誇るTHE SOULMATICS を
この亀岡の地、東輝中学校にお招きし、体育館で生の声により歌っていただいたこと
が信じられない気分で、まだ興奮がさめない状態が続いています。

‘本物’の音、‘本物’の声 ‘本物’の気持ち・・・が伝えたメッセージの力・・・

心は高鳴り、魂が震えました。

生徒さんも、先生方も、そして我々保護者も、今日は同じ音楽を聴き、
それぞれの心の奥深いところにさまざまな感動が沸き起こり、
心がひとつになる時間を共有したひとときであったと思います。

もう、私がいろいろ感想を述べるより、THE SOULMATICS さんのHPにある
BBSに投稿されている生徒たちの感想をご覧いただきたく思います。

そこにはこの世代の子どもたちの等身大の心の動きが素直に書き込まれています。

音楽って本当に凄い力がある!はっきり確信いたしました!

それではご覧ください。

http://www.soulmatics.com/top/top.htm

本当に素晴らしい芸術鑑賞会でした。

ご尽力いただきました、校長先生はじめ教職員の先生方、ありがとうございました。
PTA活動にご理解をいただいております会員の皆さま、お越しいただきありがとうございます。

子ども、親、先生がゴスペルという音楽を通して‘心の絆’をさらに強くつなぐことができました。

そして、THE SOULMATICS の皆さま、本当にありがとうございました。


亀岡市立東輝中学校PTA会長
豊田 知八


いよいよ明日「SOULMATICS GOSPEL LIVE IN 東輝中学校」

2010-10-24 23:33:05 | PTA活動関連
いよいよ、明日です、THE SOULMATICSの東輝中学校ライヴ!

東京ディズニーランドなど、5万人の聴衆の前で演奏するほどの
メンバーたちが、東輝中学校の生徒ひとりひとりのために、
この亀岡の東輝中学校・体育館へやってきて歌ってもらえる!

東洋人では絶対に出せないといわれた「ブラック」な声域を響かせる
あの「奇跡の歌声」を生で聴ける!・・・・地球に生まれてよかった!!

またまた、私の中から熱~い織田裕二さんが飛び出してきそうですが、
なんと、本物の織田裕二さんも2007年8月に大阪で開催された「大阪世界陸上」の
開会式でSOULMATICSと共演していることが判明!!!

オープニングのセレモニーで「All my treasures 」を歌う織田裕二氏のバックで
クワイアとして出演していたのです。
http://www.youtube.com/watch?v=0q6pmzptcY4&feature=related

益々、明日が待ち遠しくなってきました。
明日はわたしもライヴが成功し、子どもたちに中学生活のいい思い出をつくってもらえるように
精一杯裏方でがんばりたいと思います。

SOULMATICSのHPから、アメリカLAの教会で演奏された奇跡の歌声を紹介したいと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=eMwYQ8z-I5U&feature=geosearch

SOULMATICSのみなさま、明日は東輝中学校PTA役員一同、心よりお待ち申し上げております。

THE SOULMATICSが東輝中学校にやってくる!

2010-10-23 06:52:50 | PTA活動関連
亀岡の東輝中学校に、モンスターゴスペルグループ「THE SOULMATICS」がやってくる!

あのマイケルジャクソンも絶賛した歌声が生で聴ける!地球にうまれてよかった!!

織田裕二ばり興奮ぶりになってしまいましたが、ゴスペルの本番アメリカで「奇跡の歌声」と
称され、マイケルジャクソンやマライヤキャリーをはじめ世界の一流アーティストも認める
日本トップの実力を誇る若きゴスペルグループTHE SOULMATICS。
そのSOULMATICSが、わが子が通う東輝中学校の芸術文化鑑賞会で来校して
下さることになったのです。
時は明後日25日(月曜日)。

今回、芸術鑑賞会は、PTAが主催となり、学校と生徒合同で企画したものです。

企画の主旨としては、アフリカ系アメリカ人の間で「Goodspell(良い知らせ)」という語源をもとに
生まれた音楽ゴスペルの鑑賞を通じ、その根底にある‘自由への希望’や‘愛‘のメッセージを受け
‘生きる勇気’と‘前向きな心’そして歴史と教養を深めることで、幅広い視野と多様な価値観を
養い、豊かな人格形成に生かしてほしいとの願いがこもっています。

特に、内外で高い評価を受け、世界レベルの実力を持つSOULMATICSに歌っていただくことで、
「世界で通用する本物の芸術とはこういうものだ!」と生で触れる機会を持ち、
世界や社会への豊かな想像力を養う狙いもあります。

ゴスペルの歴史は人種差別という迫害と苦難の中で、生きる希望を見失うことなく、
強い心で生きてきた人々の‘祈り’であり、人生そのものです。
その思いを音楽という調べに乗せて伝えるメッセージは、著名な方の講演会にも優るとも劣らない
否、中学生の今だからこそ素直に心に響く価値のある教育イベントだと思っています。

ワールドレベルの音楽に生徒も教師もそして保護者も一緒に触れることで、
興味・関心・感動を喚起し、新たな感性と視野を広げていけたら素晴らしいことだと思います。

SOULMATICSは毎年、東京ディズニーランドのエクスピアリでカウントダウンコンサート
も行い、若者に超人気のクループでもありますが、一方で全国各地の中学校や高校での芸術鑑賞会
も積極的に行っておられます。その反響はもの凄く、自身のHPのBBSにピュアな感動メッセージが
公演後、多数生徒さんたちから送られています。

わが、東輝中学校でも公演後の生徒さんたちの反響が今から楽しみです。

日時:10月25日 月曜日  開演:午後1時30分から2時50分までです。
場所:亀岡市立東輝中学校 体育館

 出演 「The SOULMATICS(ソウルマティクス)」
※本場アメリカで「奇跡の歌声」と絶賛され、NYにある黒人音楽の殿堂アポロシアターで
東洋人グループで初めてとなるゲスト出演を果たす。メンバーには日本人でありながら
マライアキャリーのツアーの参加するメンバーもいる。またマイケルジャクソンの前で
演奏し、スタンディングオベーションを受ける。
「Gospel Music Workshop of America 40th Anniversary」で、全米の
プロデューサーやアーティスト、ゴスペル関係者からスタンディングオーベション
で評された本格派の日本人ゴスペルグループ。
TDLで毎年カウントダウンコンサートも行なっている。
http://www.youtube.com/watch?v=cjohnHJzF4U&feature=related

23日、亀岡で保津川の筏、ふたたび。

2010-10-22 08:59:36 | プロジェクト・保津川
 今月23日(土曜日)保津川に伝統の筏がふたたび姿をあらわします!

今年9月に保津峡で予定していた筏復活プロジェクトにおける「筏流し」が
台風のために中止になったため、この23日にリベンジすることになりました。

筏イベントは2008年と同様に亀岡市内の保津川下り乗船場対岸で実施します。

筏の組み方の実演から筏流しまでを行う予定です。
乗船場対岸で行われる筏の組み方の模様は、保津川下りをお乗りに来られた
観光客の皆さまも自由にご覧いただけます。
お時間が許されるかぎり、1200年以上続いた伝統の保津川筏組みをご覧下さい。

組み終えた筏は保津川下り乗船場から渓谷の入口となる山本浜まで、筏士が乗り込み流していきます。

秋深まる保津川を悠々と流れていく筏に過ぎ去った歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。


【京都・保津川 筏復活プロジェクト2010 】

13:00-15:00 筏組みの実演と解説、筏流しや舟運など保津川の水運の歴史のパネル展示
15:00 筏流しスタート
15:15 山本浜到着、閉会式(16:30ごろ終了予定)

圧力に屈せず、精神を守り抜いたノーベル平和賞。

2010-10-10 01:37:05 | 船頭の目・・・雑感・雑記
ノーベル賞委員会とノルウェー政府は平和賞の精神と独立性を守り抜いた!

ノルウェーのノーベル賞委員会は8日、中国で服役中の民主活動家・劉暁波さんに
「基本的人権のため非暴力的運動を継続している」として
今年度のノーベル平和賞を授与することを発表したことはもうご存知のことだろう。

劉氏の平和賞授与に関して中国共産党当局は厳重な情報統制を国内に敷き、
報道機関には授与に関するあらゆる報道を黙殺する意向を示し、
海外メディアの放送についてもそのニュースだけ視聴できないように放送を遮断する
という強行的な手段に打って出た。
インターネットでも監視体制を強化し、自国民への情報を意図的に遮断している。

また、この授与に関する情報を事前につかんでいた中国は、ノルウェーの委員会に
あらゆる手段で強い圧力をかけるなどして劉氏の授与を阻止へ躍起になっていた聞く。

わが国が資源、経済、生活の面でどっぷり依存し、今後も友好関係の強化を
望んでいる中国という国はそういう国なのだということを
我々国民は今一度、考えて将来的な戦略を見直す必要があると考える。

異様ともいえる圧力に屈することなく、110年の歴史を誇る平和賞の精神と独立性を
守り抜いたノーベル賞委員会の姿勢には正直、感動した。

世界第二位の経済大国になった今も、共産党一党独裁体制のもと、国民に厳しい自由抑圧と
情報統制を敷き、不当な人権侵害を繰り返す国中国への、国際社会からの明確なメッセージが
示された今回の授与。
中国外務省は「授与が決定されれば、ノルウェーと中国の関係は悪化し損害をもたらすだろう」という
恫喝ともとれる尋常ではない圧力を委員会とノルウェー政府に繰り返していただけに、
今回の決定には相当、怒り心頭なことだろう。
しかし「中国に強いメッセージを送らねば人権活動家を裏切ることになる。大国になった中国に対し、
批判すべきは批判しなければならない」と委員会は正義を守り抜いた。
またノルウェーのストルテンベルグ首相も「何度でも機会をとらえて劉氏の問題を提起し続けていく。
脅しには屈しない」との強い姿勢を表明している。

これが国際社会の良識というものだろう。

日本に比べてもはるかに小国のノルウェーのこの強い姿勢に、我が国は何を感じるだろうか。

自国の領域を荒らされ、警備船に体当たりまでされ上、不当な恫喝に屈したのに、
国際会議の廊下で通訳なしで軽薄な仲直り方をしたことを有頂天に語る
どこかの国の首相となんと違うことか!

これが長年、人権問題を掲げ政治活動をしてきた市民運動家の熟れ果てた姿だ。
本気で人権のことなど重要と考えてなかったことがわかるというもの。

この授与を契機に、中国国内に潜在する民主化の波が再び沸き上がり、
チベットやウイグル地区で行なっている残虐な人権侵害行為を直ちに止め、
民主的な国家として世界に対して責任ある行動をするように願いたいものだ。

国際社会から評価が明確となった中国に、私たちの日本はあっさりと屈したということを、
もう一度、我々国民は知っておくことが必要であろう。

中国は昨日、尖閣諸島周辺のガス田に海軍の軍艦を送り込んできたとの情報がある。
海洋権益確保に向けた威嚇的活動を活発化させる中国。
日本が「尖閣に領土問題は存在しない」というのであれば、あやふやなことなかれ主義はやめ、
この不法行為による危機的状況を前に、日本は島への上陸等の実行支配も視野にいれた
現実的な対策姿勢を至急取るべきだと思う。

アルピニストの野口健氏が尖閣諸島に生息しているセンカクモグラを
守る会を設立された。それと同時に是非、尖閣諸島のゴミ清掃の会も
作っていただきたい。
もし、本当に実現するのであれば私は喜んで尖閣ゴミ清掃に参加しようと思っている。

出航直前、強風による運航中止へ!

2010-10-09 22:21:02 | 船頭
今日から京都は秋の観光シーズンの到来を告げる連休の初日。
ということで、気合を入れて遊船の乗船場まで出勤したはっちん。

だが、出航目前となったその時、運航中止のアナウンスが事務所から流されました。

理由は乗船場に設置されている風速計が安全規定を超える「強風」を観測したことに加え、
渓谷内の状況を観測しに行った担当者からも「強風」との現場報告が届けられたことによります。

舟の用意をして、まさに今、出航せんとした矢先の運航中止命令。
しかも、雨足も次第に激しくなってきました。川の水位も上昇してきています。
緊急の「川止め」もやむなしか・・・
※川止め・・・船頭用語で天候条件等で運航を中止すること。

すでに乗船場にお越し下さっていたお客様には大変申しわけない訳ですが、
安全な運航は何よりも優先されなければなりません。

お客様は遊船のバスで嵯峨野観光鉄道の亀岡駅とJR嵯峨嵐山駅駅まで
送らせていただきました。

さて、出航が取りやめとなり乗船場につないである舟ですが、
雨による河川増水での流失を防ぐ為、舟の舳先を上流方向へ
転換しておかねばなりません。


長いロープで舳先のハリに解けないようにしっかり固定。
船尾をつないでいたロープを解いて、川の流れにまかせて舳先を中心軸にして
舟を半回転させるのです。
これは舟を乗船場に着岸後に川止めになり、増水が予想される場合は
昔からこの形にしてつないでおくのが保津川流です。

舟を半回転させる時に、中心軸となる舳先部にかなりの力が掛かるので、
ロープの切断やハリの損傷を防ぐ為に船頭数人が固定したロープを手に
持って回すことが必要なのです。

これも舟の構造と川の流れの抵抗を肌で知り尽くしている船頭の知恵が生んだつなぎ方なのです。


しかし・・・です。本当に船頭に仕事がなかなかできないですね~

今日も、家を出たときはまったくなかった風が、乗船場に着くと
吹き出し、辺りの木々も激しく揺れ、川の水面にも波が立っていました。

川の水位は只今、増水して川止めの水位を示しています。
今夜から明日の日中まで、雨が降る予報が出されています。

せっかくの連休なのですが、お休みということになるのでしょうか・・・

いつも感じることですが、自然と共に生きるということは、
自然条件に人間があわせて仕事をするという極めて原始的な生き方。

現代の時代ではまれな、この暮らし方。

身の丈にあわせて、与え喜び、楽しむしかないですね。



舟に乗らない日々。船頭に戻れるのか?はっちん!

2010-10-08 22:10:48 | 船頭
気がつけばもう10月!

京都では秋の観光シーズンがはじまる頃です。

しかし、ここに来て、あまり遊船の舟に乗れていない私。

回復の兆しのみえない現在の経済状況の影響もあるのでしょう、
保津川下りにはまだ、例年のように混雑するような忙しい日はない上に
PTAをはじめとする様々な活動により、休日を取らねばならない環境の今年。

昨日は左京区にある京都大学・東南アジア研究所内の会議室で行われた、
生存基盤科学研究ユニット・実践型地域研究のFS研究員会議に出席。
そして今日は亀岡市のクリーン推進会議の委員として、JR亀岡駅と
地元スーパマツモトの店頭で、家庭ゴミのリサイクル推進を図るための
街頭での啓発活動に参加するなどして、船頭の仕事以外で多忙な日々を
すごしております。


明日からは土曜日を入れての連休です。

そろそろ、船頭家業にも身を入れていきたいところでありますが、
今度は天気予報があまりよくない様ですね・・・

丘に上がったカッパではありませんが、私本来のフィールドである
‘川’に戻って、そこで出会う方々との楽しいひとときを取り戻して
いきたいと思っているところです。

保津川下りの船頭 はっちんの本領が発揮される秋。

今年最後の集大成となるこの季節を精一杯突っ走っていきたと思っています。