保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

明日の読売新聞(関西版)夕刊をご覧下さい!

2007-10-29 18:36:03 | 素晴らしき仲間たち~
関西地方の方へお知らせです~

明日30日の読売新聞の夕刊に京懐石・門の店主
西田浩二さんの特集記事が記載される予定で、
その記事の中にもしかしたら、私はっちんがお邪魔して
いるかもしれません。

よかったら、ご覧下さり、はっちんが出ているか
探してみてください。

世界のTOYOTA、秋の保津峡を下る!

2007-10-29 16:13:31 | 船頭
千葉県の幕張メッセで開催されている「東京モーターショー」
で来日されている「トヨタ自動車」のディーラーや社員の方々
が今日、京都観光の一環として「トロッコ列車と保津川下り」
を体験され、秋深まる保津峡の自然を堪能されました。

トヨタ自動車では4年に1回、世界各国で販売に携わる支社
やディーラー各店など関係者を日本に招待するイベント
「TOYOTA世界大会」をされているそうで、今年は
京都保津峡観光ルートを選んで頂いたというわけです。

保津川下りには約300名の世界のトヨタマン方が
お越し下り、合計16艘の船を貸し切ってのご乗船です。

さすが世界№1のシェアを誇る「世界のTOYOTA」!
ゆったり座れる貸切船で、優雅に川下りをお楽しみです。

途中、櫂引きや舵持ちの船頭体験にもチャレンジされると
「コレはひじょ~にムズカシイデス~」と日頃操縦して
いる高性能なトヨタ車のような訳にはいかない~と
ジョークもでるなど、終始和やかなムードでの舟旅
となりました。

総売上高は約24兆円、営業利益が日本企業で初めて2兆円を超え
るなど、電力10社や大手家電6社の各業界の営業利益の合計
をもしのぐトヨタ自動車。
その規模は、ほぼロシアの国家予算に匹敵するというから凄い!
利益の世界ランキングでも、メジャーと呼ばれる石油会社や
金融会社に次いで世界15位。上位の会社各が国家という
強力な政治力や軍需産業系であることをみれば、純粋に
生活商品産業として15位にランキングされる
トヨタの企業力の凄さがわかるというもの。

戦後日本経済を支えてきた製造業のリーダーとして
世界で販売実績を残し続け、世界各国に多くの雇用を
生み出したトヨタ自動車に‘濡れてに泡’ではない、
‘額に汗する’ものつくり産業の大事さを感じる。
400年変わらない操船の船で、世界の最先端で
活躍されるトヨタマンの方々を案内しながら、
ふと、そんな事を感じたはっちんなのでした。

ちなみに、我が家の自家用車も「トヨタ車」。
我が家の表札も「TOYOTA]。
以前出演した「人生の楽園」もトヨタ提供。
ちょっと贔屓に書きすぎたかな?・・・

もちろん、他の自動車メーカーさんの車にも
大好きな車種がたくさんあるはっちんです。

峡谷の紅葉にみる自然の偉大さ。

2007-10-28 23:12:34 | 船頭
10月最後の休日も終り、いよいよ保津峡も
紅葉の季節に近づいてきました。

昨日、一昨日の雨で気温もぐっと下がり、峡谷の山の葉も
少しずつですが、赤みがかかってきたようです。

紅葉の名所を数多く持つ京都にあって、大自然の野趣に
とんだ‘もみじ’が観られるスポットとして
人気の保津川峡谷。
今年の紅葉はどうでしょうか?

毎年、保津川峡谷の紅葉は京都市内より遅めなこともあり
今のところまだ、なんともいえない状況ですが、例年に
比べ、夏から初秋にかけての降雨量がかなり少なく
乾燥した日が多かったので、赤の色づき加減に
若干の影響が懸念されています。

しかし、毎年異常気象が叫ばれ、その度に
「今年の紅葉は大丈夫か?」といつも
心配されるのですが、自然の復元力は凄いものが
あります。秋が深まる頃になると毎年、燃え上がるような
鮮やかな赤い紅葉を見せてくれるのです。

ここに人知の及ばない、自然の偉大な力を見る思いがするのです。

これから朝晩の冷え込みも強くなり、保津川名物である‘霧’
も出てきて、山々の木々の葉が赤みを増すのに
必要な条件が整ってくると、いよいよ保津川下りの紅葉は本番!

大自然のパノラマ、保津川峡谷の紅葉の艶やかさには
毎年心が奪われるものがあります。

この美しい保津川の風景を「永遠に守っていかねば!」
そう、心から思わせてくれる‘保津川の紅葉’
が‘もうすぐ’なのです。

大阪商業大学・原田ゼミが、保津川下りで現地調査。

2007-10-27 01:26:08 | 保津川エコ・グリーン委員会
大阪商業大学経済学部・原田ゼミの学生さん16名が
保津川峡谷における河川ゴミの状況を調べる為、
昨日26日に保津川下り乗船場にお越しになられました。

今回の調査は私も参加しているプロジェクト保津川の副代表を
されている原田禎夫先生(大商大)が自らのゼミで
企画されたもので、保津川のゴミを無くすための市民
費用負担と市民意識の関心度についての研究の一環として、
保津峡の現状把握を目的に実施されました。

先ず、乗船場の待合室にある保津川展示パネルの前で
不肖・私はっちんが簡単に保津川水運の歴史を説明した後
「河川ゴミへの保津川遊船の取り組み」と題して
レクチャーをさせていただき、河川ゴミ問題の発生原因と
ゴミの特徴、今後の活動計画等についてお話しました。

その後、学生さんと原田先生は私の船に乗船下さり
保津川下りをされながら、保津川を見て頂くことに。

ところが・・・さあ、乗船!と思った矢先の事。

雷の轟音が空に響き、地面を叩きつけるほどの
激しい雨が降ってきたのです!
見る見る川の色はそれまでの緑色から黄土色へ
変化し、明らかに水位も著しく上昇してきました。

雨が小雨になるのを待ち、結局、予定より約20分
遅れの出航となりました。

乗船されてからも、雨はやまず生憎の天候になりましたが、
河川の水位が上昇した為、岸に打ち上げられていた
ペットボトルなどのゴミたちが、増水の水に乗って、
どんどん上流から流れてくる様をリアルタイムでご覧
頂けたことは‘現状調査’として幸い(?)
だったのではないでしょうか?

なかなか狙っても、こうもタイミングよく、
ゴミの流れてくるメカニズムを実際に
目撃することはできないと思います。

この現状を目撃することで保津川の河川ゴミの
インパクトが増し強い関心を持って下さると
我々としては大変心強く感じられますので
よろしくお願いしますね。

保津川環境を美しくし、価値を高めることが
どれ程の経済波及効果を及ぼすものか?
また逆に、景観を乱すゴミが増えることで
どれ程のローコストが市民レベルでのしかかって
くるのか?を数値で明らかにすることで、
意識が高まり、地域、流域が一体となった
大きなうねりを起こす原動力になることを
大きく期待するものであります。

この研究に取り組んで下さる大阪商業大学・原田ゼミ
のみなさん、今後もできる限り私達も協力したいと
思っておりますので「産・学」協同で保津川峡谷の
美しい自然を守っていければいいですね。


*今回お越しく下さったのは2回生と3回生の学生さん。

3回生は、環境評価という分野の研究で、保津川のゴミを
無くすための費用負担を、市民はどの程度受け入れる
意思があるのか?について「CVM(仮想評価法)」と
いう経済学の手法を使って明らかにしよう、という研究を
行なってられます。これは‘保津川’という川の
環境の持つ価値を明らかにしようという研究です。

2回生は地球温暖化問題など広く環境問題について
学んでおられ、今度欧州などで導入されている
「PETボトルのリユースの法制度化」について
同大学の他ゼミとのディベートで議論する予定されて
おり、その主張材料を仕入れる為の訪問だそうです。

みなさんは近畿の河川ゴミが、最後に行き着く先
といわれる淡路島の隣、成ヶ島で漂着ゴミを拾う
ボランティアにも参加されています。

大阪フェスティバルホール・浜田省吾コンサート!

2007-10-26 01:13:21 | 浜田省吾さん
今日、大阪フェスティバルホールで行なわれた
「浜田省吾ON THE ROAD 2006-2007
『MY FIRST LOVE is Rock'n Roll』」
に我が「京都・浜省の会」から副会長の
えみさんが会を代表して行ってこられました!

本当はナイチンさんが行く予定でしたが、急遽、
撮影が入り残念ながらキャンセルへ!
そのナイチンさんのチケットを譲り受けるかたちで
えみさんがピンチヒッターとしての幸運を手にした
というわけです。

もちろんナイチンの使命であった「みんなの思いを寄せ書き」に
した手つくり「Tシャツ」を持参しての会場入りです!
Tシャツのついてはこちら

以下、えみさんの報告によると、
会場1階の前列ど真ん中の通路にはみ出て、
ノリノリで踊りまくっていたのこと!

あまりにも目立つ位置でのノリノリダンスの女性!
今日、会場に行かれた方も目撃された方がおられた
ことと思います。そう!あの黒い半袖の服を着た人です!

なんでも、浜省さんの歌う立ち位置の真正面だった
ことから、常に浜省さんとアイコンタクトを交し
えみさんが投げかけた手の振りに、浜省さんが
指を指しお返しをするという動作が何回もあったとか!
(かなり妄想入ってんのとちゃうの・・・?)
でも、通路に一人立ち、目の前でダンスをされたら
いやがおうでも目に留まるというもの。
さすがの浜省さんもえみさんのダンスにダンスで返した
というのですからこれが本当だったら凄い!

しかし、女一人で行って、こんなに盛り上がれるって
ある意味、凄すぎ!浜省さんはホントに偉大だ~。
しかも、しっかり隣に座ったカップルに「浜省の会」
の宣伝もして、会員をゲットまでしたというのですから
もう脱帽です!

浜田省吾さま、今日大阪フェスの通路で踊っていた
女性が京都浜省の会・副会長えみさんです。
もし、このブログが目に留まることがあり、
覚えてられたら是非、コメントください!(来る訳ないけど!)

でも、本人的には相当盛り上がったコンサートで、
今だ興奮覚めやらずって感じの様です~

行けなかったメンバーを代表して
「ホント、お疲れさまでした!そりゃ、よかったね~」
と労いの言葉をかけておきたいと思います。

今度こそ、チケットゲットするぞ~
心に強く誓うはっちんであった・・・


今日は丹波の秋を彩る‘亀岡祭’

2007-10-25 11:34:16 | 船頭
今日10月25日は私達船頭が住む街‘亀岡’
を代表する秋のお祭「亀岡祭」が行われる日。

亀岡祭は、大昔、大国主神が神々を集め
保津峡を切り開いた際の‘鍬’を奉納したと
伝えられる「鍬山神社]の例祭として、毎年、
丹波の秋が深まるこの時期に行なわれています。

祭の起源は中世、同神社が建つ矢田荘(今の鉾まち)の
鎮守に、鍬山大明神を祭ったことが始まりで、室町時代から
町衆により行われる様になったと伝えられています。

当時、保津川の氾濫で被害を受けた町衆が‘水害封じ’
を祈願するために始めたといわれ、我が亀岡の町衆の
暮らしと保津川との深いかかわりを感じさせる‘祭’
でもあります。

祭のメインはなんといってもきらびやかで美しい‘山鉾’です。
亀岡にお城があった当時の城下町にあたる亀岡地区に
11の山鉾が各町内に建てられ、華麗に祭を彩ります。
亀岡祭の11基の山鉾は祇園祭の山鉾より少し小ぶりですが
綴錦や刺繍で飾った懸装品はどれも祇園のそれと比べても
遜色がなく‘雅’で気品に満ちています。なかには手作りで
編まれた懸装品あり、古くからからこの祭りに
かける町衆の意気込みを感じさせる鉾です。

23,24日という祭前夜などには宵々山、宵山として
夜間は提灯などでライトアップされ、きらびやかな山鉾
は幻想的に美しさをかもし出します。
もちろんお約束の‘夜店・屋台’も多く出ており、
亀岡の人にとっても楽しみにしているお祭です



山鉾の一つ紺屋町に建つ「武内鉾」には
船頭仲間の関永人さんが町衆として鉾に乗り、
子供達と一緒に龍笛を吹き祇園囃子を奏でていました。

今日は本祭として旧城下町を11基の鉾が練り歩く
山鉾巡行が行なわれます。

あの陣川警部補が帰ってくる!31日の‘相棒’

2007-10-24 00:31:08 | 原田龍二さん
はっちんブログをご覧の原田龍二ファンのみなさま!
長らくお待たせ致しました。
31日放送の‘相棒’(テレビ朝日系)に
あの‘陣川公平’警部補が帰ってきます!!

3年前放送の「相棒・Season3」で特命係に異動で登場した
人物で、元々は捜査一課の経理マンなのですが、
刑事になりたくて、むりやり捜査に首を突っ込み、
誤認逮捕という問題をお越して特命係へ左遷されて
きたというのが原田龍二さん演ずる陣川警部補なのです。

正義感が強くて真面目、それでいてオタクで惚れっぽい
天然カラ周りのおとぼけ経理マン、陣川警部補が
またまた特命係を襲撃。今回はどんな‘嵐’を
特命係で巻き吹かすか?これは見物ですよ~

最初の場面から、いきなり容疑をかけられ
留置所に拘留されるシーンから始まる
ストーリーというから、こりゃ~楽しみだ!。

天然勘違い男・陣川警部補を原田龍二さんが
今回はどんな味付けで表現されるのか?
その演技にも注目ですね!

実はこの陣川警部補、以前、このブログにも
コメントを寄せていただいているのですよ~

これは応援しないわけにはいきません!

‘相棒’は水谷豊さん・寺脇康文さん主演の人気刑事シリーズ
で、明日24日(水)からシリーズ6作目となる
「相棒・Season6」が始まります!

毎週水曜日の午後9時に放映されている人気ドラマです。


みなさん、31日の水曜日の午後9時は
テレビ朝日系列にチャンネルを合わせて
お待ちくださいね。

相棒HPです。

屋台がそのままへばり着く「金ちゃんラーメン総本店」

2007-10-23 23:09:37 | シリーズ・京都を食う!
京都の北大路千本を東に向かい、大徳寺の手前
にある赤提灯の店が「金ちゃんラーメン総本店」
です。

約40年前に初代店主が引っ張っていた屋台が
お店の入口にそのまま張り付いているのが、
金ちゃんの特徴!
店内は僅か14席のカウンター席しかなく、食べている
人の後ろを通るには座席を少し引いて貰わないと
通れないほどの狭い店です。でも、どこか昔懐かしい
屋台の雰囲気を楽しみに訪れるファンも多いのです。
もちろん、私もそのファンの一人ですが、ラーメンも
昔の屋台味を伝承している京都古参のお店です。

鶏ガラと豚骨に10種類以上の野菜で煮込んでとったスープ
は元祖醤油トンコツ。何度も大きな棒でかき回し、酸素を
足すことでコクと風味が出て、まろやかでとろみのある
スープに仕上がっています。
使用する細めのちぢれ麺に良く絡み合い、
スープの旨味を引き立てています。

ラーメンはしょうゆトンコツ味のほかに、九州風白湯ラーメンに
札幌風味噌ラーメンがあり、それにキムチやコロッケをトッピング
して食べることもできます。


そしてこの店で忘れてはならないのが…コレ!元祖カラアゲです!
焦げ茶色した表面は見かけよりカリカリとしており、
中身はとてもジュージー、ニンニクのスパイスも
よく効いていて絶品の味!
このカラアゲを目当てに態々、遠くからやって来る私の
様な根強いファンに支えられる人気の一品です!

学生の頃、毎晩の様に食べにいった思い入れ深い店でも
あり、急に夜、亀岡から車を飛ばして食べに
行きたくなる店、それが金ちゃんラーメンなのです。


{金ちゃんラーメン 本店 }
住所 京都府京都市北区紫野上築山町40
電話 075-492-7203
営業時間 18:00~翌2:00
定休日 火曜(祝日の場合は翌日休)
座席 C14席
予約 テイクアウトのみ可
店の特徴
テイクアウト
個室 なし

二つの衝撃!桜井よしこさんの講演会。

2007-10-22 23:20:20 | 船頭の目・・・雑感・雑記
一昨日、京都ホテルオークラで開催されたジャーナリスト
桜井よしこさん「ニッポンの進む道」の講演会を聴講
してきました。

柔和で上品な語り口から、問題の核心部を
鋭く付く評論と解説で定評のある桜井さん。
ジャーナリスト独自の行動力と豊富な情報網から
分析される自説には他の追随を許さない説得力を持つ
日本マスコミ界には珍しい、国家戦略的正論を述べる
論客で、私的に今一番話を聞いてみたい方。

この講演会で私は二つの大きな衝撃!を受けました。

一つは桜井さんのお美しさです!
司会の方の紹介でにこやかに微笑みながら会場に
入って来られた桜井さん。
一気に会場が華やいだ雰囲気に変わります。
約600人は入場しているであろう聴講者の全ての方向
をお向きになり、深くお辞儀をされる礼儀正しさにも
気品に満ちており吸い込まれそうなステキな魅力を感じました。
とても知らされている年齢には見えない美しさ。見事でした。

といっても女優さんと会う会ではありません。
本旨は桜井さんの述べられる日本国の将来像と
提言をお伺いすること。

二つ目の衝撃こそ、本講演会で受けた
最も大きなショックでした。

北朝鮮の核問題をめぐる6ヶ国協議の進捗内容を
分析して導き出された日本の今の位置付け。
そしてアメリカ・中国・ロシアを中心に再構築される
アジアにおける新たな覇権的枠組みについて、
蚊帳の外にはじき出される我が日本の立場の深刻さ。
微笑外交の裏で、20年来の中国ロビーである曲者
マイケル・ホンダ議員を使い、アメリカ議会やアメリカ
世論の人権主義に訴え‘日本悪’のイメージ工作を築くなど
日米間を揺さぶり、日本の支配下計画を進める中国。
石油や天然ガス資源を武器に巨額経済成長を成し遂げ
軍事大国として再び超大国復活を目指す元KGB出身の
独裁者プーチン率いるロシア。
アメリカとの外交ルートを水面下で構築し、中国や日本抜き
でわが身と国家体制の危機を乗り越えた切れ者金正日の北朝鮮
など・・・我が国を取り巻く国際状況は予断を許さない
事態にあるというリアルな現実をお話をされました。

一体わが国の将来にはどのような展開が待っているのか?
子供達の未来は?
私の様な小市民でも大きなショックを受ける内容でした。

桜井さんのジャーナリスト独特の広いネットワークから収集
された緻密なデーターに裏付けされる、リアルタイムな
国際政治の舞台裏。その分析結果を柔和な口調でやさしく
丁寧に、それでいて具体的に解説される講演術も見事です!

実は私、学生の頃から講演会オタクを自認するほど
各分野の専門家の講演会をたくさん聴いてまいりましたが、
今回はその中でも真剣にこの問題と向き合い、真の平和を
守る為に‘学び、考えたい’と思える数少ない講演会で
あったと感じています。

桜井さんは講演の最後に「戦後体制から脱却」と日本人自身
が勇気を持ち本当の歴史に学び、真実を国際社会へ理性的
かつ敢然と主張する必要性と「自らの国は自分で守る」
という勇気を示し、実行に移したとき、初めて諸国と
対等の立場に立て、国家の安全国益が守れると主張
されます。

ほんの少しですが、記者時代の遠い記憶の奥に
仕舞っていた、国を憂うという懐かしい感情が甦る・・・
そんな講演会でした。

深まる緑が美しい秋の保津川峡谷

2007-10-21 20:08:12 | 京都情報
今日も温かく爽やかな秋晴れの一日。

お蔭で保津川下りにも大勢のお客さんがお越しくださり、
一日で85艘の船が保津川を流れていきました。

一昨日の雨で保津川の水位は一時上昇したものの、
今日には水位も常水まで下がり、水の透明度も
戻ってきています。

青く澄んだ川の水は、急流部で、立ち塞がる巨岩に
砕かれ舞い上がると、秋の日差しに照り返され白銀の
輝きを見せます。白竜のごとく光輝き流れていく激流が
山々の緑に吸い込まれるパノラマはまさに天下の壮美です。

渓谷深くまで練り下ると、山々の木々から出来たてほやほやの
新鮮な空気が川下りの船を迎えてくれます。

思わず仕事の手を休め、大きく深呼吸をしてみたくなる
爽快さに、身も心も癒される思いがする瞬間です。

緑が濃くなり、秋が深まるこの時期の渓谷美。
鮮やかさが目にまぶしい新緑とは、また異なった
山の美しさを演出する保津峡の秋。

紅葉にまだ早い保津峡には、緑が最後に演出する
いのちの深みを感じるのです。

暫し都会の喧騒や多忙な日常を忘れ、緑深まる
保津川の渓谷に身を預けてみてはいかがでしょうか?


温かい日でも、日が山影に隠れる2時半以降に乗船される
場合は、渓谷間が少し肌寒く感じることがあると思いますので
一着羽織るものをお持ちいただくことをオススメします。