保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

今日から保津川下りは営業を再開致します。

2009-07-29 09:59:02 | 保津川下り案内
一昨日、昨日と増水の為、運休していた保津川下りですが、水位が運行規定水位まで減水したことで本日から運行営業を再開致します。

今日の川は最高水量!

スリルは今年最高です。

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。


押忍!男組〓斯道会はっちん

只今、大雨洪水警報発令!明日は運休の予感・・・

2009-07-27 00:18:12 | 保津川下り案内
たった今(午前0時9分)、私が会員登録しているウェザーニュースサイトから
雨雲アラームメールが送られてきて、保津川が流れる京都府亀岡市に「ランク5」
に値する豪雨が降っていることを知らせてくれました。
所謂、ゲリラ豪雨です。

それと時を同じくし、亀岡市に「大雨・洪水警報」が発表されました。

昨日も午前中を中心に2度ほどゲリラ豪雨に見舞われましたが、今年の梅雨期の雨の降り方は従来の長雨というものではなく、
局地的に単時間、集中して降るという形が多く少し異常だと感じています。

約一時間前から降りだした雨で、只今の保津川の水位は1m34cmにまで上昇。

保津川下りの運航規定水位である1mを上回ったことから、明日の川下りの運航は
たいへん厳しい状況となることが予想されます。

上流にある日吉ダムも4時間前の放水量を倍の51m3/sに上げるいることから
考えると、明日は運休を余儀なくされることになりそうです。


夏休みに突入し、いよいよ保津川の夏到来だと、活気が付いた矢先の
‘冷や水’的な雨。そして休業続き・・・

今年はいつになったら梅雨が明けるのでしょう~

保津川の夏は、まだ少し先のようです・・・


明日の保津川下りの運航情報は明朝にお知らせしたいと思います。

ご結婚おめでとう!ヒロさん。「M-HERO」は世界へ!

2009-07-25 23:14:06 | 素晴らしき仲間たち~
先週の土曜日18日、京都市三条にある京都セントアンドリュース教会で
「M-HERO」こと金襴師・廣瀬正樹さんの結婚式が執り行われ、
私はっちんも挙式に参列してきました。

西陣織の金襴を使い、ハンティング帽子やベルト、ブレスなどこれまでの西陣織
にはなかった商品を製作し、金襴の新天地を開拓した廣瀬さん。

この6月には自らがプロデュースし京都駅ビルで開催したファッションショー
「ファッションカンタータ2009」を成功させるなど、今や京都ニューファッション界のカリスマ的存在です。

そんなノリにノリっているヒロさん(私は彼をこう呼んでいる)が、プライベートでも大きな‘夢’を実現した日でした。

挙式が行われた京都セントアンドリュース教会は京都市中京区の三条御幸町という中心スポットに建ち、
18世紀に英国シェフィールド地方に実在した教会を移築した
結婚式専用の教会です。
内装のステンドグラスなど調度品もすべて当時のアンティークを使用、外人の牧師とパイプオルガンの美しい音色が響き、とてもロマンティクな式でした。

披露宴会場への移動は大型バスをチャータ。でもこれがまたヒロさんらしい演出で、お二人の思い出のスポットを周りながらの
ミニ京都ツアーという趣向を凝らした企画で参列者を喜ばせてくれるのです。

披露宴会場は木屋町五条にある「FUNATSURU」
前身は明治3年創業の老舗料理旅館だった「鮒鶴」

披露宴は彼のブランド名をもじり 「ハート・HERO 縁」と名づけられ、
新郎新婦に‘縁’のある120名が集まり お二人の新しい船出を祝いました。

司会を務められるのは、新郎新婦ともに友人であるKBS京都放送の梶原誠、平野智美両アナウンサーという豪華なもの。

東京やNYで活躍するマジシャンやダンサーさんも登場し、その素晴らしい技を披露され宴を大いに盛りあげていました。

トラックで金襴の反物を配達している時、その美しさに魅せられ走り出したヒロさんの‘夢’。
殆どの西陣関係者が彼のアイデアを冷ややかに見るなか、北野の天神さんの露天から身を起こし、夢への強い信念と持ち前の行動力で、
僅か10年に満たない間に京都を代表するニューブランドの地位にまで押し上げた男・廣瀬正樹。
そのサクセスストーリを知る者としては感慨深いものを感じました。

‘夢’を追い求め、その夢を確実に実現していく。
そんな彼の生き様に魅せられる若者は多い。

もちろん、私はっちんもそのひとりです。

彼と初めて会った天神さんで、語った言葉は今も私の胸の中にある。

京都に生まれた「M-HERO」は今や東京、名古屋、大阪、九州など
の主要都市に広がり、近く上海、NYへの進出も計画されているらしい。

このたび、生涯の伴侶を得るという‘夢’をまたひとつ実現しさらにパワーアップを図るヒロさん。


‘夢へ!我ら微塵の疑いもなし!己を信ずるかぎり道は逃げぬ!’


この言葉を贈り、これからの彼の活躍に大いに期待しております。

廣瀬正樹さん、恵美さん、ご結婚おめでとうございます。


美川憲一さんと水前寺清子さんが乗船下さいました。

2009-07-24 20:47:16 | マスコミ出演
今日24日、私はっちんの船に水前寺清子さんと美川憲一さんが
テレビの取材の為、乗船下さいました。

今回の取材はテレビ東京系列で放送されている「いい旅・夢気分」という番組で、
タレントさんや有名人が、全国各地の名湯や秘湯を訪ね、その地域の郷土料理や
絶景ポイントを紹介してまわる旅番組です。

「夏の京都 旬の味覚と涼を求めて二人旅(仮)」と銘打ち、仲のよいお二人が
夏の京都のおすすめスポットと旬の味や魅力を紹介されます。

船にはお二人のほか、マネージャさんやヘアメイクさんにカメラマン、音声さんななどのスタッフ総勢14名が乗船され、
一般客一組も同乗し嵐山へ向かいました。

今日の保津川は先日来の雨で水位はやや多め。
時折、豪快に水しぶきが上がり‘涼’を楽しむのには最高のコンディションでした。
激しい急流ポイントでは船が大きく揺れ、お二人とも歓声をあげ目を丸くして驚かれるなど、
保津川のスリルある川下りを十分ご堪能して頂けたものと思います。

船の中ではお二人とも、とてもにこやかで愛想がよく、気軽に話掛けて下さる
など、私たち船頭にとっても楽しい船旅となりました。

放送日は2009年8月19日(水) 20:00~21:00(予定)
テレビ東京系で放送されます。

私は後部の舵とりをしていましたので、恐らく映ることはないと思いますが…

‘スリル’と‘涼’・・・初夏の保津川の魅力が満載されている「いい旅・夢気分」の放送を是非、ご覧下さい。

☆「いい旅・夢気分」
放送日時:2009年8月19日(水)20:00~21:00
出演者:水前寺清子さん、美川憲一さん

緊急の船上げを実施!今夜は遊船事務所にお泊りです~

2009-07-20 04:12:12 | 保津川下り案内
昨日の夕方から夜にかけて激しいゲリラ豪雨に見舞われた保津川。

遊船事務所の雨どいも溢れ、滝の様に流れ落ちるありさま。

「亀岡にも大雨洪水警報が発令!」

この日、係留場に繋いである船の管理を担当する当番に当たっている私はっちんの所属する3支部は、
緊急の船上げ(船を安全な場所へトラックで移動させる作業)を実施、約60艘の船、すべてを堤防裏へ避難させました。

夕方5時から船上げ。全ての船を避難を完了したのは夜10時過ぎ

その後、支部役員のみ遊船事務所に残り、PC画面の雨雲レーダーを監視しながら
今も待機しております。

昨日6時に起床してから一睡もしてない体は、昨夜の豪雨に晒され疲労度は只今、ピーク状態ではあるのですが、
レーダーによるとこれから朝方に掛けて、近畿地方は雨のピークを迎えるとの予報から、油断を許さない状況なのです。

眠さもまさに今がピーク~ですが、今夜は遊船事務所にお泊りになりました~

このブログも何を書いているのか、もう思考能力の容量もいっぱい、いっぱい。


今、保津川の水位は約2メートル。

この調子なら本日20日(祝)の川下りは運休になる可能性が大きいです。

十分、ご注意下さい。

明日の「映像’09 おばさんのカレー ~ある保護司の取り組み~」をご覧下さい。

2009-07-18 00:34:00 | 素晴らしき仲間たち~
明日19日(日曜日)の深夜24時50分からMBS毎日放送で放送される
ドキュメンタリー「映像’09」に、友人の米田氏が制作した
『おばさんのカレー ~ある保護司の取り組み~ 』が放映されます。

今回追いかけたのは、罪を犯した人たちの更生と自立を支援する保護司。

東京・江東区に住む主婦・中澤照子さん(67)もその保護司のひとり。

保護司の具体的な仕事は、観察対象者を月に2回、自宅に呼んで面接し、
その後の生活指導や助言等を行い、二度と同じ過ちを犯させないこと。

でも、ときには期待を裏切られ残念な思いもされますが
「何事も手間ひまをかけることが大事」という信念のもと、
地道に対象者と向き合い、信頼関係を築いている中澤さん。

その活動に密着し、地域での犯罪防止の取り組みの大切さを考えます。


「映像’09」は毎回「地域に密着したドキュメンタリー」
という原点を踏まえ、様々な問題提起により放送後の影響力も
大きいといわれる番組で、視聴者並びに放送業界にも
高い評価を受けています。
深夜の放送ですが、観終わった者に様々な感情を抱かす番組です。

☆「映像’09」
『おばさんのカレー ~ある保護司の取り組み~ 』
放送日:7月19日(日)
時間: 24時50分~25時50分

*同番組(毎日放送)は関西ローカル放送です。

明日の「朝だ!生です、旅サラダ」に保津川下りが紹介されます。

2009-07-17 12:31:43 | 保津川下り案内
明日、7月18日にテレビ朝日系列で放送される「朝だ!生です、旅サラダ」に保津川下りが紹介されます。

今回の旅人は元宝塚タカラジェンヌの安蘭けいさん。

初夏の保津川の魅力が満載の旅案内になる予定です。

放送時間は午前8時~9時30分まで。
お時間のある方は、是非、ご覧下さいね。

出演者:神田正輝、向井亜紀、三船美佳、ラッシャー板前


押忍!男組〓斯道会はっちん

「亀岡」が一丸!キャラバン隊、京都駅でPR用の団扇を配る。

2009-07-16 16:21:29 | 船頭
今日は京都に夏の到来を告げる「祇園祭の宵山。」です。

京都の表玄関であるJR京都駅には大きな旅行バックを持った観光客でごった返しています。

そんな京都駅で昨日「保津川下りと亀岡をもっとピーアールしよう!」と
亀岡市と観光協会、また嵯峨野観光鉄道、湯の花温泉の人たちと合同で
キャラバン隊を結成し出向宣伝活動を行い、私はっちんも隊員として参加してきました!

保津川遊船では、観光客が一気に増加する祇園祭周辺を狙って毎年、PR活動を
行っているのですが、今年は初めて嵯峨野観光鉄道と湯の花温泉という
「亀岡三大観光」協力体制の下、亀岡市と亀岡観光協会がサポートするかたち
で実施した、まさに亀岡が一丸となる、総力を挙げたPR活動なのです。

活動は午前10時から12時までと午後1時から3時の2回行われ、我々遊船からは宣伝担当理事の山田達也隊長以下8名が参加、
市観光課や観光協会、嵯峨野観光と湯の花温泉からは各3名づつが参加して下さり、JR京都駅中央改札口前で、観光協会と
保津川下りのオフィシャルうちわを約5000枚と亀岡観光のパンフを配りました。

「おはようございます~保津川下りです!今日も暑いですね、うちわいかがですか?」

「京都は亀岡から参りました~ 亀岡へお越しください~」

と皆さん、元気な声と笑顔で駅構内から出て来られる人達に、手渡しでうちわを配って下さいました。

特に竹細工で作った保津川オフィシャル団扇は大好評で「この団扇、頂戴!」
と駆け寄る人もいて、配るキャラバン隊員の回りには常に大勢の人だかりができました。

中には足を止めて「保津川下りに一度行ってみたかった~ 今日乗れる?」
「亀岡ってどうすれば行けるの?」などと質問して下さる方々も大勢おられ
「保津川下りの認知度」とPR活動の手ごたえを十分感じられるものとなりました。


先日読売テレビの「愛の修羅バラ」に出演した船頭・椹木浩二さんもキャラバン隊の一員でしたが、テレビを観た視聴者の方から
「テレビ観たよ~」「実物の方がいい男~」などと声を掛けれらるなど、大人気で、いい波及効果をもたらしている感じでした。


団扇を使ったPR活動は予想以上に人気があり、午前の部、午後の部ともに予定していた時間の
約30分前にはすべて配り終えてしまう勢いでした。

京都を代表する祇園祭のおかげで、保津川下りと亀岡市観光のPR活動はほぼ成功裡のうちに終了することができましたが、
今回のキャラバンは亀岡市と観光協会、それに嵯峨野観光鉄道と湯の花温泉と保津川下りが初めて‘一手ひとつ’となり
取り組んだ宣伝活動であったことが最も意義深いことと感じています。
‘観光’というキーワードのもと、亀岡の各関係団体が同じ方向を見て、足並みを揃えて‘まち’を盛りあげて行こうとする協同体制つくりへの
‘一歩’が確実に踏み出されたことをなにより嬉しく感じます。

ちなみ、今日の始発のトロッコ列車から保津川下りへお越しになった観光客は
軽く100名を超えていたことを報告しておきます。




保津川遊船水難救助訓練に参加して・・・

2009-07-14 22:52:18 | 船頭
先週、亀岡市篠町山本浜の保津川で、保津川遊船と亀岡消防署、アオキカヌーワークが共同で
「保津川遊船水難救助訓練」を実施し、私はっちんも訓練に参加してきました。

同訓練は毎年、保津川遊船が主体となり亀岡消防署の協力のもと実施しているものですが、
今年は遊船の船3艘に加えラフティング会社であるアオキカヌーさんのボート一艇
も参加して、消防署を含む3者が水難時における迅速な連携体制の構築を
図る目的もあり、より実践に即した訓練となりました。

私の役目は座礁し水難事故にあった船の後を航行する後続船の乗組員。
しかも、座礁船から投げ出された子供を救助し、心肺蘇生法を行う重要な役割でした。

訓練は保津川で一番の落差がある「小鮎の滝」で発生したとの想定で実施。
先頭を流れる船が座礁、12名の乗客のうち2名が船外に投げだされたというもの。

最初に落ちた人はすぐに座礁船の船頭にロープにより救助。ここでは乗客役の
船頭が船から実際に川に飛び込むという実践さながらの体を張った訓練でした。

さて、後続船の我々ですが、座礁して救助を待つ事故船の船頭から
「後、一名が流されています!救助に向かって下さい!」という
連絡を受け、急ぎ救助に向かうというもので、そこへ
「流されてきた乗客を救助した」というラフティングボートが
接近、我々が乗る後続船にその乗客を移し、救命救急処置を行うという
のが訓練の流れです。
この処置の対処法こそ、今回の訓練でもっとも注目される重要場面なのです。

私も他の船頭同様、普通救命救急講習修了者なのですが、現場に出ての
訓練で心肺蘇生法を行うのは初めての体験です。
しかも、船の中にはプロである消防署の職員の方々が乗り込み、
厳しい目線で救助する私の手際加減を観察されている中での処置です。
当然、プレッシャーも掛かりましたが「遊船の救命行動の確かさ」を
消防署の方々にも証明する為には、ここが頑張り所です。

用意された人サイズの人形に「もしもし!もしもし!」を呼びかけた後、

「意識なし!」「のどに異物なし!」「気道確保!」
「人工呼吸」「心臓マッサージ」と声を一緒に救命講習で教わった
手順通りに心肺蘇生法を何度も何度も繰り返しました。

脳はたった4分の心肺停止、血流停止により重大な損傷を受けます。
少しでも救命処置が遅れたり、手際が悪ければ命とりになりかねないということを
救命救急講習で教わっていたので、訓練とはいえかなりの緊迫感があり、
緊張とプレッシャーを強く感じました。
蘇生法は陸上で待機している消防署員に引き渡すまで、続けなくてはなりません。
たとえ意識が戻らなくても、諦めずに自分のやるべきことをやる!
これが救命救急の現場ではもっとも大事な精神なのです。

訓練終了後、消防の方から「とても迅速で正しい処置で、よかったです」
とお褒めの言葉を頂きました。

今回の訓練で強く感じたことは、「事故を起していけない」という意識も
もちろんですが、事故後の救助体制と救命処置の大切さでしょう。
実践の場であれだけ落ち着いて迅速な処置ができるか?と考えると
日頃からの危機管理意識と普通救急救命講習での学びの大事さを感じます。

命には救える命とそうでない命がありますが、今回の訓練の場合は
現場の人の処置次第で救える命でしょう。
心肺停止後、4分から5分で救命率が大きく下がるなか、川の上という
搬送環境の悪さを考えると、いかに現場の者が迅速で正しい救命処置が
とれるかとうことが、患者の命を左右することはいうまでもないこと。

救える命のために、私たちは更に救命処置の知識を深め、的確な蘇生法を
身につける努力を怠ってはならない義務があると感じました。

皆さんも、是非、消防署が行なっている普通救命救急講習を受けてみて下さい。
あなたにとって大切な人の命を救う為に・・・