保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

よいお年を!今年もお世話になりました。

2008-12-31 20:00:38 | 船頭
はっちんのブログをご覧の皆様へ。

今年も我が「保津川下りの船頭さん」のブログ
をご覧頂きありがとうございます。

このように無事、一年を終えることができますのも、
いつも温かい心でお付き合い下さっている、多くの
方々のご声援、ご支援の賜物と大変感謝しております。

ブログを始めてもう4年が過ぎようとしております。
はじめた頃は「ブログ」もまだ知る人も少なく、この様な
ツールがどれほどの影響を及ぼすかも未知数で、いつまで
続けられるかも予想できませんでしたが、年を重ねる毎に
多くの人達と素敵な出会いの輪も広がり、一昔前には想像
もできない不思議な世界がブログにより得ることができた
と実感しています。

あらためて読み返してみると、この4年間で本当にいろんな
事があったのですね。

台風による乗船場沈没と岩の流出による航路封鎖、落石事故
による営業停止などの試練もありました。
また保津川開削400周年事業とその後の発展としてNPOの
設立や世界遺産活動の始動なども始まり、これまでの遊船
にはなかった新たな方向性も生み出すことが出来ました。
そしてこれらの活動で、常に中心的役割を果たせたことは、
自らの人生で誇れるものだったと自分なりには
満足している次第です。
ブログではその活動の道中を一部始終自分史として記録に
残せたことがなによりブログの価値を感じるところでしょうか。

このブログも長く続けているといろいろと試行錯誤し
暗中模索に陥り自己嫌悪になったりすることも多々ありますが
「自分の歩いた道」の記録を書き残していくことで、得られる
世界の魅力に勝るものではないと感じます。

これからも地道にのんびりと保津川の事や京都の事、また
私自身の思う事などを書き綴っていきたいと思います。

来年も皆様の変わることのない、ご指導とご鞭撻を
賜りながら、より一層の努力研鑚そして‘感謝の心’
を忘れずに‘ロマン’を持って熱く生きていこうと思います。

来年も変わらずお付き合いのほど宜しく御願い申し上げます。

年末年始も寒い日が続くとの事ですが、
皆様、くれぐれもお体をご自愛くださり、
よい、お年をお迎え下さい。


  保津川下り 船頭  はっちんこと豊田知八

20年度の保津川下りは、本日で営業を終了致しました。

2008-12-28 16:43:00 | 船頭
平成20年度の保津川下りは本日28日を
もって本年度の営業を終了いたしました。

今年、保津川下りにお越し頂いたお客様ならび
ご協力いただいた各種関係団体の皆様には大変
お世話になり、この場をお借りて感謝申し上げます。

今年は近年には珍しく一度も台風の上陸もなく、
年中通して平穏な自然状況の中、組合運営も良好に
推移することが出来、組合関係者一同喜んでおる次第です。

これもひとえに、保津川下りに魅力を感じ、
足を運んでいただいたお客様のお陰と我々の
保津川下りをお薦め頂いている観光等各種団体業者様の
ご尽力の賜物と心より感謝申し上げる次第です。

私自身にとっては夏前に腰痛を患うアクシデントに
見舞われたりしたもの、近年になく平穏でのんびり
とした一年だったと感じています。

来年もより一層の技術研鑚とサービス向上に努め、
さらに魅力ある川下りを演出し提供できる様に
努力精進して参る所存ですので、今年度と変わらない
お引き立を賜りますよう宜しく御願い申し上げます。


☆来年度の営業は1月5日(月曜日)午前10時より
 21年度の‘初出航’を致します。
 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。


保津川下り  船頭 はっちんこと豊田知八。

子供には夢の一日です。メリークリスマス!

2008-12-25 12:29:03 | 船頭の目・・・雑感・雑記
今年もクリスマスがやってきましたね。

まったくキリスト教の信仰がある訳でもない私ですが、
クリスマスになると心がウキウキしてきます。

私の子供の頃、クリスマスはまさにスペシャルデーでした。

私の少年時代は今の子供たちの様に物が溢れているような
時代ではなく「欲しい」と思った物が簡単に手に入る
時代ではありませんでした。

そんな子供の‘希望の日’がクリスマスだったのです。

「今年はこんなオモチャが欲しいな~」と願ったら
その翌朝、枕元に置いてあり、叶っているのですから
まさに夢のような話です。

また、ケーキーなども当時は高級な食べ物で、
誕生日以外に食べられる日など無かったと思います。

夕飯も、今でいうところの‘おばんざい’ばかりで
子供の好きな食べ物が食卓に並ぶことがすくなった時代、
肉類を中心とする高級な食材を使った料理が並ぶ‘この日’
は、クリスマスのおとぎ話も素直に信じられるほどの
夢のスペシャルデーでした。

「イエスとかいう人、本当にいい奴やな~」と不謹慎にも
感謝したい気持ちでいっぱいでした。

大人になった今、当時の楽しかったクリスマスの記憶を
思い起こすたびに、このような演出をしてくれた両親に
ただただ感謝するばかりですが、今の様に物に恵まれていた
時代でなかったからこそ「物をもらう時の喜びと感謝の気持ち」
を強く身近に感じることができたのだと思います。

ある意味、幸せだった時代だったとも感じます。

今の時代に生きる子供たちの心を揺り動かすような、
感激のクリスマス体験をさせてやるにはどうしたらいいか?
このことを毎年考え、趣向を凝らす演出をしてやることが
何よりのプレゼントだと思ったりもしますが、
本当に難しくなってきました。

とにかく子供たちがいつか成人した時‘今日のこの日’のことを
を楽しい思い出としていつまでも忘れないそんな‘一夜’
にしたいと思い、我が家のサンタの奮闘は今夜も続きます・・・


イブの昨日は家族で亀山城跡のお堀前にある「南郷公園」
のイルミネーションを見に行きました。

トナカイやサンタのイルミがとてもきれいで子供は大はしゃぎ。
デジカメ片手に写真を撮りまくっていました。

地元のイルミネーションもいいものですね~
絵本作家のたんぽぽさんやイケメン議員のKさん
ともお会いし楽しいひとときでした。

みんなで祝う誕生日、船の中の国際交流。

2008-12-24 22:31:48 | 船頭
クリスマスイブの今日、私たちの操船する船には
カップル一組とフランスからのお越しになった
団体のお客さんが乗船されました。

下る道中、話をしているとカップルの男性がイブの今日、
誕生日だということがわかり、船は一気にクリスマスイブを
兼ねてイエスと‘彼’の誕生日パーティへ。

そのことを聞いたフランスの方々が渓谷に響き渡るような大きな
声で「happy birthday」の歌を大合唱するというプレゼント
も飛び出し、船の中ではイブの日に小さな国際交流が繰り広げられました。
フランスの方々も日本に旅行に来るために勉強したという
上手な日本語で積極的に話しかけられ和気藹々としたムードの中
船は流れていきます。

緩やかな瀬では代わる代わる櫂引きの体験をしたり、
記念写真を私たちも一緒になって撮ったりと
嵐山へ向かう間、みんな今日初めて知り合ったとは
思えないように打ち解けワイワイガヤガヤと
本当のパーティのような盛り上がりです。

冬のこの時期の船はお座敷暖房船のうえ比較的空いているので、
船内を自由に動き回ることができ、お客さん同士も仲良くなる
ことが多いようです。

でも、今日のように外国から来られた方々と日本のお客さんが
仲良くなられる姿を見るのは、ちょっとした国際交流に保津川下り
も貢献している様に感じられ私たちまでうれしくなります。

特に今日のお客さんは自分の誕生日を海外の方々に祝って貰える
という思っても見なかったプレゼントに「今日は生涯忘れられない
誕生日になりました。今日、保津川下りに来て本当によかった!」
大喜びされていました。

不思議な人のめぐり合わせを演出できる仕事に喜びを感じました。


みなさんにとって今日が最高のクリスマスイブになることを祈りながら・・・

Merry Christmas!!



贅沢なひととき、「楽々荘・チンギアーレ」でランチ。

2008-12-23 20:32:32 | シリーズ・京都を食う!
保津川下りの出発点である亀岡で、リッチに
おしゃれ気分で食事が楽しめる店として人気がある
のが保津川観光ホテル「楽々荘」です。

トロッコ列車の前身・旧山陰本線(京都~丹波間)を自らの
私財で開通させた貴族院議員・田中源太郎氏の生家跡にある
「楽々荘」は宿泊施設としてはもちろん、お食事処としても
京都のグルメ通に高い注目を集めています。

明治時代は迎賓館として使われていた煉瓦造りの洋館と
書院造りの古風ゆかし和館の前に広がる約650坪の
枯池泉回遊式庭園は七代目小川治兵衛の作という
和洋折衷建築の傑作。この最高のロケーションに
浸りながらいただける料理は和食とイタリアン。

今回私はっちんが訪れたのはイタリアンリストランテ
「チンギアーレ」のランチ。
京都・東山の有名イタリアン「イルギオットーネ」の
笹島シェフの下で修行した新進気鋭・赤木シェフが
腕を振るうお店。

せっかくなので「Pranzo」という3600円コースを
奮発していただくことに。


前菜は蝦夷鹿の生ハムとチーズにホタテのグリーンサラダ。


地元亀岡で採れた京野菜をふんだんに使ったトマトソースの
根菜パスタは、ほのかに漂う土の香りがとても印象的で
食欲を刺激します。
パスタに絡むごぼうやレンコンの歯ごたえが大地の恵みを
感じさせるおいしいパスタでした。


メイン料理は‘魚’or‘肉’の二種類が選べます。

私はもちろん迷うことなく‘肉’料理です!

今月は豚バラ肉のトマトソース煮込み。
濃厚なトマトソースがとろとろでやわらかい
バラ肉にしみ込み口の中でとろけます。

ちなみに魚料理はさっぱりしたドレッシングにからめた
鯛の焼き物でした。

ドルチェはレモンのシャーベットとバナナケーキ、プリン
の3種盛りで、スイーツ好きな人も満足の一品です。


素敵な庭を眺めながら、優雅にランチをいただく。
身も心も贅沢な気分に浸りたい方は一度訪れてみてはいかがでしょうか?

大阪ATCのクリスマスイルミネーション。

2008-12-21 21:43:13 | 心の旅
大阪でクリスマスイルミネーションがきれいな
スポットといえば、なんといってもベイエリア。

大阪南港にある「海辺のクリスマス・ツリー」です。

15分ごと流されるクリスマスソングにあわせて
4色に光るイルミネーションは冷たい浜風を
わすれるほどの美しさ!

表情を変える光のグラデーションの演出に
クリスマスムードも一気に盛り上がります。

思い出に残るクリスマスナイトを過ごしたい方。
今年のクリスマスは大阪南港に出かけてみては?

トロッコ嵯峨駅のクリスマスイルミネーション。

2008-12-21 21:35:14 | シリーズ・京都を歩く
保津峡を走る観光列車・トロッコ列車の出発点である
嵯峨駅の壁に登場したクリスマスイルミネーションです。

トロッコ君に乗ってやってくるサンタクロースさん。
訪れる人を楽しい旅をプレゼント。

シルバーに輝く光がきれいです。

トロッコ列車にはクリスマスまで、サンタクロース車掌も
乗り込んで来るとか、来ないとか?

真相は乗って確かめてみて下さい。

帰りはもちろん保津川下りで!

今年のクリスマスナイトはVOPの歌声で!

2008-12-20 22:43:03 | ゴスペル&ミュージック
14日にJR京都駅ビル大階段ステージで美しい歌声を
響かせ満員の会場を魅了したゴスペルグループ
「voice of peace」が明日21日(日)、
大阪南港ATCでクリスマスゴスペルライブを行います。

ATCのオズパークで開催されているクリスマスイベント
「海辺のクリスマスキャンドルナイト」の一環で行われる
今回のライブは、カメヤマローソクさんが提供する3000本
のキャンドルが「光の回廊」となって灯る、ロマンチックで
幻想的な空間の中で繰りひろげられるスペシャルな
ゴスペルナイト。

ベイエリアでふたりだけの素敵な‘夜’を過ごすカップルに
‘光と音’が織りなすクリスマスライブは、生涯忘れることの
ない最高の思い出をプレゼントすることでしょう。

VOPのクリスマスライブは「海辺のステージ」で
クリスマスツリーをバックに17:45分から
開催されます。

また、23日(祝)は「京橋コムズガーデン」で開催
される『コムズ・ゴスペルナイト』に出演。
時間は19:00~

クリスマス前夜をゴスペルの宴で盛り上げます。

今年は、心を癒すゴスペルの歌声で迎える
クリスマスを演出してみてはいかがでしょうか?

保津川下りで行く嵐山花灯路もフィナーレ。

2008-12-19 18:03:58 | 船頭
街には綺麗なイルミネーションがあちらこちらに
輝き、クリスマスシーズン真っ盛り。

京都では今年最後の灯りイベント「京都嵐山花灯路」が
いよいよ終盤を迎え、嵐山・渡月橋周辺は大勢の人が
訪れ最高潮の盛り上がりをみせています。

おかげで私達保津川下りも川を下った後、花灯路へ向かう
観光客で例年の12月にはない賑わいとなっています。

この時期、嵯峨野から「トロッコ列車」に乗り、終点の
亀岡まで来て、帰りは保津川下りの暖房船で川を下り
終着地である嵐山・渡月橋へ戻り、夕方からの嵐山花灯路
へ向かうルートが注目された様です。

「保津川下りでいく嵐山花灯路」
JR嵯峨嵐山駅→トロッコ列車→トロッコ亀岡駅→バス→
→保津川下り乗船場下車→保津川下り→嵐山着船場→
嵐山・嵯峨野散策→花灯路へ。

冬の保津川下りの船は、屋根をビニールで囲い、窓には
アクリル製のスライド式窓を使用、内部は座敷スタイルに
ストーブが設置されていますので、天候のよい日はもちろん、
冷え込みの厳しい日、雨や雪の日でもポカポカと
暖かい船内でゆったりと川下りが楽しめる工夫が
なされています。


嵐山花灯路も今度の土日がフィナーレです。

まだ、花灯路に行かれていない方、冬の暖房船を
体験されていない方も是非、この機会にお越しください。


空手界最高峰の武道家・大山茂師範。

2008-12-15 20:43:18 | 空手・格闘技
‘その男は拳ひとつでアメリカ全土を制覇した’

某雑誌に衝撃のキャッシフレーズで紹介された
その人物こと私の空手の師匠である大山茂師範です。

極真会館創始者・故大山倍達総裁の一番弟子として
日本人で僅かしか存在しない‘100人組手’
(1日で100人と連続で組手する空手界最大の荒行)
を達成し、極真会をアメリカに広めるべく渡米。
以後、全米各地にまさに拳一つで支部を拡大し、
熊殺しで有名なウィリーウイリアムズをはじめ
数多くの強豪空手家を育成。
また極真会の全日本、ヨーロッパチャンピオンたちも
大会前には必ず泊り込みで出稽古に参加し好成績を
上げるなどその空手技術と理論の確かさには定評が
ある現在の空手界最高峰の空手指導者でもあります。

極真会館世界最高(首席)師範として米国極真空手道連盟を
設立し活躍するも、1986年独立し、実弟の大山泰彦師範
(アラバマ支部長)三浦美幸師範(シカゴ支部長)とともに
国際大山空手道連盟「USA大山空手」を設立。
アメリカ、カナダに約70のも支部を持ち、その勢力は日本、
ロシア、ポーランドギリシャ、オランダなどアジアや欧州地域
にも拡大されています。

日本(沖縄)で生まれた空手は今、ただ武術としてだけでは
なく、空手道の思想や哲学も含めた日本武道の代表格として
全世界で約4000万人もの愛好家を有しています。

世界の中心アメリカはニューヨーク、マンハッタンに
総本部道場を開かれていた師範からは、ただ護身術としての
空手の技術だけではなく、もちろん大会に勝つ強者だけの
空手でもない「日本が誇る文化」としての現代的意義も
同時に教えて頂いたことは空手修行者として生涯の宝です。

昔も今も私の空手修行は、この偉大なる武道家・大山茂
師範の背中をひたすらに追いながら続けています。

まだまだ、遠くかすかに見える‘背中’ですが
これからも生涯をかけて追い続けていく所存です。

真剣白刃取りなど空手界でも‘世界一’と呼ばれた
大山茂、泰彦、三浦師範三氏による演武です↓
                こちらを見て下さい!

*写真は大山茂師範に、私はっちんの得意技・左上段回し蹴りを
 指導して頂いているところです。