保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

保津川下り、本日運行を再開!

2010-03-28 08:58:12 | 船頭
河川増水の為、3日間の運休となっておりました保津川下りは、
本日より運行を再開致します。

運休中はご迷惑をお掛け致しました。

嵐山では美しいサクラが咲き出しました。

少し肌寒い日ですが、
一足早く京都の春を感じてみてはいかがですか?

保津川下り乗船場前に夏目漱石の清遊記念碑を建立

2010-03-27 18:09:04 | 京都情報
かの文豪・夏目漱石が明治40年に保津川下りをされたことを記念した「漱石 明治40年保津川清遊記念碑」が
このほど、保津川遊船企業組合・乗船場前の畔に建立されました。

これは夏目漱石の「人となりと作品」を研究・顕彰されている
「京都漱石の会」の方々が建立して下さったもの。

漱石は保津川下りの乗船体験を、自身が職業作家となって最初の執筆した
小説「虞美人草」で紹介されています。

それが約100年の歳月を経て「記念碑」としてお目見えした訳ですが、
私的には、なぜ、今までなかったのか?不思議なくらいです。

このたび、漱石の会の皆さまの手により、この様に素晴らしい記念碑が
建立されたことは、市内外へ向かい、保津川の歴史・文化的な蓄積を
目に見える形でアピールするものとなり、保津川を仕事場し、その価値の
掘り起こし活動に取り組んでいる者として、心から感謝申し上げる次第です。


この記念碑は、現在、建築中である新社屋を移転する今年いっぱい、この場所に
仮建立され、社屋と乗船場が移転が完了する、来年度に本建立を行う予定です。

明日から保津川下りは運航を再開します。

新たに建立された、文豪・夏目漱石の碑をご覧下さり、文学の香りが漂う川景色に
触れてみてはいかがでしょうか?


「京都漱石の会」は平成19年(2007年)に発足しました。

本日も保津川下りは運行を中止しております。

2010-03-27 08:13:52 | 保津川下り案内
おはようざいます。

まるで冬が戻ってきたかのような「寒い日」続いています。
昨日、亀岡では‘雹’が降る完全に冬型の気圧配置となり、冷たい風が吹く一日でした。

咲くときを待つ桜たちも、少し様子見の感じですね。

さて、保津川下りですが、本日も河川の水位が、安全規定水位まで低下しておらず、
増水のため、今の現在(8時)では運航中止となっております。

午後1時までに水位の減少が見られ、規定水位にまで低下した場合は、
直ちに運航を再開いたします。

お問い合わせは保津川遊船企業組合まで。℡0771-22-5846
また、保津川遊船企業組合オフィシャルホームページでも情報発信する予定です。
http://www.hozugawakudari.jp/

待ち遠しい運航再開、その前に「アカガイ」を!

2010-03-26 08:45:54 | 船頭
3日間続いた長雨も上がり、久しぶりに青空が広がる朝となりました。

しかし、河川の水量はなかなか減少せず、昨日に引き続き、
本日も保津川下りは運航を中止しております。

桜の見ごろも近づくなか、少し気持ちは焦りますが、自然が相手のお仕事です。
こればかりはどうしょうもないですね。

本日、保津川下りをご予約頂いた方、また予定されていた方には
誠に申し訳ございませんが、御了承下さい。

そして雨が降り続いた後に待つのは、係留地に繋いである舟に溜まった雨水の除去作業

我々の中では「アカガイ」とも「アカガエ」とも呼ばれるもの。

アカとは、舟に溜まった雨水や川の水のことです。

当番に当たっている船頭たちが、溜まり具合を見計らって作業に当たります。
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作業はバケツとポンプ器を使用、舟に溜まった水がなくなるまで行います。
アカを舟外へ出し切った時、舟が約15cmも浮上するのですよ。
水の重さはなかなか侮れません。
舟運行中に川に立つ波が船内に入水した場合も、同様の作業をすることがありますので、
水位の高い日に乗船されれば、目撃する機会があると思います。

今、川の水位が徐々にですが、減少してきています。
明日以降、運航を再開できる可能性も出てきました。

情報はこのブログ、または保津川遊船企業組合オフィシャルホームページでも
ご案内させて頂く予定ですので、ご覧下さい。

運航再開後に舟に乗船されると、この「アカガイ」を目撃できるかも?

私達も一日も早い運航再開を楽しみに待つことにします。

是非、水量の多い、迫力ある川下りを体験してみてはいかがでしょう。

本日、増水の為、保津川下りは運航を中止しております。

2010-03-25 08:51:10 | 保津川下り案内
昨日のブログでも書いたのですが、昨夜から降り続いた長雨で、
保津川の水位が上昇し、安全運航上の規定水位を上舞ったことから、
本日の保津川下りは運航を中止しております。


本日、保津川下りをご予約いただいた方、また予定しておられた方には
誠に申し訳ございませんが、何卒、ご了承下さい。

嵐山はそろそろ、桜のつぼみが開き始め、華やかな‘春景色’はひろがりつつあります。

この雨が上がり、爽やかな青空が広がると‘桜満開’の京都の春が幕を開けます。

緑の山々を華やかに彩る桃色の桜。

お花見を兼ねて、是非、川岸の‘春’の趣を感じてみて下さい。

皆さまのお越しを、心よりお待ち申し上げております。

サクラ開花近し、明日は天気になあれ~

2010-03-24 23:45:14 | 船頭
京都では、あちらこちらから「サクラだより」が届く今日この頃ですが、
どうしたことか?三連休後は、雨、雨、雨・・・

安定していた川の水位も順調?に上昇してきており、只今、保津峡では0.87mに
達しています。(国土交通省・河川局発表) 今、この時点で、舟が運航できる
最高水量・通称五人水(船頭が五人乗り込むことから付いた名前)です。

天気予報では、これから明朝にかけて、まだ雨が降るとの予報を発表しており、
この調子で水位が上昇すれば、明日の舟の運航に支障をきたす可能性も出てきました。

とにかく、今夜の雨の降り方次第ですが、嵐山もサクラがちらほらと開花して
美しい山景色になってきているところです。

サクラが花を咲かす、命は短いです。・・・一日も無駄にはしたくないですね。

「あした天気にしておくれ~」とテルテル坊主でも作ることにします~

保津川一帯を濃い黄沙が覆い尽くす!

2010-03-22 23:11:09 | 船頭
昨日は日本列島全域で大規模な黄沙が観測されました。

私達の住む京都・亀岡市も早朝から薄茶色の黄沙に覆いつくされました。

いつもは保津川下りの乗船場から見える「愛宕山」も殆ど見えなくなり、
川も1キロ先ほどしか見渡すことができず、近年にない視界の悪さです。



「霧にけむる保津峡」ならぬ「砂にけむる保津峡」とは、何とも風流さに欠けるというもの。

この黄沙、中国大陸からの偏西風に乗って飛来したものらしく、発達した低気圧により、
33~38mも吹き荒れた記録的な強風に運ばれ、日本列島を覆い尽くしたのです。

太陽も輪郭の影がうっすら見えるだけ。

春は、暖かい日の次の日に強風が吹くことが多く、我々も舟を運航する時は最善の注意を払っています。
しかし、その強風が黄沙まで運んで来ると、条件は更に悪くなります。

風向きが舟の操船の大きな妨げになる上に、視界まで閉ざされるとなるとキツイです。
しかも、口の中もジャリジャリになり、鼻もむずかゆく、心身ともに弱ります。

マスクにゴーグルという格好はお客様の手前、することはできないので、ただ自然に任せ、
飛び去ってくれるのを祈るしか成す術がないところに人間の無力さを痛感させられます。

この様な中、日本各地では強風のため、電線切れ停電したり、工事現場の足場が倒れるなどの
被害をもたらしたとのことですが、保津川下りは自然を読み取る目と鋭い勘、
そして確かな操船技術で黄沙舞い込ませた強風と荒瀬を乗り切ることができました。


昼をまわった頃から、急にあたりが明るくなり、黄沙は消えていきました。
強風が幸いしたのです。辺り一面を覆いかぶせていた黄沙を風が全て一掃したのです。

自然の力は偉大だある!

しかし、約4000キロ離れた遠い大陸からよく飛んで来るものですね。
いくら春の低気圧が発達した上昇気流に乗るとは言っても、2~3日かけて
飛来して来てこの濃度です。

自然には本当に国境は存在しないのですね。人間が線引きした国境なんて、
大自然の前にはなんの意味も持たない事を思い知らされる現象です。

今回の黄沙は私がこれまで経験した中でも最も濃度の高いものだと感じました。

いよいよ、自然の猛威は人間の経験知を超える時代がやってくるのでは・・・


幽玄にして妖艶 祇園の枝垂れ桜

2010-03-22 08:34:09 | シリーズ・京都を歩く
連日、大勢の人でにぎわう「京都・東山花灯路」

名所・古刹を結ぶ路地街道をライトアップと灯篭の灯りで、古都の夜を演出する
癒しの光イベントもいよいよ今日が最終日。

みなさんはもう行かれましたか?

この花灯路の中間地点に位置するのが円山公園の枝垂れ桜です。

幽玄にして妖艶ともいわれる円山の枝垂れ桜。

まだ、蕾をつけたくらいで、開花まではもう少しか・・・

花はつけていないのに、これほど心惹きつける桜もないでしょう。

この枝垂れ桜は、二代目。

正式名は「一重白彼岸枝垂桜」といい、別名「祇園の夜桜」として
江戸時代から京都の町衆に桜の代名詞して愛されています。


初代は、樹齢200年を超えていましたが、1947(昭和22)年に枯れました。

桜守の15代佐野藤右衛門さんが、初代の桜から採った種子で育てたのが、
今の二代目「祇園の夜桜」です。その樹齢は約70年。

高さは初代とほぼ同じの12メートル。

「清水へ祇園をよぎる桜月夜 こよひ逢(あ)ふ人みなうつくしき」
与謝野晶子の歌にも詠まれたことがある、存在感十分の桜です。

まだ、ご覧になられていない方は、今年あたり、京都の桜めぐりをされてはいかがでしょう。


仏教の聖地・知恩院三門で、ゴスペルコンサート!

2010-03-21 08:47:06 | ゴスペル&ミュージック
仏教の聖地にゴスペルの歌声が響き渡った!

「京都・東山花灯路」でにぎわう浄土宗の総本山・知恩院の三門で、
日本ゴスペル界の女王・亀渕友香さんとコーラスグループ「VOJA(ヴォジャ)」
による「ゴスペルコンンサート」が開催されました。

現代の「神仏習合」ともいえるこの催しは、今年、同宗の宗祖・法然上人800年大遠忌を
迎える総本山・知恩院が主催したコンサートで、宗教の違いを超え「いのちの大切さ、生きている素晴らしさ」
という共感する精神をゴスペルの暖かいメッセージに乗せて高らかに歌い上げたのです。

また、法然上人800年大遠忌を記念して、公募で集まった市民80名もクワイアーとして
参加し、さだまさしさんが作詞・作曲の手掛けた「いのちの理由」を亀渕さんと一緒に合唱されました。

「音楽には神様の言葉が宿る、音魂です。いつも美しい言葉を発しましょう。神様の心に近づけます」
とMCでゴスペルの精神性や歌うことの意味について話される亀渕さんに、三門前に集まった
約500名の観客は大きくうなずいていました。

最後はゴスペルの代表曲である「OH,HAPPY DAY」を出演者と会場が
一体となっての大合唱。観客の中には立ち上がって、共に歌う方もおられました。

音楽は国境を越え、人種を越え、まして宗教を越え、世界の人達の‘心’の根底にある、
生きていることの賛美や感謝、優しさなどの‘共通する感動’を呼び起こし、
勇気と元気を生み出す力を持っています。
特にゴスペルは最も弱き者であった黒人の中から生まれてきた音楽で、厳しい生活環境にも
負けず、その強い信念と意志の表現は、R&Bやジャズなどの音楽文化の基礎的役割を果たしました。

歌から生きる上のいろいろなことを学び、そして楽しませてくれます。

人の心の再生が叫ばれる時代だからこそ、世界が、価値観の垣根を越え、お互いが認めあい、
わかりあうことが大切です。
昨夜のゴスペルコンサートには、そんな世界観が表現され、広がっていった気がします。

世界がひとつの輪になり、音楽を奏でるとき、真の世界平和という夢は現実のものとなる。

そう信じられる‘スピリチュアルナイト’でした。


コンサート前、知恩院の管長さんの挨拶がありました。他文化を評価し、吸収しながら
発展してきた京都の伝統と京都の懐の深さを感じました。
まさに現代の本地垂迹説(ほんちすいじゃくせつ)の姿を見た気がします。

東山の花灯路は明日22日まで開催です。

*亀渕友香さんは、久保田利伸、倖田來未、MISIA、SPEED、Dream MAX、研ナオコ、錦野旦など
日本のトップシンガーを指導したボイストレーナーの第一人者。育てた弟子は一万人を超える。

「冒険遊び場 そとベンチャー」が20日にオープンします!

2010-03-19 00:44:40 | 亀岡・保津川を歩く
保津川下りの地元・亀岡市に、子供達が自然の中で、おもっきり遊べる
冒険スペース「ぼうけん遊び場『そとベンチャー』が20日(土)に開園します。

この遊び場は、同市篠町の農園内につくられたスペースで、広さは千平方m。
園内には農園で伐採した木などを使い、木製のブランコや滑り台などを設置、面白い
そと遊びの道具がいっぱいで、子供達が自分の責任で自由に遊びを
創造することができのが特長です。

園内には子供達の活動を見守る「プレイリーダー」とよばれる大人が常駐しているので、
腕白な子供達でも安心して遊ぶことができます。
また、乳幼児やその保護者向けの「自然遊び場・ちびそと」も隣接しているので、
小さいお子様連れの方でも、家族で楽しめる施設となっています。

開園当日は「かめおかキッズマーケット」いうフリーマーケットや手作り市、
パーフォーマンス等も予定されており、イベントを盛り上げます。
同マーケットの実行委員長でプレイリーダーをされているの、先日保津川下り春の開幕で
ファイヤーパフォーマンを演じた福田幸志郎さん。
当日もパフォーマーとして登場する予定ですので、是非、応援してあげて下さい。

「ぼうけんあそびば そとベンチャー」及び「自然遊び場 ちびそと」の開園日は
毎週水、金、土、日の午前10:00~17:00 入場は無料です。

これから春です。子供たちやお母さん方の憩いの場としても注目ですね!


☆「ぼうけんあそびば そとベンチャー」
会場:(有)隅田農園内 
〒621-0826 亀岡市篠町篠上北裏33
お問い合わせ 受付:福田さんまで)
080-3865-7506
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