はっちんの願いも空しく、昨晩は舟上げに出動する事になりました。
今年最大級の台風16号は真夜中の12時頃、京都に最も接近しました。
この頃、保津川でも激しい風と豪雨に見舞われ、外は嵐に!
当番に当たっていた舟守りのメンバーは至急、対岸の川へ行き
水位のチェックと舟に溜まった雨水をかき出す作業を開始!
しかし、嵐の中での作業ははかどらず、舟に溜まった雨水も
かき出した途端また溜まるというイタチゴッコ。
そうしてる間に、川の水位が急上昇し、当番のメンバーだけでは
手におえない事態となったそうです。
そんな時です。はっちんの枕元に置いてあった携帯が鳴ったのは!
「今、舟を上げてるが、川の増水が激しくて間に合わない!至急来て欲しい!」
消防士さんの様に、すぐさま飛び起き、数秒で着替えを済まし出動です。
現場に付くと、河原と川の境は無くなり、一面が濁流と化した川が広がるだけ!
その濁流を背に数十雙の舟が、ワイヤーに繋がっているだけの状態で浮かんでました。
ぐずぐずはしてられません。舟がワイヤーを離れ下流に流れるという、
最悪の事態だけはなんとしても避けなければいけません!
作業は、舟の舳先に長いロープを掛け、5~6人が横から押して
クレーン車が設置してある堤防まで引っ張り上げ、トラックで
安全な堤防裏の広場まで運び並べて置くというもの。
全長12mはある舟のサイドから押していく
その足元はすでに増水した水の中です。
押してる間も「何処までが河原で、何処からが川や?」という
声が飛び交います。
暗闇の中、一面が川となっている作業場では、
この境目を誤ると、とんでもない事になります。
日頃の勘を頼りに、慎重にしかも迅速に
作業を進めなくてはなりません。
無事、最後の舟を吊り上げる頃には、辺りは薄明るくなっていました。
時計を見ると、午前6時を過ぎていました。
当番だったメンバーは荒れ狂う強風と豪雨の嵐の中、
夜中12時から朝の6時まで、ぶっ通しの作業で疲れた事でしょう。
本当にお疲れ様でした。
この川の状態なら、おそらく2~3日は運行できないでしょう。
ゆっくり休んで、夏の疲れでも取るしかないようです。
まあ、遅い盆休みと思って、ゆっくりします。
今年最大級の台風16号は真夜中の12時頃、京都に最も接近しました。
この頃、保津川でも激しい風と豪雨に見舞われ、外は嵐に!
当番に当たっていた舟守りのメンバーは至急、対岸の川へ行き
水位のチェックと舟に溜まった雨水をかき出す作業を開始!
しかし、嵐の中での作業ははかどらず、舟に溜まった雨水も
かき出した途端また溜まるというイタチゴッコ。
そうしてる間に、川の水位が急上昇し、当番のメンバーだけでは
手におえない事態となったそうです。
そんな時です。はっちんの枕元に置いてあった携帯が鳴ったのは!
「今、舟を上げてるが、川の増水が激しくて間に合わない!至急来て欲しい!」
消防士さんの様に、すぐさま飛び起き、数秒で着替えを済まし出動です。
現場に付くと、河原と川の境は無くなり、一面が濁流と化した川が広がるだけ!
その濁流を背に数十雙の舟が、ワイヤーに繋がっているだけの状態で浮かんでました。
ぐずぐずはしてられません。舟がワイヤーを離れ下流に流れるという、
最悪の事態だけはなんとしても避けなければいけません!
作業は、舟の舳先に長いロープを掛け、5~6人が横から押して
クレーン車が設置してある堤防まで引っ張り上げ、トラックで
安全な堤防裏の広場まで運び並べて置くというもの。
全長12mはある舟のサイドから押していく
その足元はすでに増水した水の中です。
押してる間も「何処までが河原で、何処からが川や?」という
声が飛び交います。
暗闇の中、一面が川となっている作業場では、
この境目を誤ると、とんでもない事になります。
日頃の勘を頼りに、慎重にしかも迅速に
作業を進めなくてはなりません。
無事、最後の舟を吊り上げる頃には、辺りは薄明るくなっていました。
時計を見ると、午前6時を過ぎていました。
当番だったメンバーは荒れ狂う強風と豪雨の嵐の中、
夜中12時から朝の6時まで、ぶっ通しの作業で疲れた事でしょう。
本当にお疲れ様でした。
この川の状態なら、おそらく2~3日は運行できないでしょう。
ゆっくり休んで、夏の疲れでも取るしかないようです。
まあ、遅い盆休みと思って、ゆっくりします。