今から10年前。保津川が開削されて400年目の年でした。
ざまざまな記念事業が実施される中、今は見ることができなくなった
保津川伝統の木造船建造計画が行われました。
保津川の木造船最後の船大工さんや宮大工さんの協力のもと、その木造船は完成しました。
川になじむ重量感とこだまするように響く櫂の音。FRP船では味わうことができない乗り心地でした。
木造船建造は、船の制作過程はもちろん操船方法や感覚の違いを知る機会となり、
60年前に無くした曳舟の技術を蘇らせることに成功しました。
しかし、その後、木造船の目立った用途もなく、遊船の造船場の舟置き場から動くことはなくなりました。
保津川下りの船は川面を流れてこそ、その魅力を発揮するもの。
その活躍の場を得ることなく、朽ち果てていく木造船。
風化が進み、もう二度と保津川の急流を流れることはないでしょう。
でも、その姿を永遠にとどめる為に展示保管できる環境があれば・・・
と当たっているのですが、今のところは見つかっていません。
水運として京都を支えた保津の木造船です。
最後の船大工さんの作でもあり、何とか残していきたいものです。
写真は10年前、完成を記念して保津川を下った時のもの。
ざまざまな記念事業が実施される中、今は見ることができなくなった
保津川伝統の木造船建造計画が行われました。
保津川の木造船最後の船大工さんや宮大工さんの協力のもと、その木造船は完成しました。
川になじむ重量感とこだまするように響く櫂の音。FRP船では味わうことができない乗り心地でした。
木造船建造は、船の制作過程はもちろん操船方法や感覚の違いを知る機会となり、
60年前に無くした曳舟の技術を蘇らせることに成功しました。
しかし、その後、木造船の目立った用途もなく、遊船の造船場の舟置き場から動くことはなくなりました。
保津川下りの船は川面を流れてこそ、その魅力を発揮するもの。
その活躍の場を得ることなく、朽ち果てていく木造船。
風化が進み、もう二度と保津川の急流を流れることはないでしょう。
でも、その姿を永遠にとどめる為に展示保管できる環境があれば・・・
と当たっているのですが、今のところは見つかっていません。
水運として京都を支えた保津の木造船です。
最後の船大工さんの作でもあり、何とか残していきたいものです。
写真は10年前、完成を記念して保津川を下った時のもの。