私が主宰する空手道場・斯道会の子供たちと今日、
太秦の「東映京都撮影所」へ見学に行ってきました。
今回の撮影所訪問は、今、私たちの道場で構想を
練っている「空手剣術劇」の参考にするため、
プロの指導方法と練習内容を勉強するのが狙いです。
斯道会空手では月に2回「棒術」のクラスを設けて
いますが、空剣劇の主となる子供たちはその「棒術」
のクラスの生徒たちです。
現代の空手は競技が中心なので「素手・素足」のみ
で戦う武術と思われがちですが、ルーツである
沖縄唐手では棒やヌンチャク、トンファーなどの
「武器術」も盛んに稽古され今に伝承されています。
私自身も以前所属していた道場で「武器術」のクラス
に出席し稽古した経験がありますが、子供たちが
「武器術」を学ぶにおいては、安全性と楽しさが重要な
テーマとなります。
そこで、みんなで物語を作成し、覚えた「棒の型」
を剣劇という形で表現する試みを進めているところです。
まずは同じ年頃の子供達がプロの演技者になるために
学んでいる「東映俳優養成所」の稽古を見学しました。
稽古の30分前になると生徒さんたちが、続々と稽古場
にやってきます。まず驚かされたのは「挨拶・返事」など
の礼儀が徹底して行き届いているところです。
もう子役として活躍している生徒さんもおられるので、
厳しい芸能界の中でしっかりした社会常識が磨かれいる
のがよくわかります。
稽古前はふざけあっていた生徒さんが、講師の先生が
お見えになられた瞬間、水を打ったように静まり
稽古場は張り詰めた空気に一変します。
釣られてうちの生徒たちにも緊張感が走ります。
稽古は子供達といっても妥協は許されてません。
「セリフが聞こえない、もっと大きな声で!」
「自分の役でなくても、台本は覚えてこい、
急に監督さんに『この役やってみる?』と振られた
時に『ハイ!』とすぐに答えられる子だけが
役をもらえるのだ!」
とプロの考え方、見方を知らし、心構えを実例を
通じて理解できるように教えられています。
また動作に鈍い子には「先先に気を回して演技する習慣を
付けるように」と周囲の空気を読み、考えながら演技する
ことの大切さも植えつけていくのです。
このような稽古を通じ、わずかしかない‘役’を手に入れる
ことの難しさ、演技には常に心身を練り鍛えることの
必要性を徹底して理解していくのでしょう。
‘さすがは日本映画の伝統を守る東映の養成所’
芸能界にあって「もっとも厳しく怖い所」と東京の
有名俳優たちを振るえ上がらせる伝統はここにも
受け継がれてるのを感じました。
私の生徒たちにとって初めて観る演技の稽古、
最初はめを白黒させて眺めていましたが、
次第に真剣になる眼差しに「空剣劇」制作の
手ごたえを強く感じた次第です。
そしてなにより、子供達を真剣にさす教え方は
私の空手指導にとても参考になり、得るものが
多くあったと見学だった思います。
その後、撮影所内を見学。
実際のセットやスタジオ、撮影に使われる
道具類を見て回りました。
子供達にとっては見るもの、触れるもの全てが珍しい
モノばかりで、みんな興奮しながらの見学でした。
今回の撮影所見学で得たことが生徒たちにとって、
これからの空手稽古の励みとなり、未来への希望
につながっていくことを願っています。
今回、お世話取り下さった東映俳優養成所の佐藤課長
にはこの場を借りお礼申し上げます。
太秦の「東映京都撮影所」へ見学に行ってきました。
今回の撮影所訪問は、今、私たちの道場で構想を
練っている「空手剣術劇」の参考にするため、
プロの指導方法と練習内容を勉強するのが狙いです。
斯道会空手では月に2回「棒術」のクラスを設けて
いますが、空剣劇の主となる子供たちはその「棒術」
のクラスの生徒たちです。
現代の空手は競技が中心なので「素手・素足」のみ
で戦う武術と思われがちですが、ルーツである
沖縄唐手では棒やヌンチャク、トンファーなどの
「武器術」も盛んに稽古され今に伝承されています。
私自身も以前所属していた道場で「武器術」のクラス
に出席し稽古した経験がありますが、子供たちが
「武器術」を学ぶにおいては、安全性と楽しさが重要な
テーマとなります。
そこで、みんなで物語を作成し、覚えた「棒の型」
を剣劇という形で表現する試みを進めているところです。
まずは同じ年頃の子供達がプロの演技者になるために
学んでいる「東映俳優養成所」の稽古を見学しました。
稽古の30分前になると生徒さんたちが、続々と稽古場
にやってきます。まず驚かされたのは「挨拶・返事」など
の礼儀が徹底して行き届いているところです。
もう子役として活躍している生徒さんもおられるので、
厳しい芸能界の中でしっかりした社会常識が磨かれいる
のがよくわかります。
稽古前はふざけあっていた生徒さんが、講師の先生が
お見えになられた瞬間、水を打ったように静まり
稽古場は張り詰めた空気に一変します。
釣られてうちの生徒たちにも緊張感が走ります。
稽古は子供達といっても妥協は許されてません。
「セリフが聞こえない、もっと大きな声で!」
「自分の役でなくても、台本は覚えてこい、
急に監督さんに『この役やってみる?』と振られた
時に『ハイ!』とすぐに答えられる子だけが
役をもらえるのだ!」
とプロの考え方、見方を知らし、心構えを実例を
通じて理解できるように教えられています。
また動作に鈍い子には「先先に気を回して演技する習慣を
付けるように」と周囲の空気を読み、考えながら演技する
ことの大切さも植えつけていくのです。
このような稽古を通じ、わずかしかない‘役’を手に入れる
ことの難しさ、演技には常に心身を練り鍛えることの
必要性を徹底して理解していくのでしょう。
‘さすがは日本映画の伝統を守る東映の養成所’
芸能界にあって「もっとも厳しく怖い所」と東京の
有名俳優たちを振るえ上がらせる伝統はここにも
受け継がれてるのを感じました。
私の生徒たちにとって初めて観る演技の稽古、
最初はめを白黒させて眺めていましたが、
次第に真剣になる眼差しに「空剣劇」制作の
手ごたえを強く感じた次第です。
そしてなにより、子供達を真剣にさす教え方は
私の空手指導にとても参考になり、得るものが
多くあったと見学だった思います。
その後、撮影所内を見学。
実際のセットやスタジオ、撮影に使われる
道具類を見て回りました。
子供達にとっては見るもの、触れるもの全てが珍しい
モノばかりで、みんな興奮しながらの見学でした。
今回の撮影所見学で得たことが生徒たちにとって、
これからの空手稽古の励みとなり、未来への希望
につながっていくことを願っています。
今回、お世話取り下さった東映俳優養成所の佐藤課長
にはこの場を借りお礼申し上げます。