保津川下りの船頭さん

うわさの船頭「はっちん」が保津川下りの最新情報や、京都・亀岡の観光案内など、とっておきの情報をお届けします。

今年も大変お世話なりました。感謝!!!

2007-12-31 23:22:34 | 船頭
はっちんのブログをご覧の皆様へ。

いつも、我が「保津川下りの船頭さん」のブログ
をご覧頂きありがとうございます。

今年もこうして無事に一年を終えることができますのも、
いつも温かい心でお付き合い頂いている、多くの方々の
ご声援、ご支援の賜物と大変感謝しております。

ブログを始めて早4年目に入り、このブログという
世界が持つ魅力に益々のめり込んでいったという
実感する年でもありました。
年を重ねる毎に多くの人達との素敵な出会いの輪も
大きく広がり、人生の財産がブログにより増えている
ことがなにより嬉しく思える今日この頃です。

遊船にとってどん底を味わい、試練の年になった
昨年とはうって変わり、好調な一年になったことを
とりあえず安堵しているところです。
また、今年は念願であった保津川の環境保全を進める
NPOも立ち上げることが出来、来年以降に希望が
つなげる年になったとも感じています。

このブログも長く続けているといろいろと試行錯誤し
暗中模索に陥ることも多々ありますが、これからも
地道にのんびりと保津川の事、京都の事、
私自身の思う事を書き続けられたらいいな~
と思っております。

来年も皆様のご指導、ご鞭撻を賜りながら、より一層の
努力研鑚と感謝の心を忘れずに‘ロマン’を持って
熱く生きていこうと思います。

来年も変わるなくお付き合いのほど、
宜しく御願い申し上げます。

年末年始も寒い日が続くとの事ですが、
皆様、くれぐれもお体をご自愛くださり、
よい、お年をお迎え下さい。


    保津川下り 船頭  はっちん。



コメント

京風味漂う「茨木屋」の蒲鉾でお正月を。

2007-12-30 19:34:46 | シリーズ・京都を食う!
しばらくブログをサボっている間に、今年も
残すところあと二日になっていました。

お正月が近づくと、活気付くのがデパチカなのど食品売り場!

京都では錦市場などが有名ですが、全国各地の小売店の商品棚には
日頃、高価で目が素通りしてしまう様な高級食材が飛ぶように
売れるのもこの時期ならでは風景です。
全国の百貨店などで京都の名だたるブランド商品も注目
されます。その中でもお正月のおせち料理に欠かせない
蒲鉾の人気店が‘京かまぼこ’の「茨木屋」さんです。

明治二年(1869)に創業された京蒲鉾の老舗中の老舗で
ある茨木屋さん。生魚問屋から身を起こし、京都の夏の
食材である鱧(はも)のかまぼこ製造を中心に技術をのばし
大正・昭和両天皇の即位・大典の折には、儀式に使用される
というまでになったかまぼこ製造のパイオニア的存在。
戦後、工業製品と化した一般的に普及した蒲鉾とは一線を劃し、
あくまでも食材の質と製造技術の革新にこだわり、京都ならでは
の風土に磨かれた雅な‘かまぼこの味’を
追究している蒲鉾屋さんなのです。

京都の名だたる有名料亭や旅館の多くが茨木屋さん
のかまぼこを贔屓にしていることを見ても
その味がいかに‘本物’であるかわかります。


特に鱧を100パ-セント使用した「鱧魚羮(はもぎょかん)」
は茨木屋さんを代表する商品で、味、風味ともに絶品のひとしな。

食べてみるとその違いが容易にわかり、食事を
雅で贅沢な気分にさせてくれます。

ここにも京都独特の‘古き伝統と先進技術’の融合で
つくられる京都ブランドの凄みを知ることができます。

現社長の池内常郎氏は、京都大学農学部水産学科で
博士号を得た異才の経営者でもあり、これも京都の
特徴である‘ものづくりの精神’が企業経営に
生かされる老舗店です。

そして…この冬の私はっちんの職場でもあった店です。

そんな京風味が溢れる茨木屋さんの蒲鉾で
お正月の食卓を優雅に彩ってみてはいかがでしょうか?

*茨木屋さんの蒲鉾は全国の百貨店・スーパなど
 でお求めいただけます。

京かまぼこ・茨木屋さん



明日から浜大津アーカスでクリスマスコンサート!

2007-12-21 22:25:43 | ゴスペル&ミュージック
気が付けばもう今年もあと10日余り。
いよいよ‘カウントダウン’が近づいてきましたね!

そして今年最後のビックイベントといえば、
そう~クリスマスです!
きらびやかなイルミネーションに彩られた街の風景
が俄然クリスマス・ムードを盛りあげてきました~

クリスマスとえば「ゴスペル」を聞くことが恒例と
なっている私は、今年も明日22.23日に琵琶湖畔にある
浜大津アーカス・フェスティバルコートで開催される
「ボイス・オブ・ピース(VOP)」のクリスマスコンサート
に行く予定をしております。


琵琶湖の湖畔の美しい夜景をバックに、ソロボーカルの
迫力ある歌声と息の合ったクワイアーの美しいコーラス、
リズムカルにステップを踏み、歌うサウンドは
ステージと観客が一体となれる楽しくスピリチュアルな
ライブです。

このブログの常連さんである「大吉さん」や「えみさん」
もVOPのメンバーで、お二人とも出演されます。

そして今年は小学3年の我が娘・マリがソロボーカルとして
‘ちょっとだけ’デビューします。実力ソロが揃うVOPの中で
レベルを落さず歌えるのか?も心配ですが、
多くの観客の前で緊張せずに最後まで歌えるか?
それが最も心配ですが・・・

思い起こせば今年も本当に盛り沢山な事があり
多忙な一年でしたが、最後はクリスマスソングを
聴きながらゆっくり振り返るのもいいかもしれません。

音楽は心を和ませ‘癒し’となる不思議な力があります。
音楽は神(サンタさん?)からのステキなプレゼントですね。

師走の慌しい日々のなか、暫し日常を忘れ
サンタさんからのステキなプレゼントの‘歌’
浸ってみてはいかがでしょうか!


*VOPのコンサートは
場所:浜大津アーカス2F フェスティバルコート(無料)
22日は19:00~
23日は18:00~
の公演です

歴史学の権威・上田正昭先生にインタビュー!

2007-12-19 23:57:26 | プロジェクト・保津川
今年、亀岡で設立された「NPOプロジェクト保津川」
の広報紙の取材で、日本を代表す歴史学者である
上田正昭京都大学名誉教授のお宅へ伺い、インタビュー
をさせていただきました。

上田正昭先生といえば日本歴史学の権威で、神話学や民俗学など
広い視野から多角的に日本及び東アジアの古代史を研究・発表を
されている斯界の重鎮中の重鎮であられるお方。
日本で最も高貴な方の指南役でもあり、超有名な学者さんです。

私など一介の船頭がお会いし、ご教授いただける様な方
ではないのですが、先生がこの度、我々プロジェクト保津川
の顧問を引き受けて下さったご縁で、このたび広報担当の原田氏
と取材担当の私でご自宅に伺い、「保津川」について約2時間
ほどのインタビューをさせて頂いたという次第。

先生には「歴史学の視点からみた保津川の魅力と未来像」
として、古代京都で勢力を誇った渡来系豪族・秦氏から
角倉了以・素庵親子に至るまでの保津川~桂川のかかわり
及び果たした役割や、山と川と海との繋がりから読み取る
自然環境など、多くの示唆に富んだお話を聞かせていただき
とても勉強になるインタビューでした。

「保津川下りの船は京都と亀岡丹波を結ぶ水運という
小さな事業のことではなく、日本海物資を京都・大坂へ
運ぶというスケールの大きな事業構想だった!」という
先生の自説を述べられ、続けて
「君達もこれからの保津川に関わり、この川を‘光らす’
なら、是非この了以のスケールの大きさをモデルにして
事に当ってください。」と仰られた言葉が、
船頭の私にとって特に心に深く響きました。


インタビューの詳しい内容は、来年3月に発行予定の
「広報紙創刊号」を楽しみに待っていてください。


今後もプロジェクト保津川では、各界のいろんな方
に登場していただき、川への思い、環境への取り組み
などをお話いただく予定でいますので、このブログ
を見られた方で、ちょこっとでも興味のある方は
会員やサポートメンバーに登録して頂ければ
とても嬉しく思います。

プロジェクト保津川への申し込み、問合せはこちらからどうぞ!



保津峡でハイカー事故に思う・・・

2007-12-17 00:39:25 | 船頭
この秋、保津峡ではハイカーの負傷や遭難が相次ぎ、
我々船頭が船の操船中に発見、救助するという事態が
数件も発生しました。

同消防署の調べでは10月下旬以降、10件もの
事故があり、中には死亡したり重傷を負ったケース
もみられました。
最近、どうも保津峡の山間を歩くハイキングが
中高年の間で流行しているらしいのです。

保津峡はいわずと知れた、大自然が創った天下の要害。
標高こそ300mそこそこだが、太古の隆起後に川の
侵食で形成された典型的なⅤ字谷で傾斜も厳しく、歩行
する際の足場もない箇所も多く、けっしてハイキングに
むいている山ではありません。

我々も川のゴミ掃除や航路整備の川作業の際に
この渓谷を歩くことがありますが、途中で道が
無くなってたり、片足ほどの幅しかない道を崖に
へばり付きながら歩行しなければならない箇所も多く、
歩き慣れた者でも最善の注意と慎重さを要する所です。
それを、ガイド役も付けず、満足な下調べなしに
市販の地図を頼りに歩かれる中高年の方々。
足腰のしっかりした若者でも足場を決めるのがきつい
保津峡を歩かれる中高年の人たちの姿を、時折、船から
目撃することがあったのですが、目撃する度に
「大丈夫かな~?」といつも背中にさむいものを
感じながら眺めていました。

また、秋は落葉も多く、朝露で濡れた落葉に足をとられ
崖から転落する可能性も高く、危険度は他のシーズン
よりも高いといえます。

そして、危惧したことが現実となり、今年の秋
ハイカーの事故が多発、遊船の船で救助する事態
となったのです。
崖から転落し河原で負傷にしながら、船に助けを
求めるハイカーの人、また崖に宙ぶらりんのまま
引っ掛かり気を失っている人、それに山道で迷い
遭難し一夜を極寒の保津峡で過ごした人など様々
ですが、どの方もかなり深刻な事態には変わり
ありませんでした。

発見後は、先ずお客さんに断わり、船を止めて負傷者や
遭難者の救助に当ります。無線で消防署と警察署に連絡
し、時には救急車やヘリコブターが入れる所まで
船で搬送することもありました。

保津峡を歩くことで見れる風景の素晴らしさは
我々には本当によくわかります。
谷をと落ちる小さな滝、深く折り重なる山々、
日光を浴び光る紅葉と川面など、自分の足でその場所に
向かわなければ見ることの出来ない‘自然’がそこにあります。

その風景を求めて歩かれる気持ちはよくわかりますが、
保津峡を甘くみてはいけません。自然はけして人間の都合よく
は迎え入れてくれないこともあります。
歩かれるなら‘歩ける場所’を徹底的に調べ、保津峡に詳しい
ガイドと一緒に来られるのが絶対にいいと思います。

自然と触れ合うには、人間が自然に合わしていくこと
が最も大事な‘心がけ’だと、日々自然と生きる者として
強く感じる次第です。




船頭に誇りを!冬の保津川下りの可能性を探る・・・

2007-12-14 23:04:56 | 船頭の目・・・雑感・雑記
「冬でも川下りやってるの?」
「船頭さんは冬の間どうして生活しているの?」

この時期になると決まって受ける質問です。

どうも保津川下りは、春から秋までの気候の温暖な
時期だけのレジャーで、冬は営業を休止している
ようなイメージをお持ちの方が多い様です。

私のブログでも毎年この時期になると、冬季船の
紹介と案内をさせて頂いておりますが、まだまだ
力不足か、冬の営業はなかなか浸透していないのが
現実なのです。
乗船場も秋の混雑がウソの様に、静かになります。

船の流船数も著しく減り、それに伴い私達船頭の仕事日数も
比例して減少します。そのため多くの仲間が他業種へ職を
求めて働きに出かけることを余儀なくされます。

株式会社の様な雇用契約などは無縁の企業組合という
経営システムに起因するのですが、冬の時期の安定収入を
確保し生活基盤を守る為には致し方ない選択で、
若手を中心に多くの船頭がこの時期、一時
船を離れざる終えません。

私は毎年、冬になると忸怩たる思いにかられます。

年中通して就労できない職場が、どうして社会的に
信用ある職場といえるのか?
そしてなにより就労する我々自身がこの船頭という
仕事に誇りを持ち得ることが出来ようか?

「所詮、船頭なんて冬にはひぼしあがる家業?」
「人様に胸張って自慢できる職業ではない!」
「遊船の為に懸命に汗を流しても無駄~、それより
毎年冬の仕事を探し確保することが第一!」という
精神構造になるのも致し方ないことなのかもしれません。

このような雰囲気が職場全体に蔓延する事が、組合全体の
正常な発展を疎外する要因として根底に潜んでいることは
否定できない事実だと感じます。

私とて、その状況から逃れられない場所に立つ同じ船頭。

でも私は思う!
船頭は生涯、船頭として飯を食わねばならないと!

そのためには、今一度冬の保津峡、保津川の魅力を真剣に
研究し、冬しか味わう事のできない保津川の楽しみ方を
自らの手で創造し、プロデュースする努力を怠っては
ならないと思っている。

自然は生きものです。春になると葉が芽生え、花が咲き、
秋に紅葉で彩られ落葉となる。
それは自然の‘いのち’が演出する究極の‘美’世界です。

でも!それだけが自然のよさでは断じてありません!

葉が落ち、枝だけになる木々。躍動感に溢れ華やかに彩られた
山々は静かに眠りの時を迎え、渓谷一帯に静寂の世界が広がる。
寒さで凛と張り詰めた空気の中、櫂を漕ぐ音だけが深い渓谷に響く。
日常の喧騒とはかけ離れた、冬の保津川が見せる、飾ることの
ない、ありのままの自然がそこにあります。

保津川の大きな魅力はありのままの‘自然の姿’。

冬の自然の姿の中に「保津川の冬」の可能性を強く感じます。


*冬季船は屋根にビニールが張られ、スライドドアの
 付いたた暖房船です。
 雨が降ろうと雪が降ろうと外気からは一切シャットアウト
 されるポカポカ船です。
 その点ではシーズン中の雨降用の船よりよほどいい待遇です。
*この冬季船は3月10日まで運航します。
 中は土足厳禁なので、お乗りの際は靴を脱いで
 乗船してください。
*営業時間にも変更があります。
 最終船が2時30分に繰り上げられますのご注意下さい。
 定期船の時間も10時、11時30分、1時、2時30分です。

嵯峨清涼寺の仁王門が暴走車で破壊!

2007-12-12 23:59:01 | 京都情報
連日、花灯路で賑わう嵯峨野でビックリする様な事件が!

嵯峨釈迦堂の名称で親しまれている‘嵯峨清涼寺の仁王門
が飲酒運転の車に激突されて片方の扉が破壊されたのです!

京都府の有形文化財にも指定されている仁王門。

私も子供頃、よくくぐっていた門だけに、このニュース
には衝撃を受けました。

でも、あの門って確か正面に階段があり、車が乗り上げて
激突するなんて不思議だな~と思っていたら、裏口から
進入し、境内を爆走した後、門の内側から突っ込んだ
と聞いてさらにびっくり!門を突き破って脱出しよう
としたのでしょうか?
もし突き破っていたらアクション映画顔負けの
ウイリーシーンになったと思います。
こりゃ~相当飲んでますね~

激突した車を運転していたとされる男性は今、
酒酔い運転の容疑で右京署で取り調べを受けているそうですが、
1783年に建てられた歴史価値の高い仁王門だけに、
ほろ酔い気分の代償は相当高くつくことでしょう!

門番として立つ、あのコワ~い顔した仁王像も
怒り心頭でしょう。

これから忘年会シーズンです。
私も何件が予定が入っていますが、
お互い、飲酒には十分注意をしましょうね。
‘飲んだら乗るな’‘乗るなら飲むな’ですね~

SOULMATICS(ソウルマティックス)のライブに行ってきました!

2007-12-11 23:48:11 | ゴスペル&ミュージック
この時期になると至る所に煌びやかなイルミネーション
が飾られ、まちはクリスマスムード一色に変わります。

そんな時、聴きたいのがゴスペルソング!

てなわけで、今年のゴスペルシーズンの先頭を切って
先日、大阪の豊中市にあるアクア文化ホールに
ゴスペルグループ「SOULMATICS(ソウルマティックス)」
のクリスマスライブを聞きに行ってきました。

今回で2度目のライブですが、昨年のクリスマスコンサート
を聴いて以来、SOULMATICSの熱烈なファンになったはっちん。
今年のライブも首を長くして待っていたのです。

SOULMATICS(ソウルマティックス)」は日本のゴスペル界の
第一人者である池末信さんが率いるグループ。
その人気と実力は日本のゴスペルシーンのトップを走るとも
評され、2006年には黒人音楽の殿堂「ニューヨークアポロシアター」
のメインゲストとして東洋人で初めてステージに立ち、観客のみならず
劇場スタッフからも大絶賛を受けたいうから実力は折り紙付き!
また今年、2007年にはアメリカニューヨークで開催された
「Gospel Music Workshop of America 40th Anniversary」
に出演し、2000人のゴスペル関係者からも大絶賛されたほか
今年8月に行なわれた「世界陸上・大阪大会」にて織田裕二氏の
バックでクワイアとして出演するなど、国内外で積極的な
活動をされている本格派ゴスペルグループです。

SOULMATICS(ソウルマティックス)」の凄いところは
リードをとるボーカルとクワイアの完成度の高さです。

リードボーカルの人たちの音域の広さ、リズム感、英語の発音
ともに皆、本場アメリカのプロシンガーも真っ青の実力。
いや下手するとプロより実力が上の人が数人はいるかも?
その辺の日本のプロシンガーでは太刀打ちできない
ほどのレベルで、目を閉じて聴くと洋楽を聴いている
感覚に陥り、全く違和感がありません。
そして、高音、低音とも寸分のくるいもないクワイアの
迫力あるハーモニーが加わり、聴く者を魅了していきます。

今回は新たにクラブゴスペルという今、アメリカのクラブで
流行している最新のゴスペルミュージックにもチャレンジ
され、ビートの効いたダンサンブルで激しいステージに
会場のヒートも最高潮!私も踊り出したくなるような
本当に楽しくかっこいい!ステージでした。

また信先生とTOKYO・SOULMATICSの女性シンガーとが
デュエットされた‘スマイル’というオリジナルの曲
では、その美しいハーモニーと歌詞に鳥肌が立ちました。

いつも最先端の音楽シーンとゴスペル本来の精神性を
上手く融合させ‘見せて聴かせる’ステージを演出
してくれるSOULMATICS。
今年、私のクリスマス気分を大いに盛り上げてくれました。

しかし、神を賛美するゴスペルをここまで世俗ぽく自由に
歌い踊れることが許されるアメリカの懐の深さは偉大です。
だから、世界をリードする新しい文化を創造できるのですね。

SOULMATICSのHPです。



未来の保津川を花で飾る!さくらの植樹事業がスタート!

2007-12-10 19:46:16 | 保津川エコ・グリーン委員会
今日12月10日に保津川遊船エコ・グリーン委員会
による初めての「さくらの植樹事業」が、渓谷の中でも
最も花が多く美しい所と呼ばれる‘女淵’(おんなぶち)
で実施されました!

我々船頭の手で「保津峡の渓谷を美しく!」を合言葉に
今年、設立された遊船の「エコ・グリーン委員会」。
その委員会による記念すべき初めての植樹事業です。

今日は早朝7時30分に委員会メンバー8名にヘルプとして
4名が加わり、計12名が乗船場に集合、一日掛けて
23本のさくらを植樹する段取りです。

この時期の保津川名物‘朝霧’が一面を覆う寒い朝。
前日に用意しておいた‘さくらの苗’や鹿防護ネット、
肥料などを船に積み込みます。苗といっても3m近い長さ
がある樹齢3才くらいの若木です。もちろん根と土付き
なので、船の中は人が座る所もないほどの窮屈さ。
でも、念願であったさくらの植樹ができる喜びで
メンバーみんなの顔は活き活きとしていました。

出航してから約30分ほどで現場である‘女淵’に到着。
さくらの苗や植樹に必要な道具を船から岸に上げると
植樹リーダーである林真さんの指揮のもと、早速、作業の開始。
林さんは船頭になる前、プロの庭師だった人物で植樹未経験者
がメンバーに多い委員会にとって、最も頼りになる男です!
草刈機で雑木や草の刈りをする者、スコップで穴を掘る者、
さくらの苗に防寒用のテープを巻く者などに手分けして
持ち場にあたり、作業の効率化を進めます。

みんな慣れない作業でしたが、メンバーの物覚えは早く
手際よく、さくらが順々に植えられていきます。
この時期は日が暮れるのが早いので植付けは時間との勝負!
船で来たので、今日の3時過ぎには23本のさくらを植え終え
現場を離れないと嵐山までに日が暮れてしまう心配をしていた
のですが、このペ―スならそれも杞憂に終りそうな手応えです。

昼までに13本の植樹を終え、昼以降はみんな作業に慣れてきて
さらにスピードがアップし、残り10本を約1時間半で植え終え
全ての工程を終了したのでした。

全ての作業を終え、みんなで記念写真を撮りました!
このみんなの‘笑顔’が、歴史ある保津峡の自然に
「自分達で計画し、自分達が植えたんだ!」という
‘足跡’が残せた喜びと達成感を表していますね!!

1200年という水運の歴史を誇り、遊船となっても
100年以上の歴史がある保津川。
その間、多くの先輩諸氏によって守られてきた渓谷の自然。
我々はその遺産により今、美しい花盛りの保津川を満喫する
ことが出来るのです。しかし、今日ここに
私達、保津川遊船企業組合エコ・グリーン委員会によって
「保津川花と緑の植樹事業」が再び復活したのです!

今回の植樹はまだ‘ほんの小さな一歩’かもしれません。
が、みんなの気持ちが一つになり、大きな夢へ踏み出した
という実感ある記念すべき‘第一歩’であったと確信します。

30~40年の時を経て、このさくらが花開き、艶やかに
保津峡を彩った時、訪れる人の目を楽しませ心まで癒していく。
そしてなにより、遊船の伝統を受け継ぐ後輩達への
我々先輩からのプレゼントになれば、こんなに嬉しく
ロマンチックなことはありませんね。

今後、エコ・グリーン委員会では毎年、さくらをはじめ、
もみじやアジサイ、ムクゲなどの花の植樹事業を計画し
推進していく予定で‘保津峡すべてを花々で飾る’という
大構想実現へ向けて歩んで行きます!

‘人間は生きた証として何を残すのか?’

その答えが少しわかる気がした植樹事業でした。

「保津川下りの船頭さん」のアクセスが急上昇!!!???

2007-12-10 17:51:39 | 船頭
なぜ!!!いったい!!!

昨日の私はっちんのブログランキングをのぞいて見てビックリ!

『【保津川下りの船頭さん】のアクセス状況です。

 日付   閲覧数  アクセスIP数  ランキング

12/09(日)  748 pv   444 ip   494位(913801 BLOG中 )』

秋の紅葉シーズンが終わって以来、落ち着きを取り戻していた
「保津川下りの船頭さん」ブログのアクセスが
急に増え、なんと494位にランキングされました!
何が起こったのでしょうか???